2007年04月28日 青葉賞 Jpn2
優勝馬:ヒラボクロイヤル
プロフィール
- 生年月日
- 2004年03月15日 03歳
- 性別/毛色
- 牡/黒鹿毛
- 戦績
- 国内:10戦3勝
- 総収得賞金
- 109,540,000円
- 父
- タニノギムレット
- 母 (母父)
- マーズヴァイオレット(USA) by Mr. Prospector(USA)
- 馬主
- (株) 平田牧場
- 生産者
- 辻 牧場 (浦河)
- 調教師
- 大久保 龍志
- 騎手
- 武 幸四郎
生産牧場の辻牧場(浦河町東幌別)は、ニホンピロムーテー、ニホンピローエース、インターグロリアなど多くの名馬を輩出している名門牧場。
今回の本馬による重賞制覇は、同牧場にとっては実に40勝目の快挙となった。1995年から9年ほど重賞の勝鞍は無かったが2004年にメイショウキオウ(中京記念)、昨年はアドマイヤフジ(日経新春杯)と重賞馬を出している。
今年の生産牧場ランキングでは本レースを前に堂々と5位(JBBAニュース3月29日現在)を確保しており、名門牧場の底力を見せているが、その中心となるのが辻弘毅社長と息子の助(たすく)さん。
同牧場は現在、10名のスタッフで飼養馬は37頭。鵜苫の育成場を中心に浦河、様似に点在する分場で生産から育成・調教までを行なっている。
本馬が誕生した浦河町東幌別の繁殖場を訪ねた。
国道から日高幌別川の左岸を少し入ったところにあるこの繁殖場は、元々、同牧場の本拠地としていた所で、その歴史は明治に遡る。
本レースで後方から直線で一気に抜け出て快勝した本馬のレース振りを、ここの藤沢場長に伺うと「抜け出てからの、あの切れのある末脚が本馬の持ち味ですよ。皐月賞に出走しないで、このレースまで我慢してきたので、私たちも楽しみにしていました。勝ってくれて凄く嬉しかったですね。ゴール前では、テレビの前でみんなして声を上げて叫んでいました。幼駒の頃はうるさい気性をしていただけに印象に残っていた仔でもありましたからね。」と笑顔。
隣にいたスタッフの早川さんは「最後は叫んで、また声をからしてしまいました。」と笑う。明るい早川さんは、単勝万馬券を演出したメイショウキオウの取材の時には、馬券を買っていなかったと大変残念がっていたので、馬連以下高配当となった今回の馬券について聞くのは遠慮する。
藤沢場長に、本馬の母マーズヴァイオレットのことをお伺いすると「社長が、ミスプロ(Mr.Prospector)の直仔を探して輸入した繁殖です。当初からブライアンズタイムとの配合を考えていて、本馬の兄弟にもブライアンズタイムの血統配合は多く、来年は2月に直仔が誕生の予定です。」と。
母は、仏国で4仔を産んだ後に輸入されている。同牧場の生産では兄に現役のテイエムヤマトオー(父ブライアンズタイム 中央6勝 観月橋S他)など、2歳の半妹(父アドマイヤベガ)は育成牧場で調教中、1歳の半妹(父マヤノトップガン)は本場で中期育成中だという。
様似の岡田分場へ母マーズヴァイオレットに会いに行くと、日高の山を目の前にする放牧地に、ブライアンズタイムを配合し受胎確認できたという母親がいた。
岡田分場の川畑場長は「少し神経質なところがありますが、とても元気な馬です。」と本馬の快挙に、母親を頼しそうに見つめていた。
本馬は晴れてダービーでの有力候補となったが、「期待はしていますが、胸を借りるという気持ちで応援します。」と藤沢場長は期待を膨らましている。
クラシック第2戦となる日本ダービーでの本馬の期待と共に、オークスに巻き返しを図るウォッカと、父タニノギムレットを持つ両馬の挑戦は、ブライアンズタイムとサンデーサイレンスの後継馬たちの対決となり、今後を占う意味でも、馬産地では、今後のクラシックレースに関心を寄せている。
今回の本馬による重賞制覇は、同牧場にとっては実に40勝目の快挙となった。1995年から9年ほど重賞の勝鞍は無かったが2004年にメイショウキオウ(中京記念)、昨年はアドマイヤフジ(日経新春杯)と重賞馬を出している。
今年の生産牧場ランキングでは本レースを前に堂々と5位(JBBAニュース3月29日現在)を確保しており、名門牧場の底力を見せているが、その中心となるのが辻弘毅社長と息子の助(たすく)さん。
同牧場は現在、10名のスタッフで飼養馬は37頭。鵜苫の育成場を中心に浦河、様似に点在する分場で生産から育成・調教までを行なっている。
本馬が誕生した浦河町東幌別の繁殖場を訪ねた。
国道から日高幌別川の左岸を少し入ったところにあるこの繁殖場は、元々、同牧場の本拠地としていた所で、その歴史は明治に遡る。
本レースで後方から直線で一気に抜け出て快勝した本馬のレース振りを、ここの藤沢場長に伺うと「抜け出てからの、あの切れのある末脚が本馬の持ち味ですよ。皐月賞に出走しないで、このレースまで我慢してきたので、私たちも楽しみにしていました。勝ってくれて凄く嬉しかったですね。ゴール前では、テレビの前でみんなして声を上げて叫んでいました。幼駒の頃はうるさい気性をしていただけに印象に残っていた仔でもありましたからね。」と笑顔。
隣にいたスタッフの早川さんは「最後は叫んで、また声をからしてしまいました。」と笑う。明るい早川さんは、単勝万馬券を演出したメイショウキオウの取材の時には、馬券を買っていなかったと大変残念がっていたので、馬連以下高配当となった今回の馬券について聞くのは遠慮する。
藤沢場長に、本馬の母マーズヴァイオレットのことをお伺いすると「社長が、ミスプロ(Mr.Prospector)の直仔を探して輸入した繁殖です。当初からブライアンズタイムとの配合を考えていて、本馬の兄弟にもブライアンズタイムの血統配合は多く、来年は2月に直仔が誕生の予定です。」と。
母は、仏国で4仔を産んだ後に輸入されている。同牧場の生産では兄に現役のテイエムヤマトオー(父ブライアンズタイム 中央6勝 観月橋S他)など、2歳の半妹(父アドマイヤベガ)は育成牧場で調教中、1歳の半妹(父マヤノトップガン)は本場で中期育成中だという。
様似の岡田分場へ母マーズヴァイオレットに会いに行くと、日高の山を目の前にする放牧地に、ブライアンズタイムを配合し受胎確認できたという母親がいた。
岡田分場の川畑場長は「少し神経質なところがありますが、とても元気な馬です。」と本馬の快挙に、母親を頼しそうに見つめていた。
本馬は晴れてダービーでの有力候補となったが、「期待はしていますが、胸を借りるという気持ちで応援します。」と藤沢場長は期待を膨らましている。
クラシック第2戦となる日本ダービーでの本馬の期待と共に、オークスに巻き返しを図るウォッカと、父タニノギムレットを持つ両馬の挑戦は、ブライアンズタイムとサンデーサイレンスの後継馬たちの対決となり、今後を占う意味でも、馬産地では、今後のクラシックレースに関心を寄せている。