2009年05月09日 京都新聞杯 G2
優勝馬:ベストメンバー
プロフィール
- 生年月日
- 2006年04月14日 03歳
- 性別/毛色
- 牡/黒鹿毛
- 戦績
- 国内:7戦4勝
- 総収得賞金
- 125,983,000円
- 馬主
- 前田 晋二
- 生産者
- ノースヒルズマネジメント (新冠)
- 調教師
- 宮本 博
- 騎手
- 四位 洋文
ベストメンバーが京都新聞杯で待望の重賞初制覇を果たした。強敵相手に凌ぎを削ってきた力は伊達ではなかった。
本馬を生産したノースヒルズマネジメントは新冠町美宇にある。主な生産馬には天皇賞(秋)を制したヘヴンリーロマンス、皐月賞馬ノーリーズン、桜花賞馬ファレノプシスらタイトルホースが名を連ねる。繁殖牝馬60頭、スタッフ25名の大牧場だ。2003年には育成・トレーニング施設の拠点として鳥取県に大山ヒルズが開場。こちらには128頭の競走馬と25名のスタッフが汗を流している。
ノースヒルズマネジメントの福田洋志獣医師にレースの感想を伺うと、
「強い内容でしたね。牧場としても約1年半ぶりの重賞勝ちとなり、非常に嬉しいです。」
と、喜びを語った。
本馬は1歳夏までを同牧場で過ごし、その後、大山ヒルズに移動して育成された。
「牧場のスタッフ、コンサルタントからも高い評価を受けていましたし、デビュー前から大きなレースを意識させてくれる馬でした。宮本調教師も早くからこの馬の素質に惚れ込んでいて、将来を有望視していたようです。」
と、当時を振り返った。
母グレートキャティは現役時代1勝にとどまったが、9戦して着外は1度だけという安定した成績を残した。
「グレートキャティは扱いやすい馬でした。繁殖入りした当時から馬産地でも評判の種牡馬をかけ合わせてきました。ベストメンバーの父マンハッタンカフェは母馬グレートキャティの体型を考慮して、マンハッタンカフェの背が高く脚の長いところを受け継いで欲しいという狙いで交配しました。こちらの目論み通りの産駒が出てくれましたね。」
と、絶妙なカップリングを実現させた。
本馬の半弟には父ミスキャストの2歳馬がスタンバイ。
「じっくりと育成しています。どちらかと言うと、母の父サクラユタカオーの特徴が出ている馬ですね。兄に続く活躍を目指して欲しいです。」
と、期待を寄せていた。
京都新聞杯の週は本馬の他にも東西の主要レースで同じマンハッタンカフェ産駒が大活躍した週だった。 実はその馬たちは大山ヒルズを経てレースに挑んだという共通点もある。
「京都新聞杯当日に行われたプリンシパルSの2着馬アントニオバローズは大山ヒルズで育成、休養していた馬です。また、翌日のNHKマイルCを制したジョーカプチーノも大山ヒルズに休養に来ていて、奇しくも、父マンハッタンカフェで、大山ヒルズで過ごした馬たちが揃って活躍してくれました。大山ヒルズのスタッフ一同も喜んでいますよ。」
と、この週は幾度とスタッフの歓声が上がったようだ。2大拠点を生かし、まさにベストメンバーが揃うこのチームから、今後も多くの活躍馬が送り出されることだろう。
本馬を生産したノースヒルズマネジメントは新冠町美宇にある。主な生産馬には天皇賞(秋)を制したヘヴンリーロマンス、皐月賞馬ノーリーズン、桜花賞馬ファレノプシスらタイトルホースが名を連ねる。繁殖牝馬60頭、スタッフ25名の大牧場だ。2003年には育成・トレーニング施設の拠点として鳥取県に大山ヒルズが開場。こちらには128頭の競走馬と25名のスタッフが汗を流している。
ノースヒルズマネジメントの福田洋志獣医師にレースの感想を伺うと、
「強い内容でしたね。牧場としても約1年半ぶりの重賞勝ちとなり、非常に嬉しいです。」
と、喜びを語った。
本馬は1歳夏までを同牧場で過ごし、その後、大山ヒルズに移動して育成された。
「牧場のスタッフ、コンサルタントからも高い評価を受けていましたし、デビュー前から大きなレースを意識させてくれる馬でした。宮本調教師も早くからこの馬の素質に惚れ込んでいて、将来を有望視していたようです。」
と、当時を振り返った。
母グレートキャティは現役時代1勝にとどまったが、9戦して着外は1度だけという安定した成績を残した。
「グレートキャティは扱いやすい馬でした。繁殖入りした当時から馬産地でも評判の種牡馬をかけ合わせてきました。ベストメンバーの父マンハッタンカフェは母馬グレートキャティの体型を考慮して、マンハッタンカフェの背が高く脚の長いところを受け継いで欲しいという狙いで交配しました。こちらの目論み通りの産駒が出てくれましたね。」
と、絶妙なカップリングを実現させた。
本馬の半弟には父ミスキャストの2歳馬がスタンバイ。
「じっくりと育成しています。どちらかと言うと、母の父サクラユタカオーの特徴が出ている馬ですね。兄に続く活躍を目指して欲しいです。」
と、期待を寄せていた。
京都新聞杯の週は本馬の他にも東西の主要レースで同じマンハッタンカフェ産駒が大活躍した週だった。 実はその馬たちは大山ヒルズを経てレースに挑んだという共通点もある。
「京都新聞杯当日に行われたプリンシパルSの2着馬アントニオバローズは大山ヒルズで育成、休養していた馬です。また、翌日のNHKマイルCを制したジョーカプチーノも大山ヒルズに休養に来ていて、奇しくも、父マンハッタンカフェで、大山ヒルズで過ごした馬たちが揃って活躍してくれました。大山ヒルズのスタッフ一同も喜んでいますよ。」
と、この週は幾度とスタッフの歓声が上がったようだ。2大拠点を生かし、まさにベストメンバーが揃うこのチームから、今後も多くの活躍馬が送り出されることだろう。