重賞ウィナーレポート

2026年08月16日 中京記念 G3

2026年08月16日 中京競馬場 晴 良 芝 1600m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:ラヴァンダ

プロフィール

生年月日
2021年03月10日 05歳
性別/毛色
牝/黒鹿毛
戦績
国内:21戦4勝
総収得賞金
222,210,000円
父
シルバーステート
母 (母父)
ゴッドパイレーツ  by  ベーカバド(FR)
馬主
森永 聡
生産者
森永 聡 (新冠)
調教師
中村 直也
騎手
岩田 望来

 サマーマイルシリーズの第3戦「第74回中京記念(G3)」は8月16日、中京競馬場で行われ、先行馬を見るような位置でレースを進めた好位、岩田望来騎手が騎乗する2番人気ラヴァンダが、最後は馬群を割るようにして抜けだし、逃げ込みを図る先行馬をねじ伏せた。勝ちタイムの1分31秒1は2025年にグローリーリンクが記録したタイムを0秒2上回るコースレコードにもなった。管理した中村直也調教師のJRA重賞勝利は昨年のアイルランドT(G2)(優勝馬ラヴァンダ)以来となるもので通算5勝目。なお、中村直也調教師のJRA重賞勝利は2023年から4年連続勝利となり、騎乗した岩田望来騎手にとっては前週のエルムS(G3)に続くJRA重賞利で今年5勝目、通算23勝目のタイトルとなった。

 ラヴァンダの生まれ故郷は新冠町の森永聡牧場。1968年に父親である正志さんが創業した牧場を2009年に引継ぎ、現在も家族だけで、丁寧な生産活動を行っている牧場だ。ラヴァンダのほか、1998年の阪神3歳牝馬S(G1)(現在の阪神ジュベナイルフィリーズ(G1))3着馬で、翌年のエルフィンSを勝ったゴッドインチーフや2005年の北九州記念(G3)など重賞5勝のメイショウカイドウ、ホッカイドウ競馬の重賞を11勝したオヤコダカなどを生産している。

 今回、森永さんは牧場テレビからの応援で、家族が中京競馬場に向かったそうだ。

 「すでに大きなタイトルを獲っている馬。中村直也調教師からは、普段と変わらない状態と聞いていましたし、生産牧場としては、とにかく無事にという思いでレースを待ちました。今回はテレビの画面越しではありましたが、パドックでも落ち着いた中に力強い歩様を見せてくれていたと思います。生産馬が重賞競走に出走するのですから、応援するのは当たり前の話ですが、今回は牡馬が相手。とにかくこの馬らしい競馬をして欲しいと願っていました。最高の結果を導きだしてくれたのは、良い状態で送り出してくれた中村直也調教師、上手にリードしてくれた岩田望来騎手のおかげです」と当日の思いを話し「コースレコードを塗り替える走りには正直言って驚きました」と少しだけ胸を張った。

 母のゴッドパイレーツも森永さんの生産馬。JRAで勝ち上がることは出来なかったが、移籍したホッカイドウ競馬で素質を開花。ダートグレード競走のブリーダーズGC(Jpn3)にも駒を進めている。現役を引退したあとは生まれ故郷の牧場に戻り、今年は3月にサートゥルナーリアの牡馬を出産した。「生産馬はとにかく無事に生まれて欲しいと思っていますが、この馬は高額種牡馬産駒で、重賞勝馬の半弟。そんな贔屓目もあって高い点数が与えられる馬」と、少し照れながら表現してくれた。

 そして次走は連覇の期待がかかるアイルランドT(G2)への出走が決まっている。「ずっとこの馬の手綱を取ってきた岩田望来騎手が(騎乗停止により)騎乗出来ないのは残念ですが、十分な実績がある横山騎手が騎乗してくれるというのは心強いと思います。昨年も勝っている相性の良いレースですから、悔いの残らないような競馬を期待したいと思います」当日は、東京競馬場で応援するつもりだという。