2007年11月10日 福島記念 Jpn3
優勝馬:アルコセニョーラ
プロフィール
- 生年月日
- 2004年03月17日 03歳
- 性別/毛色
- 牝/黒鹿毛
- 戦績
- 国内:17戦4勝
- 総収得賞金
- 205,210,000円
- 父
- ステイゴールド
- 母 (母父)
- サイレーン by モガンボ(USA)
- 馬主
- 中村 政勝
- 生産者
- 畠山牧場 (静内)
- 調教師
- 畠山 重則
- 騎手
- 中舘 英二
畠山牧場は新ひだか町農屋に繁殖を行なう本場と、豊畑のトレーニングセンターなど数箇所の施設を持つ。生産から調教まで一貫した競走馬づくりをしており、繁殖牝馬を20頭程と育成馬の40~45頭を16名のスタッフで扱っている。
ファンの方には、現在はシルクジャスティスの供用牧場として知られているが、過去にはホットシークレット(ステイヤーズS2回、目黒記念)、マイネルイースター(阪神スプリングJ)、ヤマタケサリー(テレビ東京賞3歳牝馬S),カミノチドリ(牝馬東京タイムズ杯)の重賞馬を輩出し実績は高い。
先代の父、畠山勝馬さんを継いだ同牧場の畠山重博社長は日高軽種馬農協の役員など要職を務めてきた方で、本馬の調教師畠山重則氏、シンボリ牧場の畠山和明場長は弟さんたちというホースマン一家だ。
本馬は、昨年のHBAトレーニングセールで主取となった馬で、古くからお付き合いする馬主(中村政勝氏)にお世話になったという。畠山社長は、その恩義もあり、今回は、オーナーとともに福島競馬場まで応援に行ったそうだ。
強豪が揃う中で、メンバー最速の上りタイムで鋭く抜け出た本馬の快勝には、驚きとともにオーナーに恩返しできた嬉しさもあった。
「パドックでは元気で姿も良かったけれど、重賞を勝っているおとこ馬の中だったので、小さく見えて少し寂しさも感じましたよ。レースでは後方からになり、間に合わないと思っていたら凄い脚を見せてくれましたね。父親のステイゴールドが香港で見せた脚を思い出すようなレースだった。中舘騎手も福島を良く知っていて馬も手の内に入れていましたね。これだけトントン拍子で出世するとは思いませんでしたが、コンビを組んだ弟(重則師)とはヤマタケサリー以来19年ぶりの重賞制覇ですから嬉しいですよ。」と畠山社長は穏やかな表情の中に笑顔を浮かべる。
母サイレーン(母の父 モガンボ)は同牧場産で、競走馬として販売され(中央で3勝)、同町内の牧場で2仔を出産した後に里帰りした。本馬は4番仔で、半弟には間もなくデビュー予定のアラムシャーの初産駒となるシルクロブスト(3歳)と2歳の半弟(父ワイルドラッシュ)がいる。
畠山社長は「サンデー系が合いそうなので、今年はリンカーンをつけましたが、本馬が活躍してくれたので来年は、またステイゴールドにしようと思います。」と手ごたえを感じている様子。
本馬の祖母ジョイデソアーは、畠山社長がタタソールのせりで「下見の時に一目惚れして、カーリアンの仔だったので即決しましたよ。」と導入した牝系だけに後継馬の活躍には、また格別な喜びがあるようだ。
「まだまだ成長しているね。これからが楽しみになりましたよ。」という畠山社長の言葉に、最強の牝馬3歳世代といわれる中にいて、重賞初制覇で存在をアピールした本馬の今後の活躍に大きな期待がかかる。
ファンの方には、現在はシルクジャスティスの供用牧場として知られているが、過去にはホットシークレット(ステイヤーズS2回、目黒記念)、マイネルイースター(阪神スプリングJ)、ヤマタケサリー(テレビ東京賞3歳牝馬S),カミノチドリ(牝馬東京タイムズ杯)の重賞馬を輩出し実績は高い。
先代の父、畠山勝馬さんを継いだ同牧場の畠山重博社長は日高軽種馬農協の役員など要職を務めてきた方で、本馬の調教師畠山重則氏、シンボリ牧場の畠山和明場長は弟さんたちというホースマン一家だ。
本馬は、昨年のHBAトレーニングセールで主取となった馬で、古くからお付き合いする馬主(中村政勝氏)にお世話になったという。畠山社長は、その恩義もあり、今回は、オーナーとともに福島競馬場まで応援に行ったそうだ。
強豪が揃う中で、メンバー最速の上りタイムで鋭く抜け出た本馬の快勝には、驚きとともにオーナーに恩返しできた嬉しさもあった。
「パドックでは元気で姿も良かったけれど、重賞を勝っているおとこ馬の中だったので、小さく見えて少し寂しさも感じましたよ。レースでは後方からになり、間に合わないと思っていたら凄い脚を見せてくれましたね。父親のステイゴールドが香港で見せた脚を思い出すようなレースだった。中舘騎手も福島を良く知っていて馬も手の内に入れていましたね。これだけトントン拍子で出世するとは思いませんでしたが、コンビを組んだ弟(重則師)とはヤマタケサリー以来19年ぶりの重賞制覇ですから嬉しいですよ。」と畠山社長は穏やかな表情の中に笑顔を浮かべる。
母サイレーン(母の父 モガンボ)は同牧場産で、競走馬として販売され(中央で3勝)、同町内の牧場で2仔を出産した後に里帰りした。本馬は4番仔で、半弟には間もなくデビュー予定のアラムシャーの初産駒となるシルクロブスト(3歳)と2歳の半弟(父ワイルドラッシュ)がいる。
畠山社長は「サンデー系が合いそうなので、今年はリンカーンをつけましたが、本馬が活躍してくれたので来年は、またステイゴールドにしようと思います。」と手ごたえを感じている様子。
本馬の祖母ジョイデソアーは、畠山社長がタタソールのせりで「下見の時に一目惚れして、カーリアンの仔だったので即決しましたよ。」と導入した牝系だけに後継馬の活躍には、また格別な喜びがあるようだ。
「まだまだ成長しているね。これからが楽しみになりましたよ。」という畠山社長の言葉に、最強の牝馬3歳世代といわれる中にいて、重賞初制覇で存在をアピールした本馬の今後の活躍に大きな期待がかかる。