2008年10月05日 スプリンターズS G1
優勝馬:スリープレスナイト
プロフィール
- 生年月日
- 2004年02月07日 04歳
- 性別/毛色
- 牝/鹿毛
- 戦績
- 国内:16戦9勝
- 総収得賞金
- 373,165,000円
- 母 (母父)
- ホワットケイティーディド(USA) by Nureyev(USA)
- 馬主
- (有) サンデーレーシング
- 生産者
- ノーザンファーム (早来)
- 調教師
- 橋口 弘次郎
- 騎手
- 上村 洋行
重賞勝ちを含む5連勝でのG1制覇。
一流馬でも達成が困難であるこの偉業を、G1初挑戦となるスリープレスナイトはいともたやすく成し遂げてしまった。
「戦前は夏の登り馬とも称されていましたが、その勢いのまま他の出走馬を飲み込んだとも言える実に強いレースでした」
とノーザンファームの中尾義信さんもスリープレスナイトの強さには舌を巻く。
スリープレスナイトの母ホワットケイティーディドは、G1エリザベス女王杯、G1阪神3歳牝馬Sなどを含む10勝をあげたヒシアマゾンの半姉。また近親馬にはG13勝を含む10勝をあげたアドマイヤムーンの名前もある名牝系の出身である。
「ヒシアマゾン、アドマイヤムーン共に芝の中距離で実績を残していた馬だけに、血統背景からすれば幅広い距離適正を持っていそうな印象があります。それでもスプリント条件ではダート戦を含む全9勝とこの距離のエキスパートとなっていることは、スリープレスナイト自身が持つ絶対能力の高さと言えるのかもしれません」(中尾さん)
スリープレスナイトの父クロフネは、アメリカのトレーニングセールで購入された後、ノーザンファームでデビューまでの期間を過ごしている。現役時はNHKマイルCとジャパンCダートという、芝、ダート双方のG1レースに勝利。種牡馬となってからも産駒は父と同じく芝、ダート問わない活躍を見せているが、産駒はスプリント実績も高い。
スリープレスナイトは牝系のスピードと相乗効果を果たしたことで、これほどまで高いスプリント能力を持ったとも説明が付く。
それでも、ここまでスプリントで圧倒的なレースを見せられたからには、まだ幅広い条件でスリープレスナイトのレースを見てみたいと思うのは競馬ファンも一緒のことだろう。
中尾さんもスリープレスナイトの成長力と可能性を高く評価した上で、
「サンデーレーシングの代表である吉田俊介氏も新聞のインタビューで話していましたが、血統的にも馬体を見てもスプリンターのイメージではないと思っているだけに、異なった条件においてどんなレースを見せてくれるかも楽しみです」
と話す。今後の挑戦の場は海外へとも向けられそうだ。
管理する橋口調教師は、この後のローテーションとしてG1香港スプリントとG1ドバイゴールデンシャヒーンへの出走を目標にあげている。世界の名スプリンターが集まるこのレースでヒシアマゾンとアドマイヤムーンと並ぶ通算10勝をあげた後、スリープレスナイトの活躍の場は更に広がっていくこととなりそうだ。
一流馬でも達成が困難であるこの偉業を、G1初挑戦となるスリープレスナイトはいともたやすく成し遂げてしまった。
「戦前は夏の登り馬とも称されていましたが、その勢いのまま他の出走馬を飲み込んだとも言える実に強いレースでした」
とノーザンファームの中尾義信さんもスリープレスナイトの強さには舌を巻く。
スリープレスナイトの母ホワットケイティーディドは、G1エリザベス女王杯、G1阪神3歳牝馬Sなどを含む10勝をあげたヒシアマゾンの半姉。また近親馬にはG13勝を含む10勝をあげたアドマイヤムーンの名前もある名牝系の出身である。
「ヒシアマゾン、アドマイヤムーン共に芝の中距離で実績を残していた馬だけに、血統背景からすれば幅広い距離適正を持っていそうな印象があります。それでもスプリント条件ではダート戦を含む全9勝とこの距離のエキスパートとなっていることは、スリープレスナイト自身が持つ絶対能力の高さと言えるのかもしれません」(中尾さん)
スリープレスナイトの父クロフネは、アメリカのトレーニングセールで購入された後、ノーザンファームでデビューまでの期間を過ごしている。現役時はNHKマイルCとジャパンCダートという、芝、ダート双方のG1レースに勝利。種牡馬となってからも産駒は父と同じく芝、ダート問わない活躍を見せているが、産駒はスプリント実績も高い。
スリープレスナイトは牝系のスピードと相乗効果を果たしたことで、これほどまで高いスプリント能力を持ったとも説明が付く。
それでも、ここまでスプリントで圧倒的なレースを見せられたからには、まだ幅広い条件でスリープレスナイトのレースを見てみたいと思うのは競馬ファンも一緒のことだろう。
中尾さんもスリープレスナイトの成長力と可能性を高く評価した上で、
「サンデーレーシングの代表である吉田俊介氏も新聞のインタビューで話していましたが、血統的にも馬体を見てもスプリンターのイメージではないと思っているだけに、異なった条件においてどんなレースを見せてくれるかも楽しみです」
と話す。今後の挑戦の場は海外へとも向けられそうだ。
管理する橋口調教師は、この後のローテーションとしてG1香港スプリントとG1ドバイゴールデンシャヒーンへの出走を目標にあげている。世界の名スプリンターが集まるこのレースでヒシアマゾンとアドマイヤムーンと並ぶ通算10勝をあげた後、スリープレスナイトの活躍の場は更に広がっていくこととなりそうだ。