重賞ウイナーレポート

2006年12月03日 阪神ジュベナイルフィリーズ G1

2006年12月03日 阪神競馬場 晴 良 芝 1600m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:ウオッカ

プロフィール

生年月日
2004年04月04日 02歳
性別/毛色
牝/鹿毛
戦績
国内:3戦2勝
総収得賞金
1,304,876,000円
タニノギムレット
母 (母父)
タニノシスター  by  ルション(USA)
馬主
谷水 雄三
生産者
カントリー牧場 (静内)
調教師
角居 勝彦
騎手
四位 洋文
  • 牧場を預かる西山場長
    牧場を預かる西山場長
  • 母タニノシスター
    母タニノシスター
 2歳牝馬チャンピオン決定戦の阪神ジュヴェナイルフィリーズは、新ひだか町のカントリー牧場生産のウオッカ(牝2 父タニノギムレット 母タニノシスター 栗東・角井厩舎)が1分33秒1で優勝。ダービー3勝の名門牧場に、初の牝馬G1タイトルをもたらした。
 カントリー牧場は1963年、現代表の谷水雄三氏の父親である谷水信夫氏によって創設された。「自分の理想とする馬を作りたい」という思いからスタートした同牧場は、若いうちから馬を鍛えるという谷水流ハードトレーニングで鳴らし、これまでにタニノハローモア、タニノムーティエ(ニ冠)、タニノギムレットと3頭のダービー馬はじめマーチス(皐月賞)、タニノチカラ(天皇賞・秋、有馬記念)と次々と活躍馬を送り出している。現在、繁殖牝馬は17頭前後。最盛期からは3分の1程度に減ったが、馬にかける手を考えれば、これくらいが理想だという。
 そんな中から生まれたのがウオッカである。
 西山貴司場長は「1頭強い馬がいたので、まさか勝てるとは思っていなかったです。それでも、タニノギムレットの仔でまたG1レースを勝てるとは嬉しい限り」と相好を崩した。牧場時代はとくに目立つところがなかったそうだが「調教が進むにつれて頭角を現してきた」という孝行娘は、最後の直線で父譲りの豪脚を披露した。
 「(タニノギムレットは)、自分たちでも可能なかぎり種付をしていますが、それ以外でも毎年たくさんの人に種付してもらって、幸せな馬だと思います。そういった期待に応えられてほっとしています」と安堵の表情を見せた。
 カントリー牧場生産馬の重賞制覇は、そのタニノギムレット以来4年半ぶり。「あせりはなかったですが、現状に満足せず、常に前向きに取り組んできたことが結果に結びついたと思います」。2歳女王は、今後、来春の桜花賞、オークスの有力候補にとなったが「とにかく無事に出走して欲しいですね。出走しなければ結果を出しようがありませんでしたから」とエールを送った。