2009年06月21日 マーメイドS G3
優勝馬:コスモプラチナ
プロフィール
- 生年月日
- 2003年04月20日 06歳
- 性別/毛色
- 牝/鹿毛
- 戦績
- 国内:39戦6勝
- 総収得賞金
- 123,538,000円
- 父
- ステイゴールド
- 母 (母父)
- グレースマリヤ by グルームダンサー(USA)
- 馬主
- (有) ビッグレッドファーム
- 生産者
- 荒井ファーム (門別)
- 調教師
- 宮 徹
- 騎手
- 和田 竜二
阪神競馬場で行われたマーメイドステークス(G3)はコスモプラチナが逃げ切り勝ちを決め、初重賞制覇を飾った。生産は日高町の荒井ファーム。本馬の半姉コスモフォーチュンに続く、嬉しい重賞勝ちに牧場は沸いている。
荒井ファームの荒井孝則さんは、
「雨は良くない馬なので、良馬場で走れたらと願っていました。今回は開幕週の絶好の馬場で枠も1番を引けたし、この馬に向く条件が揃ったなと思って見ていました。道中は単騎で逃げることができ、直線に向いても手応えが良かったので、もしかしたら入着できるのではと期待していたら、見事に逃げ切ってくれましたね。重賞ではメンバーも強く、なかなか逃げ切れずにいたので、1着でゴールインできた時はびっくりしました。」
と、率直な感想を伝えてくれた。
預託馬を含めると繁殖牝馬30頭に及ぶ同牧場は、荒井さんご家族とパート1名で切り盛りしている。レース当日、荒井さんは“見せ場があれば良いな”と思いながら、仕事の合間を縫ってテレビの前で応援していたそうだ。歓喜の瞬間の後も慌ただしく夕方の種付けに向かったという。本馬の勝利は牧場の方にとってこれ以上ない励みになったことだろう。
本馬の牧場時代を伺うと、
「小さくて華奢なタイプでしたが、ステイゴールド産駒らしくバランスのとれた馬でした。」と、荒井さんは振り返る。
本馬は荒井さんがかつて勤めていたビッグレッドファームの親しいスタッフから、“かなり走るから”と育成状況を伝えられていたそうで、せりで購入したビッグレッドファームの岡田繁幸氏も早くから高い評価をしていたという。
母グレースマリヤは3番仔に北九州記念(G3)を制したコスモフォーチュンを輩出し、4番仔の本馬を合わせて2頭の重賞ウイナーを送り出した。
荒井さんは、「2頭も続けて重賞勝ち馬を出すとは、大した母馬ですね。優しい性格の馬で、放牧地では他の馬に比べるとちょっと気弱な方なのですが、子育てはかしこく育ててくれます。」と、紹介。1歳は父キングカメハメハの牝馬がおり、この春は父タニノギムレットの牡馬が無事産まれた。
「1歳は父キングカメハメハに似て筋肉の良さが目立つ馬です。当歳はスラっとしていて、コスモプラチナ同様に中距離で活躍できそうな感じがします。」と、荒井さんは姉に続けと期待を膨らませている。
今年は「牝馬ができたら繁殖牝馬にしたいので、将来的なことを考えてサンデーサイレンスの入っていない種牡馬から選びました。」という狙いでジャングルポケットを種付けしたという。今後もこのファミリーから重賞ウイナーの名が連なっていく可能性も十分だ。
7回目の重賞挑戦でその壁を突破したコスモプラチナ。半姉コスモフォーチュン同様に夏場は好成績を収めており、これから楽しみなシーズンを迎える。
「皆さんのおかげで重賞を勝つことができました。これからも順調にレースで走ってくれればと願うばかりです。」と、荒井さんはにこやかな表情でエールを送った。今後も本馬の軽快な逃げ脚が重賞戦線を盛り上げてくれるだろう。
荒井ファームの荒井孝則さんは、
「雨は良くない馬なので、良馬場で走れたらと願っていました。今回は開幕週の絶好の馬場で枠も1番を引けたし、この馬に向く条件が揃ったなと思って見ていました。道中は単騎で逃げることができ、直線に向いても手応えが良かったので、もしかしたら入着できるのではと期待していたら、見事に逃げ切ってくれましたね。重賞ではメンバーも強く、なかなか逃げ切れずにいたので、1着でゴールインできた時はびっくりしました。」
と、率直な感想を伝えてくれた。
預託馬を含めると繁殖牝馬30頭に及ぶ同牧場は、荒井さんご家族とパート1名で切り盛りしている。レース当日、荒井さんは“見せ場があれば良いな”と思いながら、仕事の合間を縫ってテレビの前で応援していたそうだ。歓喜の瞬間の後も慌ただしく夕方の種付けに向かったという。本馬の勝利は牧場の方にとってこれ以上ない励みになったことだろう。
本馬の牧場時代を伺うと、
「小さくて華奢なタイプでしたが、ステイゴールド産駒らしくバランスのとれた馬でした。」と、荒井さんは振り返る。
本馬は荒井さんがかつて勤めていたビッグレッドファームの親しいスタッフから、“かなり走るから”と育成状況を伝えられていたそうで、せりで購入したビッグレッドファームの岡田繁幸氏も早くから高い評価をしていたという。
母グレースマリヤは3番仔に北九州記念(G3)を制したコスモフォーチュンを輩出し、4番仔の本馬を合わせて2頭の重賞ウイナーを送り出した。
荒井さんは、「2頭も続けて重賞勝ち馬を出すとは、大した母馬ですね。優しい性格の馬で、放牧地では他の馬に比べるとちょっと気弱な方なのですが、子育てはかしこく育ててくれます。」と、紹介。1歳は父キングカメハメハの牝馬がおり、この春は父タニノギムレットの牡馬が無事産まれた。
「1歳は父キングカメハメハに似て筋肉の良さが目立つ馬です。当歳はスラっとしていて、コスモプラチナ同様に中距離で活躍できそうな感じがします。」と、荒井さんは姉に続けと期待を膨らませている。
今年は「牝馬ができたら繁殖牝馬にしたいので、将来的なことを考えてサンデーサイレンスの入っていない種牡馬から選びました。」という狙いでジャングルポケットを種付けしたという。今後もこのファミリーから重賞ウイナーの名が連なっていく可能性も十分だ。
7回目の重賞挑戦でその壁を突破したコスモプラチナ。半姉コスモフォーチュン同様に夏場は好成績を収めており、これから楽しみなシーズンを迎える。
「皆さんのおかげで重賞を勝つことができました。これからも順調にレースで走ってくれればと願うばかりです。」と、荒井さんはにこやかな表情でエールを送った。今後も本馬の軽快な逃げ脚が重賞戦線を盛り上げてくれるだろう。