重賞ウィナーレポート

2026年09月05日 京成杯オータムH G3

2026年09月05日 中山競馬場 晴 良 芝 1600m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:ピコローズ

プロフィール

生年月日
2022年05月10日 04歳
性別/毛色
牝/鹿毛
戦績
国内:16戦5勝
総収得賞金
111,201,000円
父
サトノダイヤモンド
母 (母父)
ルージュノアール  by  ストーミングホーム(GB)
馬主
(株) ビジュピコ
生産者
チャンピオンズファーム (新ひだ)
調教師
伊藤 大士
騎手
三浦 皇成

 秋競馬の開幕を告げる第71回京成杯オータムH(G3)が9月5日、中山競馬場芝1,600mコースで行われ、中団のインで脚を溜めていた三浦皇成騎手騎乗の10番人気ピコローズがゴールまで鋭く抜け出し、1分32秒0(良)のタイムで重賞初勝利。初の重賞挑戦で重賞ウィナーの仲間入りをした。この勝利で通算成績を16戦5勝2着3回3着1回とした。

 管理する伊藤大士調教師にとっては2025年のCBC賞(G3)(優勝馬インビンシブルパパ)以来のJRA重賞勝で通算4勝目。三浦皇成騎手にとっては昨年のスプリンターズS(G1)(優勝馬ウインカーネリアン)以来のJRA重賞勝利で通算24勝目。なお、三浦皇成騎手は、この勝利で2013年から続けているJRA重賞勝利の連続年記録を「14」とした。

 ピコローズの生まれ故郷は新ひだか町のチャンピオンズファーム。2000年に設立された総合牧場で、年間の生産頭数は約60頭。現在は北海道の新ひだか町、千歳市、そして滋賀県の施設を使って、約200人のスタッフが預託馬も含め、強く、丈夫な馬づくりに励んでいる。JRA重賞勝利は昨年のキーンランドC(G3)(優勝馬パンジャタワー)に続くもので4年連続8勝目。

 新ひだか町の生産部門で働く繁殖スタッフの山崎さんは「牧場時代のピコローズは健康で怪我もせず、お産から離乳まで繁殖担当の印象に残るものがないほど順調に育ってくれました。初めての重賞挑戦でいきなり勝ってしまうとは、本当に驚きでした。とても嬉しいです」と声を弾ませ、今回はテレビ観戦だったという中期育成を担当したチャンピオンズファームの藤井将一場長は「テレビ画面で見るパドックの様子はいつもと変わらず落ち着いた様子だったと思います。前走の新潟日報賞を凄い末脚で勝ってくれたうえに、今回が重賞初挑戦ということもあってハンデにも恵まれていましたから、テレビの前にいた牧場スタッフみんなで期待して見ていました」と当日の様子を話してくれた。

 そんなスタッフの気持ちを乗せた愛馬は好スタートから好位を手応えよく追走。「最後は必ず伸びてくれる馬なので、ゴール前は大盛り上がりでした。三浦皇成騎手のリードに応えるように、最後は馬群を割ってくれました。本当に頭が下がる思いでした」と言葉を弾ませた。

 牧場時代の印象を訪ねると「パンジャタワー(NHKマイルC(G1)など)やピコチャンブラック(スプリングS(G2))と同じ世代ですが、繁殖部門からの申し送り通りに気性は素直で〝素直な優等生〟。扱いも楽でした。当時からスピードだけで言えば、この馬が3頭の中では1番という評価で、育成段階において手を焼いた記憶はまったくありませんでしたが、他の2頭と比較すると成長曲線が緩やかで、着実に力とスピードを増してくるタイプでした。距離に限界があるタイプだとは思いますが、まだ4歳なので、これからどんどん活躍してほしいです。今後がますます楽しみになりました」と期待に胸を膨らませている。