2009年04月25日 福島牝馬S G3
優勝馬:ブラボーデイジー
プロフィール
- 生年月日
- 2005年03月28日 04歳
- 性別/毛色
- 牝/芦毛
- 戦績
- 国内:15戦4勝
- 総収得賞金
- 229,870,000円
- 母 (母父)
- ブラボーサンライズ by サンデーサイレンス(USA)
- 馬主
- 松岡 隆雄
- 生産者
- ヤナガワ牧場 (門別)
- 調教師
- 音無 秀孝
- 騎手
- 生野 賢一
昨年夏の初勝利から僅か7戦目、ブラボーデイジーが重賞の壁を突破した。古馬牝馬戦線に新星の登場だ。
本馬を生産したヤナガワ牧場は日高町福満にあり、繁殖牝馬37頭、スタッフ10名の牧場。過去、フェブラリーSの覇者サンライズバッカスや重賞3勝を挙げたサンライズペガサスらを輩出している。最近種牡馬入りしたコパノフウジンも生産馬で、この春は同牧場でも種付けを予定しているそうだ。
梁川正普社長にお話を伺うと、
「先行力のある馬なので、小回りの福島コースで前々の位置から流れに乗っていければ、掲示板ぐらいはあるかなと思っていました。レース序盤から手応えが良かったので、まだ大丈夫、大丈夫と思いながら見守っていました。4コーナーを過ぎてから、うまくいけば残れるかなと思っていたら、見事先頭でゴールインしてくれましたね。最後の直線は長く感じました(苦笑)」
と、レースを振り返った。
「今回は道悪馬場も味方した感じですが、よく勝ってくれました。今後はどんな馬場でも、相手が強くなっても太刀打ちできるように、力を付けていって欲しいですね。」
と、エールを送る。次走予定のヴィクトリアマイルには、牧場の方も現地へ応援に駆け付ける予定だそうだ。
本馬の母ブラボーサンライズは松岡隆雄オーナーの預託馬。気性の強いところはあるが、受胎は良く、仔出しの良い繁殖牝馬だという。初仔のサンライズポラリス、2番仔のサンライズグラスともに中央競馬で勝ち上がった。
「昨秋デビューしたブラボーデイジーの半弟ラッキーポケット(牡3歳・父ジャングルポケット)も馬っぷりの良い馬で、今後のレースぶりを楽しみにしています。」
と、期待を寄せている。
2歳の半妹(父ジャングルポケット)、1歳の半弟(父ストラヴィンスキー)、当歳の半弟(父ジャングルポケット)も順調だそうで、母ブラボーサンライズは今年アグネスデジタルの交配を予定しているそうだ。
「母馬は毎年違ったタイプの馬を出していますね。ブラボーデイジーは牝馬にしては大人しい印象でしたが、他の兄弟馬同様に元気がありました。」
と、当時を振り返った。
本馬の戦績を見直してみると、初勝利から1年足らずで重賞ウイナーとなったが、初勝利まで8戦を要した。後の快進撃を思えば意外な戦歴だ。
「この馬は初勝利まで時間がかかりました。幸いにも勝つことができて、ついには重賞を勝つまでになってくれました。しかしながら、運悪く早期に勝ち上がれないと、競走馬として走る機会すら失ってしまう厳しい現実があります。馬の中には、晩成のタイプもいるし、トモがゆるくて時間がかかる馬や、除外ラッシュを受けて調子が狂い、能力があっても結果を出せなかった馬は数知れません。もう少し、馬本位の番組づくりを考えてくれると有難いです。」
と、重賞制覇の喜びの感情の一方で、幾多の競走馬と向き合う中での苦労も強調していた。
競走馬の戦いはとてもシビアであり、ブラボーデイジーのように重賞レースを勝つことはなかなか容易ではない。どんなに期待している馬であっても、まずはレースに出走し、なおかつ勝たなくては生き残っていけない。“どの馬にも活路を見いだせるチャンスを与えて欲しい”という梁川社長の思いは、今、多くのホースマンが抱いている切なる願望だろう。
本馬を生産したヤナガワ牧場は日高町福満にあり、繁殖牝馬37頭、スタッフ10名の牧場。過去、フェブラリーSの覇者サンライズバッカスや重賞3勝を挙げたサンライズペガサスらを輩出している。最近種牡馬入りしたコパノフウジンも生産馬で、この春は同牧場でも種付けを予定しているそうだ。
梁川正普社長にお話を伺うと、
「先行力のある馬なので、小回りの福島コースで前々の位置から流れに乗っていければ、掲示板ぐらいはあるかなと思っていました。レース序盤から手応えが良かったので、まだ大丈夫、大丈夫と思いながら見守っていました。4コーナーを過ぎてから、うまくいけば残れるかなと思っていたら、見事先頭でゴールインしてくれましたね。最後の直線は長く感じました(苦笑)」
と、レースを振り返った。
「今回は道悪馬場も味方した感じですが、よく勝ってくれました。今後はどんな馬場でも、相手が強くなっても太刀打ちできるように、力を付けていって欲しいですね。」
と、エールを送る。次走予定のヴィクトリアマイルには、牧場の方も現地へ応援に駆け付ける予定だそうだ。
本馬の母ブラボーサンライズは松岡隆雄オーナーの預託馬。気性の強いところはあるが、受胎は良く、仔出しの良い繁殖牝馬だという。初仔のサンライズポラリス、2番仔のサンライズグラスともに中央競馬で勝ち上がった。
「昨秋デビューしたブラボーデイジーの半弟ラッキーポケット(牡3歳・父ジャングルポケット)も馬っぷりの良い馬で、今後のレースぶりを楽しみにしています。」
と、期待を寄せている。
2歳の半妹(父ジャングルポケット)、1歳の半弟(父ストラヴィンスキー)、当歳の半弟(父ジャングルポケット)も順調だそうで、母ブラボーサンライズは今年アグネスデジタルの交配を予定しているそうだ。
「母馬は毎年違ったタイプの馬を出していますね。ブラボーデイジーは牝馬にしては大人しい印象でしたが、他の兄弟馬同様に元気がありました。」
と、当時を振り返った。
本馬の戦績を見直してみると、初勝利から1年足らずで重賞ウイナーとなったが、初勝利まで8戦を要した。後の快進撃を思えば意外な戦歴だ。
「この馬は初勝利まで時間がかかりました。幸いにも勝つことができて、ついには重賞を勝つまでになってくれました。しかしながら、運悪く早期に勝ち上がれないと、競走馬として走る機会すら失ってしまう厳しい現実があります。馬の中には、晩成のタイプもいるし、トモがゆるくて時間がかかる馬や、除外ラッシュを受けて調子が狂い、能力があっても結果を出せなかった馬は数知れません。もう少し、馬本位の番組づくりを考えてくれると有難いです。」
と、重賞制覇の喜びの感情の一方で、幾多の競走馬と向き合う中での苦労も強調していた。
競走馬の戦いはとてもシビアであり、ブラボーデイジーのように重賞レースを勝つことはなかなか容易ではない。どんなに期待している馬であっても、まずはレースに出走し、なおかつ勝たなくては生き残っていけない。“どの馬にも活路を見いだせるチャンスを与えて欲しい”という梁川社長の思いは、今、多くのホースマンが抱いている切なる願望だろう。