2006年05月07日 NHKマイルC G1
優勝馬:ロジック
プロフィール
- 生年月日
- 2003年03月17日 03歳
- 性別/毛色
- 牡/黒鹿毛
- 戦績
- 国内:8戦3勝
- 総収得賞金
- 185,942,000円
- 馬主
- 前田 幸治
- 生産者
- 武田 修一 (新冠)
- 調教師
- 橋口 弘次郎
- 騎手
- 武 豊
NHK マイルカップGⅠを制して、ダービー挑戦へと夢を膨らませているのは、新冠町高江の武田修一牧場。通称サラブレッド銀座を5分ほど入った平地に広がる同牧場は喜びに沸き立っている。
繁殖牝馬13頭、武田修一社長夫妻とスタッフ2名の同牧場にとって、ホウエイソブリン(‘89セントウルSGIII)以来の重賞制覇が、初GⅠ制覇となった。若手ながら町議も勤め、仕事に懸命に取り組んできた(奥さん談)修一さんに大きなプレゼントが届いた格好だ。その表情には、大きな喜びと共に、ホッと息を抜くような安堵の様子が伺われる。
この日、飼養馬のお産と種付に忙しい修一さんは、家族と一緒に自宅での応援となった。
4角を中団後方に着けた本馬に、奥さんの明美さんは後ろ過ぎるのではと気を揉んだようだが、修一さんは「これで良いんだ。」と言いながら意外と冷静に見ていたという。「3番人気で余裕があったからだと思います。直線で外のが交わすのかと見ていたら、うちのが出て、後は一気にテンションが上って、”それ行け!ガンバレ!ガンバレ!”と叫んでいました。」と。直線で一完歩ずつ追いつきゴール前で首差、差し切るまで声をからしての応援だったという。
「ゴールして家族で抱き合って喜びました。GⅠは先代の夢でもありましたからね、おふくろも喜んでいましたよ。親父は3年前に亡くなりましてね、本馬の誕生した年で、この仔の事を良く知っていましたから、凄く喜んでいると思います。今まで、いろいろな事があったけれど、きっといつか、こういった“喜び”があるからと心に言い聞かせて頑張って来ました。家族やスタッフのチームワークは牧場経営には絶対条件、更にお隣、ご近所や地域の皆さん、そして多くの方々にお世話になっての今回のこの結果であり関係するすべての皆様に心から感謝の気持ちで一杯です。」と。
本馬の母はエイプリルドラマ(母の父サクラユタカオー)、祖母のファインドラマ(祖母の父シンザン 愛知杯2着)から同牧場に導入されましたが、この他にはトサミドリなど日高ゆかりの名馬が肌に入る。本馬は6仔で、牧場には1歳の半妹(父バブルガムフェロー)と産まれたばかりのクロフネの当歳がいました。雄大な馬格を持つ1歳と、しっかりとした骨格を感じさせる当歳に今年のせり市場を沸かせる期待が持てそうだ。
本馬は、‘04年北海道市場セレクションセールで高値でせり落とされましたが、北海道市場事業部長の中橋渡さんは当時、実馬検査で本馬を見ている。「良い馬で、他馬より抜けていましたよ。バネのある馬体で2ヶ月後のせり当日には期待どおりの馬になっていました。自分でも欲しい馬と此処に書いてあるでしょう。」と当時の検査表を見せ、1歳時の本馬を絶賛する。
本馬は、オーナーブリーダーの前田幸治氏に落札され新冠ノースヒルズマネジメントや鳥取大山ヒルズで育成・調教されて今日の活躍に至っている。
若手のリーダーでもある武田社長は、最後に「これからも良いと思う事にはチャレンジして、夢を持ち続けたいですね。とにかく新冠そして日高の生産馬として勝てたのが本当に嬉しいです。」と語る。
本馬の活躍に日高も、また少しずつ元気になってきています。
繁殖牝馬13頭、武田修一社長夫妻とスタッフ2名の同牧場にとって、ホウエイソブリン(‘89セントウルSGIII)以来の重賞制覇が、初GⅠ制覇となった。若手ながら町議も勤め、仕事に懸命に取り組んできた(奥さん談)修一さんに大きなプレゼントが届いた格好だ。その表情には、大きな喜びと共に、ホッと息を抜くような安堵の様子が伺われる。
この日、飼養馬のお産と種付に忙しい修一さんは、家族と一緒に自宅での応援となった。
4角を中団後方に着けた本馬に、奥さんの明美さんは後ろ過ぎるのではと気を揉んだようだが、修一さんは「これで良いんだ。」と言いながら意外と冷静に見ていたという。「3番人気で余裕があったからだと思います。直線で外のが交わすのかと見ていたら、うちのが出て、後は一気にテンションが上って、”それ行け!ガンバレ!ガンバレ!”と叫んでいました。」と。直線で一完歩ずつ追いつきゴール前で首差、差し切るまで声をからしての応援だったという。
「ゴールして家族で抱き合って喜びました。GⅠは先代の夢でもありましたからね、おふくろも喜んでいましたよ。親父は3年前に亡くなりましてね、本馬の誕生した年で、この仔の事を良く知っていましたから、凄く喜んでいると思います。今まで、いろいろな事があったけれど、きっといつか、こういった“喜び”があるからと心に言い聞かせて頑張って来ました。家族やスタッフのチームワークは牧場経営には絶対条件、更にお隣、ご近所や地域の皆さん、そして多くの方々にお世話になっての今回のこの結果であり関係するすべての皆様に心から感謝の気持ちで一杯です。」と。
本馬の母はエイプリルドラマ(母の父サクラユタカオー)、祖母のファインドラマ(祖母の父シンザン 愛知杯2着)から同牧場に導入されましたが、この他にはトサミドリなど日高ゆかりの名馬が肌に入る。本馬は6仔で、牧場には1歳の半妹(父バブルガムフェロー)と産まれたばかりのクロフネの当歳がいました。雄大な馬格を持つ1歳と、しっかりとした骨格を感じさせる当歳に今年のせり市場を沸かせる期待が持てそうだ。
本馬は、‘04年北海道市場セレクションセールで高値でせり落とされましたが、北海道市場事業部長の中橋渡さんは当時、実馬検査で本馬を見ている。「良い馬で、他馬より抜けていましたよ。バネのある馬体で2ヶ月後のせり当日には期待どおりの馬になっていました。自分でも欲しい馬と此処に書いてあるでしょう。」と当時の検査表を見せ、1歳時の本馬を絶賛する。
本馬は、オーナーブリーダーの前田幸治氏に落札され新冠ノースヒルズマネジメントや鳥取大山ヒルズで育成・調教されて今日の活躍に至っている。
若手のリーダーでもある武田社長は、最後に「これからも良いと思う事にはチャレンジして、夢を持ち続けたいですね。とにかく新冠そして日高の生産馬として勝てたのが本当に嬉しいです。」と語る。
本馬の活躍に日高も、また少しずつ元気になってきています。