2009年09月21日 エルムS G3
優勝馬:マチカネニホンバレ
プロフィール
- 生年月日
- 2005年04月26日 04歳
- 性別/毛色
- 牡/鹿毛
- 戦績
- 国内:12戦7勝
- 総収得賞金
- 183,375,000円
- 母 (母父)
- マチカネチコウヨレ(USA) by Deputy Minister(CAN)
- 馬主
- 細川 益男
- 生産者
- 待兼牧場 (門別)
- 調教師
- 藤沢 和雄
- 騎手
- 北村 宏司
秋のシルバーウィーク変則3日間開催の最後を飾る「第14回エルムS」(G3、ダート1800m)が新潟競馬場で行われ、2番人気で北村宏司騎手騎乗のマチカネニホンバレ(牡4歳、父シンボリクリスエス)がゴール前の混戦を制して1分51秒1で優勝した。2001年から生産事業を本格化させた待兼牧場(日高)にとっては、嬉しい生産馬の重賞勝馬第1号となった。
「厩舎スタッフはじめ、この馬に携わった人たちには本当に感謝しています。私たち生産者に出来ることは、丈夫な馬をつくるという事だけですから」と待兼牧場の和田晃一総務部長が淡々とレースをふりかえった。生産馬による重賞初制覇。しかし、同牧場には喜びに沸く、という雰囲気はなかった。「嬉しいことは嬉しいのですが、牧場の目標はG1レースです。これに浮かれることなく、次の目標にむけて気持ちを切り替えたていきたい」と表情を引き締めた。
同牧場は「少数精鋭で、とにかく良い馬づくりをしたい」という細川益男オーナーの考えのもと、2001年に生産部門を本格的にスタートさせた。厳選された繁殖牝馬だけをおき、それぞれの馬にあわせた生産、育成、調教を行なっている。
マチカネニホンバレの母マチカネチコウヨレは「マチカネキンノホシの妹という縁もあってアメリカで購入した馬です」という。しかし、父のデピュティミニスターは米国のチャンピオンサイアーで、母は米国の賞金王アリシーバの全妹という血統。競走馬としてデビューは出来なかったが、世界的な良血馬だ。「細川会長と相談しながら決めた」というシンボリクリスエスを父に、マチカネニホンバレは、その2番仔として生まれた。血統的には期待の大きな馬だったが、牧場時代の評価はそれほど高くはなかったという。
「脚が長い馬という印象ですね。それが強く印象に残っています。大きな馬でしたが性格が穏やかで、本当に手がかかりませんでした。そのせいか、馴致や育成時代のこともあまり印象に残らないほどです」という。1歳夏までを同牧場で過ごした同馬は育成の専門牧場に移動し、そして3歳6月に競走馬としてデビューを迎えた。「大きな馬で仕上がるのに少々時間を要しましたが、それからは順調ですね。今回はゴールでは負けたかな、とも思ったのですが良く頑張ってくれました」と同馬を称えた。
「素晴らしい施設と、そして馬を与えていただいたオーナーの気持ちに応えたい。そのためにも生産馬でG1レースに勝ちたいです」という。すでに同牧場では当歳馬は離乳を、1歳馬はブレーキングを開始している。振り返るヒマはなく、目標のG1レースに向かって牧場は日々精進している。
「厩舎スタッフはじめ、この馬に携わった人たちには本当に感謝しています。私たち生産者に出来ることは、丈夫な馬をつくるという事だけですから」と待兼牧場の和田晃一総務部長が淡々とレースをふりかえった。生産馬による重賞初制覇。しかし、同牧場には喜びに沸く、という雰囲気はなかった。「嬉しいことは嬉しいのですが、牧場の目標はG1レースです。これに浮かれることなく、次の目標にむけて気持ちを切り替えたていきたい」と表情を引き締めた。
同牧場は「少数精鋭で、とにかく良い馬づくりをしたい」という細川益男オーナーの考えのもと、2001年に生産部門を本格的にスタートさせた。厳選された繁殖牝馬だけをおき、それぞれの馬にあわせた生産、育成、調教を行なっている。
マチカネニホンバレの母マチカネチコウヨレは「マチカネキンノホシの妹という縁もあってアメリカで購入した馬です」という。しかし、父のデピュティミニスターは米国のチャンピオンサイアーで、母は米国の賞金王アリシーバの全妹という血統。競走馬としてデビューは出来なかったが、世界的な良血馬だ。「細川会長と相談しながら決めた」というシンボリクリスエスを父に、マチカネニホンバレは、その2番仔として生まれた。血統的には期待の大きな馬だったが、牧場時代の評価はそれほど高くはなかったという。
「脚が長い馬という印象ですね。それが強く印象に残っています。大きな馬でしたが性格が穏やかで、本当に手がかかりませんでした。そのせいか、馴致や育成時代のこともあまり印象に残らないほどです」という。1歳夏までを同牧場で過ごした同馬は育成の専門牧場に移動し、そして3歳6月に競走馬としてデビューを迎えた。「大きな馬で仕上がるのに少々時間を要しましたが、それからは順調ですね。今回はゴールでは負けたかな、とも思ったのですが良く頑張ってくれました」と同馬を称えた。
「素晴らしい施設と、そして馬を与えていただいたオーナーの気持ちに応えたい。そのためにも生産馬でG1レースに勝ちたいです」という。すでに同牧場では当歳馬は離乳を、1歳馬はブレーキングを開始している。振り返るヒマはなく、目標のG1レースに向かって牧場は日々精進している。