2005年05月15日 新潟大賞典 G3
優勝馬:エアセレソン
プロフィール
- 生年月日
- 2000年05月08日 05歳
- 性別/毛色
- 牡/黒鹿毛
- 戦績
- 国内:16戦7勝
- 総収得賞金
- 167,562,000円
- 母 (母父)
- リボンストライプ by トニービン(IRE)
- 馬主
- (株) ラッキーフィールド
- 生産者
- 藤原牧場 (静内)
- 調教師
- 伊藤 雄二
- 騎手
- 藤田 伸二
本馬のふるさとは静内町御園の藤原牧場。
静内川中流の河川敷に整備された広い放牧地を持つが、創業1903年と日高では最も歴史のある牧場の一つと言える。
かつてサクラユタカオー(‘86天皇賞・秋)、サクラスターオー(‘87皐月賞、菊花賞)、ウイニングチケット(’93ダービー)など名馬を続々と輩出した名門牧場だ。
現在23頭の繁殖牝馬を12名のスタッフで飼養する。
五代目の藤原悟郎社長は、ロイヤルタッチ(‘95ラジオ短波杯3歳S)以来の重賞制覇に「9年振りになります。本当に長かったので嬉しいですね」と安堵の笑みを浮かべる。
また、本馬の初重賞制覇を新潟競馬場で観戦した藤原社長は、見事な差し切り勝ちに「新潟の最後の直線はスタンドから見難いので(騎手の)帽子の色とモニターテレビで、差して来ているのが分かりました。楽なレース展開ではありませんでしたけれど、本馬は並んだら、かわしてくれる馬なので勝てそうだと思いました」と本馬を讃える。
名血を継ぐ本馬だが、母はリボンストライプ(母の父トニービン)で、母の兄弟に前述の全兄ウイニングチケット、半弟ロイヤルタッチ(父サンデーサイレンス)等がいるが、祖母(母の母)はパワフルレディ。
曽祖母ロッチテスコの産駒にカリスタグローリ、4代母にスターロッチ(‘60オークス、有馬記念)がいて4代母からの一族にハードバージ(皐月賞)サクラユタカオー(天皇賞・秋)など活躍馬が多数いる。日本有数の名牝系だ。
本馬は2000年の北海道10月市場の取引馬だが、落札時の写真を見ていただくと「母親と母親の全兄ウイニングチケットの馬格とよく似ていますよ」(藤原社長)と両馬の立ち写真を見せてくれた。
3頭とも同じ黒鹿毛で「トニービンの体型を引き継いでいるようですね」と、よく似た3頭の写真を眺め「ウイニングチケットは、幼駒の頃に大怪我をして心配させられましたし、母も走る馬だったのですが“札付きのワル”で、札幌のデビュー戦で入場直後に騎手を落として怪我をさせてしまいました。今は少し落ち着きましたよ」と懐かしむ。
トニービンからの“鋭い差し脚”血統はしっかりと本馬まで引き継がれたようだ。
本馬の兄弟に半兄レオハリウッド(父エルハーブ、中央1勝・地方1勝)などがいて本馬は第3仔となる。半弟の2歳牡(父タイキシャトル)は門別の育成場にいるが、間もなく入厩も決まりそうで、デビューへ向けて期待が高まる。
半妹1歳(父アグネスタキオン)は同牧場で中間育成中、今年4月には当歳(父カリズマティック)が誕生している。
藤原社長は終わりに「(重賞制覇に)間が空きましたので心配でしたが、何時か勝ってくれると信じていました。本馬には無事に走り続けて、おじさん達に近い成績を残してもらいたい」と期待する。
これだけの実績を継ぐ良血の後継馬たちに、本馬の快挙が火付け役になりそうな雰囲気で、兄弟馬や近親の産駒たちの活躍にも期待の膨らむ藤原牧場だ。1回新潟のメインイベント・第27回新潟大賞典(GIII)は、藤田伸二騎乗のエアセレソン(牡5歳、父チーフベアハート)がハンデ戦らしいゴール前の大混戦をクビ差制して、重賞初制覇を果たした。
静内川中流の河川敷に整備された広い放牧地を持つが、創業1903年と日高では最も歴史のある牧場の一つと言える。
かつてサクラユタカオー(‘86天皇賞・秋)、サクラスターオー(‘87皐月賞、菊花賞)、ウイニングチケット(’93ダービー)など名馬を続々と輩出した名門牧場だ。
現在23頭の繁殖牝馬を12名のスタッフで飼養する。
五代目の藤原悟郎社長は、ロイヤルタッチ(‘95ラジオ短波杯3歳S)以来の重賞制覇に「9年振りになります。本当に長かったので嬉しいですね」と安堵の笑みを浮かべる。
また、本馬の初重賞制覇を新潟競馬場で観戦した藤原社長は、見事な差し切り勝ちに「新潟の最後の直線はスタンドから見難いので(騎手の)帽子の色とモニターテレビで、差して来ているのが分かりました。楽なレース展開ではありませんでしたけれど、本馬は並んだら、かわしてくれる馬なので勝てそうだと思いました」と本馬を讃える。
名血を継ぐ本馬だが、母はリボンストライプ(母の父トニービン)で、母の兄弟に前述の全兄ウイニングチケット、半弟ロイヤルタッチ(父サンデーサイレンス)等がいるが、祖母(母の母)はパワフルレディ。
曽祖母ロッチテスコの産駒にカリスタグローリ、4代母にスターロッチ(‘60オークス、有馬記念)がいて4代母からの一族にハードバージ(皐月賞)サクラユタカオー(天皇賞・秋)など活躍馬が多数いる。日本有数の名牝系だ。
本馬は2000年の北海道10月市場の取引馬だが、落札時の写真を見ていただくと「母親と母親の全兄ウイニングチケットの馬格とよく似ていますよ」(藤原社長)と両馬の立ち写真を見せてくれた。
3頭とも同じ黒鹿毛で「トニービンの体型を引き継いでいるようですね」と、よく似た3頭の写真を眺め「ウイニングチケットは、幼駒の頃に大怪我をして心配させられましたし、母も走る馬だったのですが“札付きのワル”で、札幌のデビュー戦で入場直後に騎手を落として怪我をさせてしまいました。今は少し落ち着きましたよ」と懐かしむ。
トニービンからの“鋭い差し脚”血統はしっかりと本馬まで引き継がれたようだ。
本馬の兄弟に半兄レオハリウッド(父エルハーブ、中央1勝・地方1勝)などがいて本馬は第3仔となる。半弟の2歳牡(父タイキシャトル)は門別の育成場にいるが、間もなく入厩も決まりそうで、デビューへ向けて期待が高まる。
半妹1歳(父アグネスタキオン)は同牧場で中間育成中、今年4月には当歳(父カリズマティック)が誕生している。
藤原社長は終わりに「(重賞制覇に)間が空きましたので心配でしたが、何時か勝ってくれると信じていました。本馬には無事に走り続けて、おじさん達に近い成績を残してもらいたい」と期待する。
これだけの実績を継ぐ良血の後継馬たちに、本馬の快挙が火付け役になりそうな雰囲気で、兄弟馬や近親の産駒たちの活躍にも期待の膨らむ藤原牧場だ。1回新潟のメインイベント・第27回新潟大賞典(GIII)は、藤田伸二騎乗のエアセレソン(牡5歳、父チーフベアハート)がハンデ戦らしいゴール前の大混戦をクビ差制して、重賞初制覇を果たした。