重賞ウィナーレポート

2026年09月20日 オールカマー G2

2026年09月20日 中山競馬場 雨 重 芝 2200m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:メイショウゲキリン

プロフィール

生年月日
2019年03月27日 07歳
性別/毛色
牡/黒鹿毛
戦績
国内:33戦5勝
総収得賞金
178,622,000円
父
キズナ
母 (母父)
メイショウスズラン  by  キングカメハメハ
馬主
松本 好隆
生産者
三嶋牧場 (浦河)
調教師
笹田 和秀
騎手
田辺 裕信

 優勝馬には天皇賞(秋)(G1)への優先出走権が与えられる「第72回産経賞オールカマー(G2)」が9月20日、雨降る中山競馬場芝2,200mで行われ、スタートから積極的にハナを奪った田辺裕信騎手騎乗の9番人気メイショウゲキリン(牡7歳)が、そのまま後続の追撃を封じ込めて2分16秒9(重)で逃げ切り勝ち。3歳春の弥生賞ディープインパクト記念(G2)以来となる3度目のJRA重賞挑戦で重賞初勝利を記録。通算成績を33戦5勝2着5回3着6回(重賞1勝)とした。管理する笹田和秀調教師にとっては2019年のフィリーズレビュー(G2)(優勝馬ノーワン)以来の重賞勝利で、通算10勝目。田辺裕信騎手にとっては今年の新潟2歳S(G3)(優勝馬レッチュベルク)に続くJRA重賞勝利で通算51勝目の重賞タイトルとなった。

 メイショウゲキリンの生まれ故郷は浦河町の三嶋牧場。今年6月の宝塚記念(G1)(優勝馬メイショウタバル)に続くJRA重賞勝利となった。

 牧場事務所で、愛馬に声援を送っていたという三嶋健一郎専務は「テレビの画面越しでしたから、毛ヅヤまでは判断できませんでしたが、キャリア33戦目の7歳馬。大きな変化はないものの、キビキビした中に落ち着きもあって、良い状態に見えました。

生産馬ですから頑張って欲しいという思いでレースを見ていましたが、その一方で前2走が障害競走であまり良いところがなかったのも事実。今回のメンバー相手にどんな競馬をしてくれるのかなという気持ちで発走時間を待ちました。タフな重馬場という事に加えてノーマークで逃げられた事も大きかったと思いますが、ゴール前は本当に良く頑張ってくれたと思います。嬉しいのはもちろんですが、障害帰り初戦の重賞制覇は28年ぶり(1998年日経賞(G2)=テンジンショウグン)という事を知り、そういう意味でも驚いています」と白い歯を見せた。

 母メイショウスズランは同じ浦河町内にある他の牧場生産馬。新馬戦に勝って、クイーンC(G3)、フローラS(G2)にも駒を進めたが、2勝をあげたのち三嶋牧場で繁殖入り。「縁あって当牧場で繁殖牝馬となりましたが、非常に仔出しの良い馬です。産駒の重賞勝利は今回が初めてですが、これまでデビューした7頭中5頭が勝ち上がってJRAで延べ17勝。とてもタフな一族でどの馬も健康。息長く、数多く使えるのが強みです。(競走年齢に達した)7頭で170走以上も走っており、その中にはメイショウゲキリンのほかメイショウアリソン(父マンハッタンカフェ)といったオープン馬も送り出しているので、オーナー孝行の繁殖牝馬だったと思います。近年は不受胎や流産が続いていましたが、今年はダノンキングリーの牝馬を出産しています」と話してくれた。残念ながら、来年の出産予定はないそうだが「来年は20歳になりますので馬の体調次第ではありますが、種付けはしようと思っています」というプランも明かしてくれた。

 今後については「優先出走権をいただいた天皇賞(秋)(G1)にこだわらず、この馬に適したレースを笹田和秀先生と松本オーナーが決めてくれると思います。こうして大きなタイトルを獲ってくれた馬ですから、まだまだ頑張って欲しいです」とエールを送っている。