重賞ウィナーレポート

2010年02月20日 京都記念 G2

2010年02月20日 京都競馬場 晴 良 芝 2200m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:ブエナビスタ

プロフィール

生年月日
2006年03月14日 04歳
性別/毛色
牝/黒鹿毛
戦績
国内:11戦6勝
総収得賞金
1,386,433,000円
スペシャルウィーク
母 (母父)
ビワハイジ  by  Caerleon(USA)
馬主
(有) サンデーレーシング
生産者
ノーザンファーム (早来)
調教師
松田 博資
騎手
横山 典弘
 完勝だった。有馬記念(G1)以来の先行が身についたブエナビスタは、スローペースの3番手を追走。直線で前を行く馬を交わすと、後方から鋭く追い込んできた、ジャガーメイルの追撃を振り切り、オークス(Jpn1)以来の勝利をあげた。

 「前走の有馬記念(G1)から積極的なレースを見せるようになりましたが、更に上積みのある内容で結果を残してくれました」とノーザンファームの中尾義信氏は喜びの感情を噛みしめるかのように静かに語る。有馬記念(G1)以来、およそ2か月ぶりのレースとなるブエナビスタだったが、中尾氏はプラス12kgの馬体重を見て、好走の期待を抱いたという。

 「馬体重が増えたことは、出走を目標としているドバイ・シーマ・クラシック(G1)に向けての調整という意味でも好材料だったと思いますし、レースぶりもその布石になったと思います」(中尾氏)

 中尾氏が教えてくれたのだが、ドバイ・シーマ・クラシック(G1)が行われるメイダン競馬場の芝コースは、オークス(Jpn1)で差しきり勝ちを決めた東京競馬場の芝コースとよく似ているとのこと。また、新しい競馬場ということからしても、内外の有利不利無く最高の状態でレースが行われることとなりそうだ。

 「この京都記念(G2)のレースにおける単勝オッズが示しているように、多くのファンの方から応援していただいている馬ですが、ドバイのでも多くの方々から声援をしていただければと思います。そしていい結果を残してもらいたいですね」と中尾氏。

 3月27日、日本の競馬ファンからのエールを受けたブエナビスタは、最高の舞台で最高の走りを見せてくれるはずだ。