2009年12月13日 カペラS G3
優勝馬:ミリオンディスク
プロフィール
- 生年月日
- 2004年03月29日 05歳
- 性別/毛色
- 牡/栗毛
- 戦績
- 国内:19戦8勝
- 総収得賞金
- 230,349,000円
- 母 (母父)
- ハッピーリクエスト by トニービン(IRE)
- 馬主
- (有) 社台レースホース
- 生産者
- 社台ファーム (千歳)
- 調教師
- 荒川 義之
- 騎手
- 村田 一誠
19戦目にして待望の重賞タイトルを掴んだミリオンディスクだが、その戦歴の中には地方園田競馬で戦った2戦2勝も含まれている。
「2歳の11月にデビューを迎えていますが、このレースの後で故障が判明し、復帰を果たしたときには中央での未勝利戦が終わっていたこともあり、園田で復帰することとなったのです」とは社台ファーム事務局の長浜卓也さん。約一年の休養を経てからの復帰となったミリオンディスクだが、その影にはこの血統が持つ高い能力を、レースで証明したいという関係者の思いもあった。
「兄弟にはリクエストソング(きさらぎ賞(G3)2着)、また近親にもモノポール(富士S(G3)2着)やクイーンソネット(新潟記念(G3)2着)など、次々とオープン馬が誕生している素晴らしい母系なのですが、不思議なことにこれまで、重賞タイトルとは縁がありませんでした。素晴らしい血統にも関わらず、ブラックタイプには細い文字が並んでいたので、念願叶って重賞勝ちを示す太文字を書き記すことができました」(長浜さん)
園田で2勝をあげたミリオンディスクは、その後、中央に再転入すると、着実にクラスをあげていき、今年の1月にはついにオープン入りを果たす。5月には栗東Sでオープンでの勝利もあげ、ついに望んだ初めての重賞挑戦が、このカペラS(G3)だった。
「栗東S、そして前走の霜月Sと内容も良かったですし、期待は持ってレースを見ていました。でも休養時や、ここまでの経緯が思い出されて、『よく重賞まで来てくれたな」との思いの方が大きかったですね」(長浜さん)
重賞勝ち馬も出走するなど、メンバーも揃ったこのレースにおいて、ミリオンディスクはこれまでの経験を糧とするかのように、直線に入ると馬群から抜けだし、前を行く馬を交わしたところが感動のゴールとなった。
「今回の重賞勝ちに際して、辛抱強く接してくれた調教師の先生や厩舎スタッフの皆さん、そして調整でお世話になった山元トレーニングセンターとグリーンウッドトレーニングの皆さん。何よりも再転入してからも応援してくれたクラブ会員の皆さんに、改めてお礼を言いたいです」(長浜さん)
このミリオンディスクの勝利も含め、12日、13日の中央競馬で15勝をあげた社台ファーム生産馬だが、この好調の要因を長浜さんに訪ねると、「15勝という数字を支えてくれたのは、それだけレースを使う機会を作ってくれた厩舎関係者の方たちであり、また少しでも勝つ可能性の高いレース選択をしてくれたからだと思います。そして、これだけの素晴らしい結果を導いてくれた担当スタッフの方や、能力を引き出してくれた騎手の方のおかげでもありますね」と感謝の言葉で返してくれた。
リーディングブリーダーにおける牧場別勝利数では抜けた成績を残している社台ファームだが、その強さの一因は、このように牧場と厩舎が一体となってレースへと向かう姿勢にも現れている。それを怪我や休養を乗り越えての重賞勝ちという最高の結果で証明してくれたのが、ミリオンディスクではないだろうか。
「2歳の11月にデビューを迎えていますが、このレースの後で故障が判明し、復帰を果たしたときには中央での未勝利戦が終わっていたこともあり、園田で復帰することとなったのです」とは社台ファーム事務局の長浜卓也さん。約一年の休養を経てからの復帰となったミリオンディスクだが、その影にはこの血統が持つ高い能力を、レースで証明したいという関係者の思いもあった。
「兄弟にはリクエストソング(きさらぎ賞(G3)2着)、また近親にもモノポール(富士S(G3)2着)やクイーンソネット(新潟記念(G3)2着)など、次々とオープン馬が誕生している素晴らしい母系なのですが、不思議なことにこれまで、重賞タイトルとは縁がありませんでした。素晴らしい血統にも関わらず、ブラックタイプには細い文字が並んでいたので、念願叶って重賞勝ちを示す太文字を書き記すことができました」(長浜さん)
園田で2勝をあげたミリオンディスクは、その後、中央に再転入すると、着実にクラスをあげていき、今年の1月にはついにオープン入りを果たす。5月には栗東Sでオープンでの勝利もあげ、ついに望んだ初めての重賞挑戦が、このカペラS(G3)だった。
「栗東S、そして前走の霜月Sと内容も良かったですし、期待は持ってレースを見ていました。でも休養時や、ここまでの経緯が思い出されて、『よく重賞まで来てくれたな」との思いの方が大きかったですね」(長浜さん)
重賞勝ち馬も出走するなど、メンバーも揃ったこのレースにおいて、ミリオンディスクはこれまでの経験を糧とするかのように、直線に入ると馬群から抜けだし、前を行く馬を交わしたところが感動のゴールとなった。
「今回の重賞勝ちに際して、辛抱強く接してくれた調教師の先生や厩舎スタッフの皆さん、そして調整でお世話になった山元トレーニングセンターとグリーンウッドトレーニングの皆さん。何よりも再転入してからも応援してくれたクラブ会員の皆さんに、改めてお礼を言いたいです」(長浜さん)
このミリオンディスクの勝利も含め、12日、13日の中央競馬で15勝をあげた社台ファーム生産馬だが、この好調の要因を長浜さんに訪ねると、「15勝という数字を支えてくれたのは、それだけレースを使う機会を作ってくれた厩舎関係者の方たちであり、また少しでも勝つ可能性の高いレース選択をしてくれたからだと思います。そして、これだけの素晴らしい結果を導いてくれた担当スタッフの方や、能力を引き出してくれた騎手の方のおかげでもありますね」と感謝の言葉で返してくれた。
リーディングブリーダーにおける牧場別勝利数では抜けた成績を残している社台ファームだが、その強さの一因は、このように牧場と厩舎が一体となってレースへと向かう姿勢にも現れている。それを怪我や休養を乗り越えての重賞勝ちという最高の結果で証明してくれたのが、ミリオンディスクではないだろうか。