重賞ウィナーレポート

2006年03月11日 ファルコンS G3

2006年03月11日 中京競馬場 晴 良 芝 1200m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:タガノバスティーユ

プロフィール

生年月日
2003年04月10日 03歳
性別/毛色
牡/鹿毛
戦績
国内:9戦3勝
総収得賞金
85,392,000円
ブライアンズタイム(USA)
母 (母父)
ウィーンコンサート  by  サクラユタカオー
馬主
八木 良司
生産者
桜井牧場 (静内)
調教師
池添 兼雄
騎手
池添 謙一
  • 桜井社長と母ウィーンコンサート
    桜井社長と母ウィーンコンサート
  • 母ウィーンコンサート
    母ウィーンコンサート
  • 桜井牧場
    桜井牧場
本馬の快挙は、牧場にとっても始めての重賞制覇だっただけに、桜井秋雄社長は喜びに笑顔が弾けていました。12頭の繁殖牝馬を扱う同牧場は、今の時期、お産・種付に忙しく、今回のレースも種馬場で種付時間を早めてもらってのテレビ観戦となったそうです。

レースでは、豪快な差し切りで強い勝ち方をした本馬だが、桜井社長は「本当に嬉しいです。調子は良いと聞いていましたが、近走は中団に抑えてから出る競馬を覚えて強い勝ち方をしてくれました。でも、見ていると途中が後ろ過ぎて、間に合うのかとヒヤヒヤしていました。直線で差したのは分かりましたけれど、ゴール板を過ぎてようやく勝ったとホッとました。さすがに騎手(池添謙一)は上手だった。計った様に差し切ってくれましたね。この仔の母(ウィーンコンサート)が重賞で2着(フラワーカップ)までだったので、母親の夢を叶えてくれましたよ。」と喜ぶが、内心は相当、心臓をドキドキさせられたようだ。

母ウィーンコンサート(母の父サクラユタカオー)も同牧場産馬。現在8仔を産んでおり、本馬は第6仔になる。以前にも父ブライアンズタイムを配合したことがあるが不受胎で、同馬は「どうしてもブライアンズタイムの仔が欲しい。」(桜井社長)と再度配合して生まれた待望の仔だったという。幼駒の頃の印象を「おとなしい利口な仔でしたね、母親に似て立派なお尻をもっていましたよ。」と期待を寄せていたようだ。半妹の2歳(父タイキシャトル)は、北海道市場・サマーセールで高値取引され、こちらも期待されている。
桜井社長は「母は、昨年は不受胎で休ませました。今年はもう一度チャレンジするつもりで、この母にキングカメハメハを付けます。」と力が入る。

本馬にはクラシック戦線への期待もかかるが「短い距離はいけると思いますが、長くなってどうなるのか・・・。ここまで来られたのも、馬主さん(八木良司氏)や調教師さん(池添厩舎)のお陰です。凄く感謝しておりますし、これからも上手に使ってくれますよ。」と陣営に信頼を寄せ、今後の本馬への活躍に夢を膨らましていました。