2004年11月20日 東スポ杯2歳S G3
優勝馬:スムースバリトン
プロフィール
- 生年月日
- 2002年04月11日 02歳
- 性別/毛色
- 牡/青毛
- 戦績
- 国内:5戦2勝
- 総収得賞金
- 59,156,000円
- 母 (母父)
- ウインドフレスカ(USA) by Kris S.(USA)
- 馬主
- 金子 真人
- 生産者
- ノーザンファーム (早来)
- 調教師
- 国枝 栄
- 騎手
- 蛯名 正義
【取材先:スムースバリトン号の生産者、ノーザンファーム(事務局)】
―――おめでとうございます。外から抜け出しての快勝でしたね。どんなお気持でご覧になりましたか。
ありがとうございます。スタートで後手を踏んだように見えましたが、慌てずにレースそのものは後方待機という今までとは違う戦法になりました。そのような中で「流れに乗れれば終いどれだけの脚が使えるのかなあ・・・」という気持ちで見ていました。
―――パドックをご覧になっての気配などは如何でしたか?
スペシャルウィーク産駒にしては、成長途上でありながら、「しっかりとした馬だなあ」という印象を、回を重ねて見る毎に思いましたね。
―――そのスペシャルウィーク産駒としては、本馬が初の重賞勝ちとなりましたが。
これまでのレースが、様々な展開でのものでしたので、今回のように「後方待機から直線に脚を使う」というレース運びが鮮やかに決まった事を思いますと、やはり父同様に、ある程度距離があった方がこの馬にはベストかなあ・・・と思わせるような内容でした。
―――本馬の牧場時代をお聞かせ下さい。どんな性格の馬でしたか?また育成過程において何か目に留まる点などはありましたか?
スペシャルウィーク産駒共通の穏やかなタイプの馬でしたね。兄弟共々馬格のある馬でしたので、本馬もそういった点では育成過程において、目に付く1頭でありました。
―――続いて母ウインドフレスカについてお聞かせ下さい。
母ウインドフレスカは現在、豪州で繁殖生活を送っています。向こうで生産された産駒は、今のところ向こうで競走をする予定でおります。こちらにはいま1歳(父クロフネ・牝馬)がいますが、これも馬格があっていい馬ですよ。
スムースバリトンの姉でヌウアヌパリ(サンデーサイレンスの牡馬)という馬がいるのですが、この馬が勝った翌日に、盛岡の水沢競馬場で出走し、デビュー2連勝をあげました。大楽勝だったと聞いているので、この先ちょっと注目しています。
―――京王杯を勝利したペールギュントとの生産馬ワンツーとなりました。今年の2歳戦の好調ぶりから、早くも来年のクラシックが非常に楽しみですが。
そうですね、入れ替わり立ち替わり、当牧場生産の2歳馬が重賞を勝ち、本馬も含めて全部で5頭いるのですが、「全て種馬が違う」という点を特に評価しています。サンデーサイレンスの次代を担う中で、「どの馬が抜け出すのか」と模索中の生産牧場の姿と言えるのではないでしょうか。総じて言えることは、これらの重賞勝馬、或いはそれに準じた成績の馬全てが、レースの後も変わりなく非常に順調であるという事です。従来ならば放牧をさせたり休養を考えたりといった事が多いのですが、順調に競馬を継続出来ていますので、それがそのまま来年に繋がってくれれば・・・と思っていますが、今はそういった事も含めて、いい意味で緊張しています。
―――ご協力ありがとうございました。今後益々のご活躍をお祈り致します。第9回東京スポーツ杯2歳S(GIII)は、単勝5番人気のスムースバリトンが後方から直線一気の鋭い末脚を繰り出し、1番人気でデイリー杯2歳Sの覇者・ペールギュントを抑えて優勝した。通算成績は5戦2勝、重賞は初勝利。騎乗した蛯名騎手は、JRA通算1300勝目を達成する記念レースとなった。
―――おめでとうございます。外から抜け出しての快勝でしたね。どんなお気持でご覧になりましたか。
ありがとうございます。スタートで後手を踏んだように見えましたが、慌てずにレースそのものは後方待機という今までとは違う戦法になりました。そのような中で「流れに乗れれば終いどれだけの脚が使えるのかなあ・・・」という気持ちで見ていました。
―――パドックをご覧になっての気配などは如何でしたか?
スペシャルウィーク産駒にしては、成長途上でありながら、「しっかりとした馬だなあ」という印象を、回を重ねて見る毎に思いましたね。
―――そのスペシャルウィーク産駒としては、本馬が初の重賞勝ちとなりましたが。
これまでのレースが、様々な展開でのものでしたので、今回のように「後方待機から直線に脚を使う」というレース運びが鮮やかに決まった事を思いますと、やはり父同様に、ある程度距離があった方がこの馬にはベストかなあ・・・と思わせるような内容でした。
―――本馬の牧場時代をお聞かせ下さい。どんな性格の馬でしたか?また育成過程において何か目に留まる点などはありましたか?
スペシャルウィーク産駒共通の穏やかなタイプの馬でしたね。兄弟共々馬格のある馬でしたので、本馬もそういった点では育成過程において、目に付く1頭でありました。
―――続いて母ウインドフレスカについてお聞かせ下さい。
母ウインドフレスカは現在、豪州で繁殖生活を送っています。向こうで生産された産駒は、今のところ向こうで競走をする予定でおります。こちらにはいま1歳(父クロフネ・牝馬)がいますが、これも馬格があっていい馬ですよ。
スムースバリトンの姉でヌウアヌパリ(サンデーサイレンスの牡馬)という馬がいるのですが、この馬が勝った翌日に、盛岡の水沢競馬場で出走し、デビュー2連勝をあげました。大楽勝だったと聞いているので、この先ちょっと注目しています。
―――京王杯を勝利したペールギュントとの生産馬ワンツーとなりました。今年の2歳戦の好調ぶりから、早くも来年のクラシックが非常に楽しみですが。
そうですね、入れ替わり立ち替わり、当牧場生産の2歳馬が重賞を勝ち、本馬も含めて全部で5頭いるのですが、「全て種馬が違う」という点を特に評価しています。サンデーサイレンスの次代を担う中で、「どの馬が抜け出すのか」と模索中の生産牧場の姿と言えるのではないでしょうか。総じて言えることは、これらの重賞勝馬、或いはそれに準じた成績の馬全てが、レースの後も変わりなく非常に順調であるという事です。従来ならば放牧をさせたり休養を考えたりといった事が多いのですが、順調に競馬を継続出来ていますので、それがそのまま来年に繋がってくれれば・・・と思っていますが、今はそういった事も含めて、いい意味で緊張しています。
―――ご協力ありがとうございました。今後益々のご活躍をお祈り致します。第9回東京スポーツ杯2歳S(GIII)は、単勝5番人気のスムースバリトンが後方から直線一気の鋭い末脚を繰り出し、1番人気でデイリー杯2歳Sの覇者・ペールギュントを抑えて優勝した。通算成績は5戦2勝、重賞は初勝利。騎乗した蛯名騎手は、JRA通算1300勝目を達成する記念レースとなった。