重賞ウィナーレポート

2026年10月12日 マイルChS南部杯(中央交流) Jpn1

2026年10月12日 盛岡競馬場 晴 良 ダ 1600m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:メイショウハチロー

プロフィール

生年月日
2022年03月09日 04歳
性別/毛色
牡/栗毛
戦績
国内:14戦5勝
総収得賞金
163,107,000円
父
シニスターミニスター(USA)
母 (母父)
メイショウミハル  by  ダイワメジャー
馬主
松本 好隆
生産者
三嶋牧場 (浦河)
調教師
福永 祐一
騎手
吉原 寛人

 〝Road to JBC〟。第39回マイルChS南部杯(Jpn1)が10月12日、岩手県の盛岡競馬場でJRA所属馬7頭含む11頭立てで行われ、逃げ馬をマークするような位置でレースを進めた吉原寛人騎手騎乗の3番人気メイショウハチローが、ゴール前でこれを交わし1分34秒7(良)で先頭ゴールイン。重賞初勝利をJpn1の大舞台で飾り、通算成績を14戦5勝2着5回とした。管理する福永祐一調教師の重賞勝利は同日に京都競馬場で行われたスワンS(G2)(優勝馬ダイヤモンドノット)に続くもので通算6勝目。吉原寛人騎手にとっては10月1日に園田競馬場で行われた姫山菊花賞(優勝馬オマツリオトコ)に続くもので、2026年19勝目、通算221勝目の重賞勝利となった。

 メイショウハチローは浦河町の三嶋牧場生産馬。同牧場の歴史は長く、戦前から馬産を行っていたというが、サラブレッドの生産は1955年にスタート。1960年に法人化し、現在は浦河町西舎の本場と日高管内3つの分場と、BTC軽種馬育成調教センターを使って生産から育成、調教、休養を行う総合牧場。現在は70人ほどのスタッフで140頭ほどの繁殖牝馬を管理している。過去の生産馬には宝塚記念(G1)2連覇のメイショウタバル、天皇賞(春)(G1)のテーオーロイヤルや、安田記念(G1)に勝ったダノンキングリー。ほか。スプリンターズS(G1)に勝ったルガル、高松宮記念(G1)のファストフォース、帝王賞(Jpn1)2連覇のメイショウハリオなどがいる。

 メイショウハチローの母メイショウミハルは、AR共和国杯(G2)2着、ダイヤモンドS(G3)3着など長距離で活躍したメイショウカドマツの全妹で、メイショウハリオやテーオーロイヤルの母メイショウオウヒの半妹。その母アルペンローズは、2003年に米国キーンランド社の繁殖牝馬セールで購入した米国産繁殖牝馬だ。

 この日、盛岡競馬場に足を運んだ三嶋健一郎専務は、ファンで埋め尽くされた競馬場のスタンドに驚きながら「馬にとっては初めての盛岡競馬場、そして初めての時間帯での競馬でしたが、パドックで見るメイショウハチローの調子は良さそうでした。福永厩舎の方々には感謝の気持ちで一杯です。この馬は、亡くなった松本好雄オーナーが福永祐一調教師に初めて託した馬で、福永祐一調教師も早くから高い評価をしてくれていました。思い入れの深い馬の一頭と聞いていましたので、その馬で厩舎にとって初めてのG1級勝利というのは生産者として感慨深いものがあります。三嶋牧場にとっても、伝統あるマイルChS南部杯(Jpn1)は初めてのタイトルですから嬉しいです。吉原寛人騎手にも感謝です」と声を弾ませ「血統的にも期待の大きな馬でしたが、父シニスターミニスターゆずりの、骨太で丈夫な体に生まれてくれました。今年は全妹が生まれています。母は配合種牡馬の特徴を産駒に伝えるタイプの繁殖牝馬ですが、共通しているのは成長曲線が緩やかだという事。これからは、もっと強い馬たちと戦っていく事になると思いますが、この馬自身も伸びしろはあると思っています。まだ4歳ですから、先々が本当に楽しみです」と期待に胸を膨らませている。