2026年07月05日 北九州記念 G3
優勝馬:フリッカージャブ
プロフィール
- 生年月日
- 2022年05月07日 04歳
- 性別/毛色
- 牡/黒鹿毛
- 戦績
- 国内:11戦6勝
- 総収得賞金
- 116,682,000円
- 馬主
- ウエスト.フォレスト.ステイブル (株)
- 生産者
- 宝寄山 拓樹 (門別)
- 調教師
- 西園 翔太
- 騎手
- 松山 弘平
サマースプリントシリーズ第2弾「第61回テレビ西日本賞北九州記念(G3)」は7月5日、小倉競馬場芝1,200mコースで行われ、好スタートから無理なく先行した松山弘平騎手騎乗の1番人気フリッカージャブが直線入り口で先頭立つと、そのまま1分8秒0(重)で先頭ゴールイン。通算成績を11戦6勝2着1回とし、2度目の重賞挑戦で初のビッグタイトルを手中にした。西園翔太調教師にとっては19回目のJRA重賞挑戦で記念すべき初勝利。松山弘平騎手にとっては今年の日本ダービー(G1)に続くJRA重賞勝利で通算59勝目となった。
フリッカージャブの生まれ故郷は、日高町の宝寄山拓樹牧場。生産と中期育成、後期育成まで手広く事業展開を行っている牧場で、創業は昭和39年。現在代表を務める宝寄山拓樹氏の祖父にあたる武夫氏によって牧場の歴史がスタートしたという。その当時はアラブの生産を行っていたというが、アラブ競馬の衰退とともにサラブレッドの生産へと移行。現在は約30頭の繁殖牝馬を5人のスタッフで管理しているという。
その歴史の中で2022年の浦和記念(Jpn2)に勝利したクリノドラゴンや、2016年のグランダムジャパン3歳シーズン優勝ゴールドパテックなどを送り出してきたが、JRA重賞は初タイトル。牧場は、歓喜に沸いている。
この日、宝寄山拓樹代表の姿は小倉競馬場のパドックにあった。「今回の体重は前走からマイナス2kgでしたが、昨年秋に新潟競馬場で北陸Sを勝ったときや、春のオーシャンS(G3)のときに比べて、ひと回り大きくなって逞しくなったという印象を受けました」と、少し気合いを表に出しながら2人引きで周回を重ねる愛馬を心強く思ったそうだ。
「1番人気にしていただきましたが、前走の鞍馬Sがレコード勝ちだったようにスピードを武器にする馬ですから、馬場状態は気になりましたし、最軽量とは7.5kg差のハンデ戦。ただ、手が合う松山弘平騎手が引き続きコンビを組んでくれたのは心強かったです。今の自分に出来ることは見守り、応援する事だけ」とレースの発走時刻を待っていたそうだ。
結果は人気に応える快走劇。「終始手応えよく運べたように体調も良かったのだと思います。しっかりと送り出してくれた厩舎関係者に感謝したいです」と笑顔を広げた。
母ナイキトリックにサートゥルナーリアとの配合は宝寄山拓樹代表が決めた。「サートゥルナーリアの初年度世代で、自分の牧場でも配合したかった。配合するからには良い繁殖牝馬をと選んだのがナイキトリックです。ナイキトリックはサクラバクシンオーの肌馬ですから、スタミナを入れるというのがセオリーなのでしょうが、スピードを重ねたかったという意味もあります」と配合のポイントをちらり。そうして生まれた仔は「独特のオーラを持った馬」と表現してくれた。「人間が扱う分にはほとんど苦労のいらない馬なのですが、馬同士では近寄りがたい雰囲気があるようです。この馬が厩舎の廊下にいると、ほかの馬が出てこないようなことが何度かありました」というエピソードも話してくれた。
「無事であれば、このあともフリッカージャブは活躍してくれると思いますが、生産牧場としてはナイキトリックの後継繁殖牝馬が欲しいと思っています。当牧場に移動してくる前の牧場では本当に大切にされていた血統ですから、それをつなげていきたい」と夢を広げている。
















