2026年08月02日 クイーンS G3
優勝馬:ココナッツブラウン
プロフィール
- 生年月日
- 2020年04月28日 06歳
- 性別/毛色
- 牝/鹿毛
- 戦績
- 国内:16戦5勝
- 総収得賞金
- 187,646,000円
- 馬主
- 下河辺 隆行
- 生産者
- 下河辺牧場 (門別)
- 調教師
- 上村 洋行
- 騎手
- 北村 友一
真夏の女王決定戦「第74回クイーンS(G3)」が8月2日、札幌競馬場芝1,800mコースを舞台に、14頭立てで行われ、道中は後方を進んだ北村友一騎手騎乗の1番人気ココナッツブラウンが3~4角で捲り気味に進出、最後は追い上げてきた2着馬を3/4差抑え込み、1分46秒1(良)で優勝。2着だった昨年の雪辱を果たすと同時に、デビュー16戦目で待望の重賞初制覇を記録した。管理する上村洋行調教師にとっては、今年の葵S(G3)(優勝馬デアヴェローチェ)に続く重賞勝利で今年2勝目、通算11勝目。騎乗した北村友一騎手にとっては、函館スプリントS(優勝馬ピューロマジック)に続くJRA重賞勝利で今年5勝目、通算43勝目。なお、北村友一騎手はこの勝利で、史上9人目となる全10場重賞制覇を達成した。
ココナッツブラウンの生まれ故郷は日高町の下河辺牧場。1966年創業という歴史ある牧場で、1995年からは育成部門をスタート。現在では生産から育成、調教を行う総合牧場で、年間100頭ほどを生産。過去には三冠牝馬のスティルインラブや菊花賞馬キセキ、桜花賞馬アユサンに、オークス馬ダイワエルシエーロ、2歳牡馬チャンピオンのドルチェモアなど活躍馬は枚挙に暇がない。
この日、代表の下河辺行雄代表取締役と、実弟で本馬を所有する隆行取締役、先代の俊行会長と多くの牧場スタッフが競馬場に足を運んで愛馬に声援を送った。
「昨年はこのレース(2着)と札幌記念(G2)(2着)で悔しい思いをしましたので、この勝利は本当に嬉しいです。北海道の生産者にとって、生産地から最も近い札幌競馬場の重賞競走は特別なもの。その瞬間を、苦楽をともにした仲間たちと分かち合えたのは、最高の気分です」と相好を崩したのは、隆行氏だった。
3歳時にはローズS(G2)5着の実績こそあったが、昨年は3勝クラスを勝ち上がった直後のチャレンジで2着。最後の直線で追い出しを待たされるようなシーンもあり、悔しい2着だったこともあり、喜びは格別だったようだ。
牧場時代は、いわゆるお転婆娘、ブレーキングから育成までを担当していた隆行氏は「激しい気性の持ち主で、スタッフはずいぶんと苦労させられました」と、やや苦笑い。「それでも、走りだしてからのスピードは素晴らしいものがありました」と牧場時代を振り返った。
下河辺牧場のスタッフを手こずらせたという気性はトレセンへと移動しても変わらず、馬体重の大幅増減を繰り返すなど、上村洋行調教師はじめ厩舎スタッフも悩ませていたという。
今回は、得意とする滞在競馬。「馬体重はマイナス4kgでしたが、パドックでも落ち着いていて頼もしさを感じました。鞍上は、昨年のクイーンS(G3)からずっとコンビを組んでくれる北村友一騎手ですから、心強く感じました」とレースを振り返ってくれた。
「大きなタイトルを取ってくれましたので、秋はさらに大きなレースを目指すことになると思いますが、すでに6歳馬。ココナッツブラウンは競走を終えたあとにも大きな仕事が待っている馬ですから、この秋が最後のチャレンジとなると思います。悔いの残らないようなレースをして欲しいと思います」とエールを送っている。
















