重賞ウィナーレポート

2009年04月11日 NZトロフィー G2

2009年04月11日 中山競馬場 晴 良 芝 1600m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:サンカルロ

プロフィール

生年月日
2006年02月05日 03歳
性別/毛色
牡/黒鹿毛
戦績
国内:7戦3勝
総収得賞金
496,215,000円
シンボリクリスエス(USA)
母 (母父)
ディーバ  by  Crafty Prospector(USA)
馬主
(有) 社台レースホース
生産者
(有)社台コーポレーション白老ファーム (白老)
調教師
大久保 洋吉
騎手
吉田 豊
 先週に白老ファームの橋本裕充場長にこの取材でお話をうかがったところ、

 「毎週、こんな嬉しい話ができたらいいですね」

 と笑顔で話してくれたが、間を置かず、また橋本場長に喜びの声を聞くことができた。

 「本当に嬉しい勝利ですね。道中は口を割ってかかっているようにも見えたのですが、直線に入ってからの脚は完勝といっていいほどでした」(橋本場長)

 実力の高さは認められながらも、勝ちきれないレースが続いていたサンカルロではあったが、年明けのクロッカスSを勝利して待望のオープン入り。G2スプリングSこそ0秒2差及ばず2着に敗れているが、このニュージーランドTで改めてマイル適正の高さを証明した。

 「これまでの走りを見てもマイルがあっているのかもしれません。このままマイル路線を進んでいくことになると思いますが、そうなるとG1NHKマイルCも楽しみですね」(橋本場長)

 実は橋本場長がNHKマイルCを楽しみにしている理由はサンカルロの活躍だけではない。本番では一番人気となるであろうブレイクランアウトの母、キューも白老ファームで繋養中である。

 ちなみに母キューはディープインパクトの牡馬を出産しているが、サンカルロの母であるディーバもダイワメジャーを父に持つ牝馬を出産している。

 「かっちりとした馬に出ています。サンカルロも当歳の頃は似たような印象がありました」

 と橋本場長。春のG1シーズンに入ってから好調な白老ファームの生産馬だけに、今週の重賞だけでなく、NHKマイルカップでのサンカルロとブレイクランアウトのワンツーフィニッシュも充分に考えられる。