2009年05月24日 オークス Jpn1
優勝馬:ブエナビスタ
プロフィール
- 生年月日
- 2006年03月14日 03歳
- 性別/毛色
- 牝/黒鹿毛
- 戦績
- 国内:6戦5勝
- 総収得賞金
- 1,386,433,000円
- 馬主
- (有) サンデーレーシング
- 生産者
- ノーザンファーム (早来)
- 調教師
- 松田 博資
- 騎手
- 安藤 勝己
「もしスタートからやり直したのなら、また違った結果になっていたのかもしれない」とは、レースを振り返った時に良く話される言葉である。
だが、今年のオークスは、何度やり直してもブエナビスタが勝利したのではないだろうか。着差はハナ差ながら、直線では前にいる14頭をごぼう抜き。しかも内が伸びるという馬場状態を外を回って上がり最速タイムを記録。
もし、スタートからまだスムーズに競馬ができていたのなら、2着との着差はさらに広がっていたに違いない。
「桜花賞の結果を見て、上位3頭はこの世代の牝馬での力が上だなと思っていましたが、改めてその通りの結果となった気がします」
とノーザンファームの中尾義信さん。それでもその2頭はスムーズな競馬で能力を出し切ってもなお、外を回ってきたブエナビスタに先着することはできなかった。
「確かに直線では躊躇する姿も見受けられましたが、乗り役の指示に反応すると、素晴らしい反応を見せてくれました。ゴール前では接戦となっただけに、勝てて良かったというのがレース後に思った素直な気持ちですね」(中尾さん)
これで6戦5勝。しかも負けたのは皐月賞馬アンライバルドを含めた牡馬だけで、牝馬には負け知らず。 その上、阪神JFを勝利した後、桜花賞、そしてオークスを制した牝馬は、阪神JFの前身となる阪神3歳牝馬S時代を含めても他にいない。まだまだ歴史に名を残していきそうなブエナビスタであるが、現時点の実績だけでもスーパーホースの仲間入りをしたと言えよう。
「近年の活躍馬は故障が少なくなってきたことが、ブエナビスタのような活躍馬が出てくる背景にあると思います。それだけ日本馬が能力だけでなく体質面でも強くなってきたことや、普段の調教やレース後など、様々なケアが行き届いていることも関係しているのでしょう」(中尾さん)
ノーザンファームが送り出してきたスーパーホースとして思い浮かぶのがディープインパクト。すでに「牝馬版ディープインパクト」というキャッチフレーズも送られているブエナビスタではあるが、競馬界に現れたニューヒロインの誕生に、競馬界以外からも注目が集まっている。
「これからもファンの皆さんの期待に答えられるようなレースを見せて欲しいですね」
と話す中尾さんだが、ここにきてブエナビスタが世界的なヒロインに躍り出る話が出てきた。それがオークス前から陣営が目標としてきた凱旋門賞挑戦だ。
「まずは一度、ブエナビスタが牧場へと戻ってきてからの話になると思います。現3歳牝馬におけるトップホースであることは間違いありませんし、どんなレースを見せてくれるのだろうかと夢も広がっていきますね」
と中尾さん。あのディープインパクトでさえ涙をのんだ凱旋門賞だが、ブエナビスタの出走がかなったのなら、斤量面で他の馬、特に古馬よりはかなりのアドバンテージが生じることとなる。しかもブエナビスタの能力はまだ計り知れないものがある。中尾さんの夢は、同時に競馬ファンの夢でもあると言えそうだ。
だが、今年のオークスは、何度やり直してもブエナビスタが勝利したのではないだろうか。着差はハナ差ながら、直線では前にいる14頭をごぼう抜き。しかも内が伸びるという馬場状態を外を回って上がり最速タイムを記録。
もし、スタートからまだスムーズに競馬ができていたのなら、2着との着差はさらに広がっていたに違いない。
「桜花賞の結果を見て、上位3頭はこの世代の牝馬での力が上だなと思っていましたが、改めてその通りの結果となった気がします」
とノーザンファームの中尾義信さん。それでもその2頭はスムーズな競馬で能力を出し切ってもなお、外を回ってきたブエナビスタに先着することはできなかった。
「確かに直線では躊躇する姿も見受けられましたが、乗り役の指示に反応すると、素晴らしい反応を見せてくれました。ゴール前では接戦となっただけに、勝てて良かったというのがレース後に思った素直な気持ちですね」(中尾さん)
これで6戦5勝。しかも負けたのは皐月賞馬アンライバルドを含めた牡馬だけで、牝馬には負け知らず。 その上、阪神JFを勝利した後、桜花賞、そしてオークスを制した牝馬は、阪神JFの前身となる阪神3歳牝馬S時代を含めても他にいない。まだまだ歴史に名を残していきそうなブエナビスタであるが、現時点の実績だけでもスーパーホースの仲間入りをしたと言えよう。
「近年の活躍馬は故障が少なくなってきたことが、ブエナビスタのような活躍馬が出てくる背景にあると思います。それだけ日本馬が能力だけでなく体質面でも強くなってきたことや、普段の調教やレース後など、様々なケアが行き届いていることも関係しているのでしょう」(中尾さん)
ノーザンファームが送り出してきたスーパーホースとして思い浮かぶのがディープインパクト。すでに「牝馬版ディープインパクト」というキャッチフレーズも送られているブエナビスタではあるが、競馬界に現れたニューヒロインの誕生に、競馬界以外からも注目が集まっている。
「これからもファンの皆さんの期待に答えられるようなレースを見せて欲しいですね」
と話す中尾さんだが、ここにきてブエナビスタが世界的なヒロインに躍り出る話が出てきた。それがオークス前から陣営が目標としてきた凱旋門賞挑戦だ。
「まずは一度、ブエナビスタが牧場へと戻ってきてからの話になると思います。現3歳牝馬におけるトップホースであることは間違いありませんし、どんなレースを見せてくれるのだろうかと夢も広がっていきますね」
と中尾さん。あのディープインパクトでさえ涙をのんだ凱旋門賞だが、ブエナビスタの出走がかなったのなら、斤量面で他の馬、特に古馬よりはかなりのアドバンテージが生じることとなる。しかもブエナビスタの能力はまだ計り知れないものがある。中尾さんの夢は、同時に競馬ファンの夢でもあると言えそうだ。