2008年11月02日 天皇賞(秋) G1
優勝馬:ウオッカ
プロフィール
- 生年月日
- 2004年04月04日 04歳
- 性別/毛色
- 牝/鹿毛
- 戦績
- 国内:16戦7勝
- 総収得賞金
- 1,304,876,000円
- 馬主
- 谷水 雄三
- 生産者
- カントリー牧場 (静内)
- 調教師
- 角居 勝彦
- 騎手
- 武 豊
競馬史上に残る名勝負を制したウオッカ。ライバルのダイワスカーレットとのゴール前の叩き合いは、後世に語られる名場面で、首差3着の今年のダービー馬ディープスカイ以下各馬の好勝負には地元の生産者やファンも「良いレースだった」と口をそろえている。
オーナーブリーダー(谷水雄三氏)のカントリー牧場を預かる西山貴司場長は、レース当日、繁殖スタッフの田村さんを連れて東京競馬場に応援に行っていた。
「凄いレースでした。ウオッカも改めて強いと思いましたが、さすが武豊騎手です。良いレース運びをして最後の鼻差2センチも上手く首を出してくれたからでしょう。脱鞍所では、‘負けたかな’という思いもありましたので、長い判定の結果、掲示板のトップに
14番(ウオッカの馬番)が出た時は嬉しかった。それにしてもダイワスカーレットは凄い馬ですね。休養明けであれだけきっちりと仕上げてきた先生(松田国師)方も凄い。うちの角居先生やほかの先生方が、つくり上げた名勝負でもありましたよ。」と西山場長は、ホッとしたように笑顔を見せる。
一方、初めて競馬場まで応援に同行したというスタッフの田村さんは「物凄い多くのファンが来ていたので驚きましたよ。その中に自分が世話をしたウオッカがいるのですから、レース前の地鳴りのような声援に思わず胸が熱くなりました。勝った時には興奮して殆ど何も覚えていないけれど、牧場で働いている自分の姿が次々と思い浮んできましたよ。この仕事をしてきて本当に良かったと思います。」と、まだ感動の余韻が残っている様子。
田中さんの言葉は、生産や育成に携わる人達の素直な喜びを表現しているようだ。
競馬場で走る競走馬たちには、一頭一頭、生産者達の深い愛情と想い入れが入っている。
本馬は、今回の天皇賞・秋を制してGⅠクラス(日本ダービーのJpnⅠを含む)4勝となった。名牝の囲いを超えて名馬となった本馬だが、今年の7月には、全姉妹の当歳がセレクトセールに上場されて、一億円の評価を得て落札されている。オーナーブリーダーの谷水氏が本馬の評価を問いたいとチャレンジしたものだが、マーケットの世界でも大きな評価がなされている。
殊勲の母タニノシスターは今年は空胎で、本馬の父タニノギムレットの母タニノクリスタルと同じ時放牧地で英気を養っている。
15歳と思えない若々しい馬体を見せる母が、今後どんな競走馬を出すか興味は絶えない。
西山場長は「タニノマティーニも頑張っているけれど、そろそろ新しい活躍馬も欲しいですよ。」と、既に牧場の次代を見据えて期待を膨らましていた。
オーナーブリーダー(谷水雄三氏)のカントリー牧場を預かる西山貴司場長は、レース当日、繁殖スタッフの田村さんを連れて東京競馬場に応援に行っていた。
「凄いレースでした。ウオッカも改めて強いと思いましたが、さすが武豊騎手です。良いレース運びをして最後の鼻差2センチも上手く首を出してくれたからでしょう。脱鞍所では、‘負けたかな’という思いもありましたので、長い判定の結果、掲示板のトップに
14番(ウオッカの馬番)が出た時は嬉しかった。それにしてもダイワスカーレットは凄い馬ですね。休養明けであれだけきっちりと仕上げてきた先生(松田国師)方も凄い。うちの角居先生やほかの先生方が、つくり上げた名勝負でもありましたよ。」と西山場長は、ホッとしたように笑顔を見せる。
一方、初めて競馬場まで応援に同行したというスタッフの田村さんは「物凄い多くのファンが来ていたので驚きましたよ。その中に自分が世話をしたウオッカがいるのですから、レース前の地鳴りのような声援に思わず胸が熱くなりました。勝った時には興奮して殆ど何も覚えていないけれど、牧場で働いている自分の姿が次々と思い浮んできましたよ。この仕事をしてきて本当に良かったと思います。」と、まだ感動の余韻が残っている様子。
田中さんの言葉は、生産や育成に携わる人達の素直な喜びを表現しているようだ。
競馬場で走る競走馬たちには、一頭一頭、生産者達の深い愛情と想い入れが入っている。
本馬は、今回の天皇賞・秋を制してGⅠクラス(日本ダービーのJpnⅠを含む)4勝となった。名牝の囲いを超えて名馬となった本馬だが、今年の7月には、全姉妹の当歳がセレクトセールに上場されて、一億円の評価を得て落札されている。オーナーブリーダーの谷水氏が本馬の評価を問いたいとチャレンジしたものだが、マーケットの世界でも大きな評価がなされている。
殊勲の母タニノシスターは今年は空胎で、本馬の父タニノギムレットの母タニノクリスタルと同じ時放牧地で英気を養っている。
15歳と思えない若々しい馬体を見せる母が、今後どんな競走馬を出すか興味は絶えない。
西山場長は「タニノマティーニも頑張っているけれど、そろそろ新しい活躍馬も欲しいですよ。」と、既に牧場の次代を見据えて期待を膨らましていた。