重賞ウィナーレポート

2005年12月11日 朝日杯フューチュリティS G1

2005年12月11日 中山競馬場 曇 良 芝 1600m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:フサイチリシャール

プロフィール

生年月日
2003年04月06日 02歳
性別/毛色
牡/芦毛
戦績
国内:5戦4勝
総収得賞金
278,782,000円
馬主
関口 房朗
生産者
ノーザンファーム (早来)
調教師
松田 国英
騎手
福永 祐一
【取材先:フサイチリシャール号の生産者・ノーザンファーム(事務局)】


―――― 4連勝で2歳王者の座を掴みましたが、生産者として今のお気持ちをお聞かせ下さい。

(スタッフ) この時期の2歳馬の4連勝というのも昨今珍しくなりまして、そのような中を前走重賞勝ちの後、目標としていたこのレースを勝てたことを非常に嬉しく思っております。


―――― 前走とはまた違ったレース運びでしたが、この日もジョッキーの好騎乗にうまく馬が応えてくれましたね?

(スタッフ) スタートは一呼吸おいてのものとなりましたが、先に行く馬も居ましたので、距離・コースを考慮した展開となったようですが、もともと控えてのレースも想定されていた中で、2番手の位置につけた流れから、最後まで持ち前の力を発揮することが出来たのではないでしょうか。


―――― 直線先頭に立ってからゴールの瞬間まではどのような気持ちで御覧でしたか?

(スタッフ) 後続の中には前評判の高い馬ばかりでしたので、いつどの馬が飛んでくるかとヒヤヒヤしましたね。


―――― 本当に好メンバーが揃いましたが、来年もこのまま主役としてクラシックへ無事に進んで欲しいですね。

(スタッフ) 「枠順」、「レース展開」、「本馬の好調さ」 この三拍子が揃っての参加でしたので、それが良い結果へと繋がってくれたのだと思いますが、逆にそういった「枠順」や「レース展開」が向かなかった馬も居たようですので、こういった馬の巻き返しがあることを前提に、来年はまた色々な対策と言いますか、準備をしなければいけないでしょうね。


―――― さて、父クロフネは初年度ながら早くもこれでGⅠ制覇を成し遂げました。今年同じく好調なスタートを切ったアグネスタキオンとは現役時代からもライバルでしたが、種牡馬としては一足先にGⅠタイトルを手にしましたね。

(スタッフ) 今年の夏競馬からアグネスタキオン産駒がとても良い結果を出しており、同年代のファーストシーズンサイヤーとしては少し遅れを取った状態でしたが、年度代表馬にも繋がるであろうレースを連勝で勝つ事が出来ましたので、「終わり良ければ全て良し」ではないでしょうか。これから年が明けて距離が伸びたレースが多く組まれてきますので、そういった点ではクロフネ産駒にとってプラスに働いてくれるのでは、そう思って期待をしていますよ。


―――― そういった意味では本馬も来年は更に人気を集めそうですね?

(スタッフ) 現況としてはスピードを活かした前で受けるレース運びをしておりますが、おそらくこの馬は脚質を転換しても、また新たな能力・決め手を持った馬ではないかな・・・と思って見ておりますので、今から来春の競馬が本当に楽しみです。


―――― お母さん(フサイチエアデール)は強烈な末脚が印象に残る馬でしたよね

(スタッフ) そうですね、母は非常にタフな馬でしたね。血統的にも晩成ではありませんが、徐々に力を発揮してくるタイプの血統なので、そういった意味ではこの時期から結果を出してくれたという事で大いに期待が出来ると思います。ライバル達も力を付けてくるでしょうけど、逆にこの馬にとっては今回の1,600mのレースは向いていないのでは・・・とも思っていましたので良かったです。


―――― 牧場としては年間GⅠ勝利を9とし、大記録をかけて有馬記念を迎えることになりましたが。

(スタッフ) そうですね、「勢い」というものは大切ですから、このまま最後の大一番である有馬記念を迎えたいと思います。結果次第によってそれが来年へ向けての「弾み」や「励み」にもなってくるので、いまは期待と不安と両方の思いがあります。それぞれに評判の馬が出走してきますが、今年の当牧場の勢いをそのまま表すような好結果を期待しています。


―――― ありがとうございました。最後のレースまでご活躍されることをお祈り致しております。芦毛の馬体に大飛びの走法。父クロフネを彷彿させる単勝2番人気のフサイチリシャール(母フサイチエアデール、福永祐一騎乗)が2番手から早めにスパートすると、直線ではそのまま後続を押し切って優勝。4連勝で2歳チャンピオンのタイトルを手中に収めた。1番人気のジャリスコライトは3着に終わった。