重賞ウィナーレポート

2026年08月16日 札幌記念 G2

2026年08月16日 札幌競馬場 晴 良 芝 2000m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:シェイクユアハート

プロフィール

生年月日
2020年03月30日 06歳
性別/毛色
牡/栗毛
戦績
国内:31戦7勝
総収得賞金
348,182,000円
父
ハーツクライ
母 (母父)
ルンバロッカ(IRE)  by  Sri Pekan(USA)
馬主
吉田 千津
生産者
社台ファーム (千歳)
調教師
宮 徹
騎手
古川 吉洋

 シェイクユアハートがその馬名通りに、この札幌記念(G2)でも「魂を揺さぶる」ような走りを見せた。

 宝塚記念(G1)以来のレースとなったこのレースに、シェイクユアハートは3番人気で出走。昨年末の中日新聞杯(G3)で重賞初制覇を果たし、今年に入ってからも金鯱賞(G2)を優勝と、本格化を証明していたが、改めて真価を問われる一戦となった。

 「宝塚記念(G1)の後は、このレースを目標に社台ファーム鈴鹿で立て直しを図ってきました」と話すのは、社台ファームの東礼治郎場長。東礼治郎場長もシェイクユアハートの躍進には喜びを感じていたものの、秋のG1戦線に名乗りを挙げるためにはレース条件や、相手関係を考慮しても無様な競馬はできないとの、強い思いを持っていた。

 「輸送は決して得意な馬では無かったので、それをクリアするのがひとつのポイントになるのではと思いました。レース前は函館競馬場での調整となりましたが、鞍上を務めてくれた古川吉洋騎手が付きっ切りで攻馬攻め馬を行ってくれましたし、輸送後の体重減も想定内に治まってくれたのも、力を出せる結果になったのだと思います」

 スタート後は横一線の展開となったが、その中からホウオウビスケッツがハナを主張していく。2コーナーを過ぎたあたりで2番人気のアドマイヤテラが外から捲っていき、前目に付けていた1番人気のショウヘイも後ろをマークするような形となったが、シェイクユアハートは後方で脚を溜めながら、最後の直線へと向かっていく。

 「人気馬が動いたことでよどみのない展開となりました。ただ、古川吉洋騎手はシェイクユアハートの競馬をさせるべく、動かずに冷静に立ち回った騎乗をしてくれており、結果としてはこのエスコートが完璧だったと思います」

 横一線となった最後の直線。大外に進路を取ったシェイクユアハートは、その末脚で一気に先頭に躍り出る。勝ち時計の1分58秒2は札幌競馬場芝2,000mのコースレコードともなった。

 「展開が向いたにせよ、強いレース内容を見て、爽快な気持ちになりました。社台ファーム鈴鹿も含めた牧場スタッフの全員と、管理をしていただいた宮徹先生や厩舎スタッフの皆さん。そして古川吉洋騎手を含めた、チーム一丸となって掴みとった勝利だと思います」

 レース後、古川吉洋騎手が社台ファームを訪ねに来た時に、東礼治郎場長や牧場スタッフに対して、常に状態が安定している管理技術や、レースでも全く変わりがなく騎乗できることをしきりに褒めていたという。

 そしてシェイクユアハートはレース後に社台ファーム山元トレーニングセンターを経由して、社台ファーム鈴鹿へと移動。レースや輸送の疲労感も無く、順調に調整が行われている。

 「次走は天皇賞(秋)(G1)となりますが、いい状態でレースに出走できそうです」と話す東礼治郎場長。見事な末脚を使った札幌記念(G2)だけでなく、更に直線が伸びる天皇賞(秋)(G1)でも、まさに「魂を揺さぶる」ような走りを見せてもらいたい。