2026年09月26日 シリウスS G3
優勝馬:ヴァルツァーシャル
プロフィール
- 生年月日
- 2019年04月22日 07歳
- 性別/毛色
- 牡/鹿毛
- 戦績
- 国内:28戦7勝
- 総収得賞金
- 222,166,000円
- 父
- マクフィ(GB)
- 母 (母父)
- バイカターキン by エンパイアメーカー(USA)
- 馬主
- ウエスト.フォレスト.ステイブル (株)
- 生産者
- 梅田牧場 (荻伏)
- 調教師
- 高木 登
- 騎手
- 斎藤 新
チャンピオンズC(G1)を目指すダート中距離馬が集う「第30回シリウスS(G3)」が9月26日、阪神競馬場で行われ、道中は、中団やや後方に位置していた5番人気のヴァルツァーシャルが最後の直線で狭いところを割って出るようにして先頭ゴール。途中、骨折により1年5か月ほどに及ぶ休養を乗り越え、2024年3月以来、2年半ぶりの重賞制覇を成し遂げた。管理する高木登調教師にとっては2025年の京王杯オータムH(G3)(優勝馬ホウオウラスカーズ)以来のJRA重賞制覇で通算12勝目。斎藤新騎手にとっては2024年の新潟大賞典(G3)(同ヤマニンサルバム)以来のJRA重賞制覇で通算7勝目となった。
ヴァルツァーシャルの生まれ故郷は、北海道浦河町の梅田牧場。昭和25年創業と歴史ある牧場で、現在は繁殖牝馬9頭を繋養し、家族に加えて、アルバイトとパート従業員の手を借りながら、強く丈夫な馬づくりを目指している。
今回、同牧場の梅田幹也代表は、牧場テレビ前からの応援だったそうだが「もちろん、生産馬ですから勝って欲しいという気持ちはありましたが、大きなケガを経験した7歳馬ですから、現実的には掲示板を確保してくれたら馬を褒めてあげたいと思っていました」と、レース時刻を待ったそうだ。そういう生産者の思いを良い意味で裏切る快走劇。「レース前半はずいぶんとゆったり構えているなぁと思いながら見ていました。最後は狭いところに入ってハラハラドキドキでしたが、残り200mくらいのところで前が空いたときには勝てるかもと思いました。最後は外から迫られましたが、よく我慢してくれたと思います。ジョッキーの好判断に感謝です」と白い歯を見せ「本当に嬉しいです。なかなか復帰できない中でも、ずっと待ち続けてくれたオーナー、厩舎関係者には感謝しかありません」と頭を下げた。
母系は、1953年に社台ファームが輸入したフォルカーにさかのぼるファミリー。「5代母シャダイターキンがオークス馬で、その娘のジュウジターキンを父親(先代の和義氏)が導入して以来、大切に守ってきた母系です。この血統を評価してくれているオーナーや関係者には感謝しかありませんし、牧場にとっては宝物のような存在です」と少し照れたように話してくれた。
母バイカターキンの配合相手にマクフィを選んだのは、梅田幹也代表自身だという。血統に造詣が深い梅田幹也代表は「新種牡馬が導入されると、6代、7代くらいまでの血統表を作るのですが、マクフィは梅田牧場の繁殖牝馬に合いそうだなと思い、積極的に配合してきました。マクフィの初年度産駒ペイシャフェスタ(JRA 4勝)も当牧場の生産馬です」と、この時ばかりは少しだけ胸を張った。
牧場時代のヴァルツァーシャルは「筋肉量に恵まれ、気性は素直で扱いやすく、賢い馬でした」と回想する。今年、母のバイカターキンはレモンポップの仔を受胎しているそうだ。「まずは、元気な仔を産んで欲しいというのが1番ですが、バイカターキンは、ずっと牡馬を産んできましたので、出来れば牝馬。この血統をさらに広げてくれるような馬だと嬉しいです」とまだ見ぬ子に思いを馳せている。
















