2006年01月09日 シンザン記念 G3
優勝馬:ゴウゴウキリシマ
プロフィール
- 生年月日
- 2003年04月21日 03歳
- 性別/毛色
- 牡/鹿毛
- 戦績
- 国内:8戦3勝
- 総収得賞金
- 72,754,000円
- 父
- キングヘイロー
- 母 (母父)
- マルシンアモン by バイアモン(USA)
- 馬主
- 西村 新一郎
- 生産者
- 貞広 賢治 (鵡川)
- 調教師
- 梅田 康雄
- 騎手
- 石橋 守
【取材先:ゴウゴウキリシマ号の生産者・貞広賢治さん】
―――― 見事逃げ切っての重賞初勝利おめでとうございます。まずは生産者として今のお気持ちをお聞かせ下さい
(スタッフ) ありがとうございます。本馬にとってはこれが3度目の重賞挑戦でもありましたし、何よりも牧場としては生産馬が初めて中央の重賞競走を勝てた瞬間でしたので、本当にただただ嬉しいの一言に尽きますね。
―――― このレースには勝った馬の他に生産馬がもう1頭出走していましたね。レース前はそれぞれにどんな期待をしていましたか?
(スタッフ) レース当日は用事があって外出していて、自宅に戻ったのはレースの直前でしたので、パドックなどで2頭の様子を見ることは出来ませんでした。が、この2頭が同じ重賞レースに出走するのは3度目(※注1)でしたので、いつもと変わらない気持ちで「とにかく2頭とも無事で走ってくれれば・・・」という心配と、「なんとかうまく1頭でも上位に絡んでくれればな・・・」という期待の思いでしたね。
※注1:①小倉2歳S(GⅢ)、②デイリー杯2歳S(GⅡ)
―――― しかし終わってみればレースレコードでの見事な勝利でした。ゴールの瞬間はどんなお気持ちでしたか?また牧場で御覧になっていた家族の様子などもお聞かせ下さい
(スタッフ) レースレコードだったことは次の日の新聞で知りました。とにかくバタバタした一日で・・・競馬が終わり、確定の画面を見届けながら、すぐに放牧していた馬達を厩舎へ入れに行きました。戻ってからは、近所の牧場の人達が入れ替わり立ち代りでお祝いに駆けつけてくれました。
レースは最後の直線、追われる立場でしたので、それはもう家中大騒ぎでしたよ。まるで競馬場のスタンドかと思うくらいに(笑) 家族全員が腕を振り回して「行け~!行け~!」と叫んでいましたね。
―――― さて、続いて本馬の牧場時代についてもお聞かせ下さい。幼駒の頃の様子や、何か記憶に残っていることなどはありますか?
(スタッフ) まず当歳時は小さかったと記憶しています。本馬に限らずこの兄弟達が平均小柄で、1歳の秋を迎える頃に成長してゆく晩成型な血統なので、その点はあせらずに成長を見守っていましたね。
―――― 1歳の秋のせりに上場したのも、そういった成長を考えての上場だったのですか?
(スタッフ) そうですね、夏頃からコンサイナーへ預けて、せりに上場するための馴致を本格的に始めました。せり当日は本馬の他にも3頭を上場していて、その中には今回一緒にレースをしたエムエスワールドもいました。3頭売れた中では本馬が一番安かったのですが、買って頂いた馬主さんには、いま改めて感謝の思いで一杯です。
―――― 次は母マルシンアモンについてお聞かせ下さい。普段はどんな母親ですか?
(スタッフ) うちの繁殖牝馬の中ではまだ静かな方ですが、他所の牧場から見れば、この馬もウルさい部類に入るのではないでしょうか・・・確かに気が強い馬ですが、その子供達は全て中央・地方を問わず競馬で勝利をしていますし、うちの牧場にとってはとても大事な繁殖牝馬ですよ。
―――― 今年のお産の予定を教えて下さい。
(スタッフ) 無事であればフサイチコンコルドの産駒が生まれる予定です。今まで一度も同じ種馬を配合した事が無いので、今年もどんな仔が生まれるか今から楽しみですね。
―――― 本馬の父キングヘイローの配合はどのように決められたのですか?
(スタッフ) 初年度から「面白そうだな!?」と思ってはいたのですが、種馬2年目の年に配合しました。母は割りと何でも種付けできる血統ですので、この母に付けることにしました。
―――― それが結果として、父の初めての重賞勝ち産駒となりました。今年の配合もまた頭を悩ませそうですね?
(スタッフ) 母はまだ今年13歳ですが、もう一度キングヘイローは付けてみたいなあと思いますね。
―――― さて、これからは更に大きな舞台で更に強力な馬達との対戦が待っています。これからどんな活躍を期待していますか?最後にお聞かせ下さい。
(スタッフ) 昨年6月のデビュー以来、休み無くずっと競馬に使い続けていますし、結果より何よりもまずは故障なく、この先も無事に進んでくれればと願っています。
―――― ありがとうございました。これから益々のご活躍を心よりご祈念致します。
―――― 見事逃げ切っての重賞初勝利おめでとうございます。まずは生産者として今のお気持ちをお聞かせ下さい
(スタッフ) ありがとうございます。本馬にとってはこれが3度目の重賞挑戦でもありましたし、何よりも牧場としては生産馬が初めて中央の重賞競走を勝てた瞬間でしたので、本当にただただ嬉しいの一言に尽きますね。
―――― このレースには勝った馬の他に生産馬がもう1頭出走していましたね。レース前はそれぞれにどんな期待をしていましたか?
(スタッフ) レース当日は用事があって外出していて、自宅に戻ったのはレースの直前でしたので、パドックなどで2頭の様子を見ることは出来ませんでした。が、この2頭が同じ重賞レースに出走するのは3度目(※注1)でしたので、いつもと変わらない気持ちで「とにかく2頭とも無事で走ってくれれば・・・」という心配と、「なんとかうまく1頭でも上位に絡んでくれればな・・・」という期待の思いでしたね。
※注1:①小倉2歳S(GⅢ)、②デイリー杯2歳S(GⅡ)
―――― しかし終わってみればレースレコードでの見事な勝利でした。ゴールの瞬間はどんなお気持ちでしたか?また牧場で御覧になっていた家族の様子などもお聞かせ下さい
(スタッフ) レースレコードだったことは次の日の新聞で知りました。とにかくバタバタした一日で・・・競馬が終わり、確定の画面を見届けながら、すぐに放牧していた馬達を厩舎へ入れに行きました。戻ってからは、近所の牧場の人達が入れ替わり立ち代りでお祝いに駆けつけてくれました。
レースは最後の直線、追われる立場でしたので、それはもう家中大騒ぎでしたよ。まるで競馬場のスタンドかと思うくらいに(笑) 家族全員が腕を振り回して「行け~!行け~!」と叫んでいましたね。
―――― さて、続いて本馬の牧場時代についてもお聞かせ下さい。幼駒の頃の様子や、何か記憶に残っていることなどはありますか?
(スタッフ) まず当歳時は小さかったと記憶しています。本馬に限らずこの兄弟達が平均小柄で、1歳の秋を迎える頃に成長してゆく晩成型な血統なので、その点はあせらずに成長を見守っていましたね。
―――― 1歳の秋のせりに上場したのも、そういった成長を考えての上場だったのですか?
(スタッフ) そうですね、夏頃からコンサイナーへ預けて、せりに上場するための馴致を本格的に始めました。せり当日は本馬の他にも3頭を上場していて、その中には今回一緒にレースをしたエムエスワールドもいました。3頭売れた中では本馬が一番安かったのですが、買って頂いた馬主さんには、いま改めて感謝の思いで一杯です。
―――― 次は母マルシンアモンについてお聞かせ下さい。普段はどんな母親ですか?
(スタッフ) うちの繁殖牝馬の中ではまだ静かな方ですが、他所の牧場から見れば、この馬もウルさい部類に入るのではないでしょうか・・・確かに気が強い馬ですが、その子供達は全て中央・地方を問わず競馬で勝利をしていますし、うちの牧場にとってはとても大事な繁殖牝馬ですよ。
―――― 今年のお産の予定を教えて下さい。
(スタッフ) 無事であればフサイチコンコルドの産駒が生まれる予定です。今まで一度も同じ種馬を配合した事が無いので、今年もどんな仔が生まれるか今から楽しみですね。
―――― 本馬の父キングヘイローの配合はどのように決められたのですか?
(スタッフ) 初年度から「面白そうだな!?」と思ってはいたのですが、種馬2年目の年に配合しました。母は割りと何でも種付けできる血統ですので、この母に付けることにしました。
―――― それが結果として、父の初めての重賞勝ち産駒となりました。今年の配合もまた頭を悩ませそうですね?
(スタッフ) 母はまだ今年13歳ですが、もう一度キングヘイローは付けてみたいなあと思いますね。
―――― さて、これからは更に大きな舞台で更に強力な馬達との対戦が待っています。これからどんな活躍を期待していますか?最後にお聞かせ下さい。
(スタッフ) 昨年6月のデビュー以来、休み無くずっと競馬に使い続けていますし、結果より何よりもまずは故障なく、この先も無事に進んでくれればと願っています。
―――― ありがとうございました。これから益々のご活躍を心よりご祈念致します。