2009年02月07日 小倉大賞典 G3
優勝馬:サンライズマックス
プロフィール
- 生年月日
- 2004年04月23日 05歳
- 性別/毛色
- 牡/黒鹿毛
- 戦績
- 国内:14戦6勝
- 総収得賞金
- 235,130,000円
- 父
- ステイゴールド
- 母 (母父)
- グリーンヒルマック by ダンシングブレーヴ(USA)
- 馬主
- 松岡 隆雄
- 生産者
- ヒカル牧場 (新冠)
- 調教師
- 増本 豊
- 騎手
- 横山 典弘
どんな競馬場でもパワー全開、初参戦となった小倉競馬場でもスムーズに立ち回って、サンライズマックスが自身3度目の重賞勝ちを決めた。
ヒカル牧場は馬産地の中でも特に牧場が多い新冠町高江(通称“サラブレッド銀座”)にあり、現在は11頭の繁殖牝馬がいる。過去の生産馬には天皇賞馬ヒカルタカイや報知杯4歳牝馬特別を制したライデンリーダー、マーキュリーCの勝ち馬ミラクルオペラがいる。
代表の吉田忠夫さんは優勝した小倉大賞典についてこう振り返る。
「レースは自宅で観戦していました。横山典弘騎手が開幕週の高速馬場でも遅れをとらないよう、いつもより前々の位置で上手く競馬を進めてくれましたね。今回はハンデ戦で重い斤量を背負っていたけど、馬もよく頑張ってくれました」
と、名手の手腕と本馬の頑張りを労った。
サンライズマックスの父はステイゴールド。種付け当時はまだ産駒がデビューする前で、種牡馬として未知な部分もあったが、ステイゴールドを選んだ理由について伺うと、
「ラストランで勝った香港ヴァーズの印象が鮮烈でね。あんな末脚で差し切れるような馬ができたらと思って種付けをしました。母系はダートで活躍したマックスフリート(笠松で地方重賞含め15勝)やミラクルオペラを出したように、平均してダート向きの馬が多いのですが、グリーンヒルマックは芝で実績を残したダンシングブレーヴの肌だし、芝向きの馬とかけ合わせてダンシングブレーヴと互いの良さが生きればなと思った」
と、まさに狙い通りの結果が叶って、してやったりといったご様子だ。
サンライズマックスの牧場時代は、
「初仔だったことで小さかったけど、カイ食いは良く、丈夫な馬だった」
と、いたって手のかからない馬だったそうだ。
“扱いやすくて素直な馬”という母馬のグリーンヒルマックは現在ステイゴールドを受胎中で、もうすぐ出産だ。今年の交配相手にはアドマイヤムーンを予定しており、
「母系は牧場に来て50年近いゆかりの血統だし、もし牝馬が産まれたら良い繁殖として残したいです」
と、牧場の将来を見つめたカップリングに期待を寄せる。
現在、牧場にはサンライズマックスの半弟(牡1歳・父グラスワンダー)が順調に育っている。
「2000m以上の長めの距離をこなせる配合をと思ってグラスワンダーを付けました。サンライズマックスの父ステイゴールドと種は違うけど、そっくりな顔をしていますよ。見に来る調教師の方がサンライズマックスとあまりに顔が似ているので、『全兄弟みたいだな』というぐらいです。お兄ちゃんに続いて欲しいですね」
と、こちらも楽しみ存在だ。
今年初戦の重賞レースを幸先良く快勝したサンライズマックスは今後、より強豪馬の揃うレースへ挑むことになりそうだ。吉田さんは、
「春はお産や種付けもあるし、重賞レースに出ることがあっても、忙しくてなかなか競馬場まで応援に行けないのですが、ケガなく走って欲しいですね。以前、生産馬のミラクルオペラがこれからという時に故障してしまって、本当に落胆しました。サンライズマックスは息長く活躍してくれればそれだけで十分嬉しいです」
と、エールを送る。
ヒカル牧場は馬産地の中でも特に牧場が多い新冠町高江(通称“サラブレッド銀座”)にあり、現在は11頭の繁殖牝馬がいる。過去の生産馬には天皇賞馬ヒカルタカイや報知杯4歳牝馬特別を制したライデンリーダー、マーキュリーCの勝ち馬ミラクルオペラがいる。
代表の吉田忠夫さんは優勝した小倉大賞典についてこう振り返る。
「レースは自宅で観戦していました。横山典弘騎手が開幕週の高速馬場でも遅れをとらないよう、いつもより前々の位置で上手く競馬を進めてくれましたね。今回はハンデ戦で重い斤量を背負っていたけど、馬もよく頑張ってくれました」
と、名手の手腕と本馬の頑張りを労った。
サンライズマックスの父はステイゴールド。種付け当時はまだ産駒がデビューする前で、種牡馬として未知な部分もあったが、ステイゴールドを選んだ理由について伺うと、
「ラストランで勝った香港ヴァーズの印象が鮮烈でね。あんな末脚で差し切れるような馬ができたらと思って種付けをしました。母系はダートで活躍したマックスフリート(笠松で地方重賞含め15勝)やミラクルオペラを出したように、平均してダート向きの馬が多いのですが、グリーンヒルマックは芝で実績を残したダンシングブレーヴの肌だし、芝向きの馬とかけ合わせてダンシングブレーヴと互いの良さが生きればなと思った」
と、まさに狙い通りの結果が叶って、してやったりといったご様子だ。
サンライズマックスの牧場時代は、
「初仔だったことで小さかったけど、カイ食いは良く、丈夫な馬だった」
と、いたって手のかからない馬だったそうだ。
“扱いやすくて素直な馬”という母馬のグリーンヒルマックは現在ステイゴールドを受胎中で、もうすぐ出産だ。今年の交配相手にはアドマイヤムーンを予定しており、
「母系は牧場に来て50年近いゆかりの血統だし、もし牝馬が産まれたら良い繁殖として残したいです」
と、牧場の将来を見つめたカップリングに期待を寄せる。
現在、牧場にはサンライズマックスの半弟(牡1歳・父グラスワンダー)が順調に育っている。
「2000m以上の長めの距離をこなせる配合をと思ってグラスワンダーを付けました。サンライズマックスの父ステイゴールドと種は違うけど、そっくりな顔をしていますよ。見に来る調教師の方がサンライズマックスとあまりに顔が似ているので、『全兄弟みたいだな』というぐらいです。お兄ちゃんに続いて欲しいですね」
と、こちらも楽しみ存在だ。
今年初戦の重賞レースを幸先良く快勝したサンライズマックスは今後、より強豪馬の揃うレースへ挑むことになりそうだ。吉田さんは、
「春はお産や種付けもあるし、重賞レースに出ることがあっても、忙しくてなかなか競馬場まで応援に行けないのですが、ケガなく走って欲しいですね。以前、生産馬のミラクルオペラがこれからという時に故障してしまって、本当に落胆しました。サンライズマックスは息長く活躍してくれればそれだけで十分嬉しいです」
と、エールを送る。