重賞ウィナーレポート

2006年03月25日 日経賞 G2

2006年03月25日 中山競馬場 晴 良 芝 2500m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:リンカーン

プロフィール

生年月日
2000年03月18日 06歳
性別/毛色
牡/鹿毛
戦績
国内:21戦6勝
総収得賞金
588,420,000円
サンデーサイレンス(USA)
母 (母父)
グレースアドマイヤ  by  トニービン(IRE)
馬主
近藤 英子
生産者
ノーザンファーム (早来)
調教師
音無 秀孝
騎手
横山 典弘
「3着に敗れた昨年の有馬記念で勝利したハーツクライが、ドバイシーマクラシックで世界に自らの強さを知らしめて、2着のディープインパクトも阪神大章典で実に強い勝ち方を見せてくれた。休養明けでのレースとなりましたが、リンカーンも上位2頭に引けを取らない力通りのレースを見せてくれたというところなのではないのでしょうか」
と話す、ノーザンファームの中尾義信さんの表情もどことなく誇らしげである。

その有馬記念から約3ヶ月の休養明けにも関わらず、リンカーンの単勝オッズはなんと1.8倍という圧倒的な支持。昨年の天皇賞・春では1番人気に支持されたほどの実力を持っていただけに、決して不思議ではないのだが、GI馬では無いことが不思議に思えてくる程の圧勝だった。
「レースキャリアが豊富ということもありますが、ここにきて精神面の成長が見られてきたことで、元々備えていた高い能力をフルに生かせるようになったと思いますね」(中尾さん)

次走は昨年6着に敗れた天皇賞・春。だが、ここには同じノーザンファームの生産馬で、国民的スターホースとなったディープインパクトも出走してくる。「リンカーンは距離が伸びて更に真価を発揮してくれるタイプ。天皇賞・春が行われる3200Mの条件も向いているはずです。このレースにはディープインパクトを始め強豪が揃っていますが、力を出し切ればいい結果を残せるのではと期待しています」(中尾さん)

同じ牧場の先輩として、リンカーンにはディープインパクトに一目置かれるようなレースを見せてもらいたい。