重賞ウィナーレポート

2026年09月05日 札幌2歳S G3

2026年09月05日 札幌競馬場 晴 稍重 芝 1800m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:ショウナンガレオン

プロフィール

生年月日
2024年02月13日 02歳
性別/毛色
牡/鹿毛
戦績
国内:2戦2勝
総収得賞金
42,136,000円
父
Flightline(USA)
母 (母父)
タングリトナ(ARG)  by  Full Mast(USA)
馬主
国本 哲秀
生産者
ノーザンファーム (安平)
調教師
加藤 士津八
騎手
鮫島 克駿

 昨年まで15年連続でJRAリーディングサイアーとなっているノーザンファームは、中央での重賞勝利の数も毎年のように第1位となっている。

 必然的にノーザンファームが毎年勝利している重賞レースもいくつか出てくるのだが、その中でも同一の育成厩舎から、3年連続で重賞馬が誕生した例は過去に例がない。

 その快挙を成し遂げたのが、ノーザンファーム空港の高見優也厩舎長と厩舎スタッフたちである。一昨年のマジックサンズ、昨年のショウナンガルフに続き、今年はショウナンガレオンが優勝。NBAを三連覇したシカゴ・ブルズに対して作られた造語である「Three-peat」(スリーピート)だが、その表現を高見優也厩舎長と厩舎スタッフたちに授けてもいいだろう。

 「イヤリングから来た頃から、ポテンシャルの高さを感じていました。フライトラインの産駒とはなりますが、スピード能力の高さからしても、洋芝ならばこなせると思っていましたし、国本哲秀オーナーや、関係者の皆さんとも意見が一致して、函館の新馬戦から、札幌2歳S(G3)を目指すローテーションとなりました」(高見優也厩舎長)

 函館芝1,800mのメイクデビューから、札幌2歳S(G3)のローテ―ションはマジックサンズとも、そしてショウナンガレオンとも一緒だった。驚くべきは過去の2頭ともきっちりと勝利を挙げた上で、札幌2歳S(G3)へと向かっていることであり、ショウナンガレオンもまた、1分47秒6というコースレコードを樹立した上で、札幌2歳S(G3)へと向かっていく。

 「新馬戦の前にはこちらでも調整を行ってきましたが、その頃から能力が違っていました。その後は牧場に戻ってきての調整となりましたが、更に状態が良くなっていたので、勝ち負けのレースができると期待をしていました」

 今年の札幌2歳S(G3)は出走馬9頭のうち、未勝利馬が5頭となっていた。ただ、出走メンバーに関係なく、自らのレースをしていったショウナンガレオンは、直線入り口で逃げていたコスモハナミズキを交わして先頭に躍り出ると、そのまま着差を離していってゴール。単勝オッズ1.1倍という絶対的な支持に応えてみせた。

 高見優也厩舎長はメイクデビュー函館に続き、札幌2歳S(G3)も競馬場へ応援に行っていた。

 「長くいい脚が使えるのがショウナンガレオンの良さなのですが、札幌2歳S(G3)もその持ち味を活かせたレースだったと思います。オーナーにとっても、昨年の札幌2歳S(G3)以来の重賞勝ちとなったので、一緒に喜び合えて嬉しかったです」

 レース後のショウナンガレオンは、ノーザンファーム空港へと戻り、次走の東スポ杯2歳S(G2)に向けての調整が行われている。

 「札幌2歳S(G3)のパドックでは多少はテンションが高くなっていましたが、こちらではリラックスできています。オンとオフの切り替えもできる馬だけに、いい状態で厩舎へと送り出したいです」

 フライトライン産駒としては、世界初の重賞馬となったショウナンガレオン。この後の東スポ杯2歳S(G2)も勝った暁には、産駒では世界初のG1馬の道も十分に開けていきそうだ。