2026年06月28日 ラジオNIKKEI賞 G3
優勝馬:サノノグレーター
プロフィール
- 生年月日
- 2023年03月29日 03歳
- 性別/毛色
- 牡/鹿毛
- 戦績
- 国内:7戦3勝
- 総収得賞金
- 65,812,000円
- 馬主
- 佐野 信幸
- 生産者
- 沖田牧場 (門別)
- 調教師
- 尾形 和幸
- 騎手
- 田辺 裕信
菊花賞(G1)、あるいは秋の中距離路線を目指す3歳馬による中距離ハンデキャップ重賞「第75回ラジオNIKKEI賞(G3)」が6月28日に行われ、後方を進んだ田辺裕信騎手騎乗の1番人気サノノグレーターが最後の直線で大外から鋭く伸び1分45秒2(良)のコースレコードで優勝し、通算成績を7戦3勝(重賞1勝)とした。管理した尾形和幸調教師は2013年の京王杯2歳S(G2)(優勝馬カラダレジェンド)以来のJRA重賞勝利で通算2勝目、田辺裕信騎手にとっては2025年の福島牝馬S(G3)(優勝馬アドマイヤマツリ)に以来のJRA重賞勝利で通算47勝目(当時)。生まれ故郷の福島県では7つ目の重賞タイトルとなった(当時)。
サノノグレーターの生まれ故郷は日高町の沖田牧場。昭和5年創業という歴史ある牧場で戦前は軍用馬の生産も行い、現在は本場、分場あわせて約60haという土地に40頭前後の繁殖牝馬を繋養。9人のスタッフで、強く丈夫な馬づくりを行っているが、2013年の中山記念(G2)(優勝馬ナカヤマナイト)以来のJRA重賞勝利に牧場は沸いた。
同牧場の松原場長は「東京競馬場芝1,600mの新馬戦に勝ち、葉牡丹賞をレコード勝ちした実績から人気にはしていただきましたが、共同通信杯(G3)以降は思うような結果を残せていなかったので、正直言えば半信半疑。強いメンバー相手に、どんな競馬をしてくれるのだろうかと思ってレースを待っていました」と生産者ならではの目線でレースを待っていたそうだ。そうした思いを良い意味で裏切る快勝劇に「強い競馬をしてくれたと思います。尾形和幸調教師、田辺裕信騎手のおかげです。たくさんの方々の期待に応えられて嬉しいし、ほっとしています」と、相好を崩した。
サノノグレーターは北海道市場サマーセール取引馬だ。3,000,000万円からスタートし、結果的には4,840,000円(税込)で、現オーナーによって落札された。「初日の早い順番(上場番号30番)でしたが、複数の方から声をかけていただき嬉しかったです」。
そんなサノノグレーターの牧場時代は「健康で、欠点のない馬」だったそうだ。「母メメクザリアーナは浦河町の牧場で生まれ、競走馬としては出走に至りませんでしたが、クイーンS(G3)に勝ったピエナビーナス産駒。生まれ故郷で繫殖牝馬となっていたのですが、縁あって当牧場に移動してきました。沖田牧場では2頭目の産駒でしたので兄姉との比較は出来ませんが、扱い易く、大人しい馬。せり場でも雰囲気にのまれることなく、冷静さを保っていた印象があります。牧場時代はケガや病気とは無縁で、良い意味で目立たないような馬でした」と話してくれた。2025年、母のメメクザリアーナは産駒に恵まれなかったが「今年はグレーターロンドンを配合し、無事に受胎しました」とのこと、無事であれば、来年はサノノグレーターの全弟妹が生まれるはずだ。
「牧場で働く人間として、このような馬に巡り合えたことを嬉しく思いますし、誇りに思います。今回、大きなタイトルをひとつ取ってくれましたので、生産者としてはとにかく無事に。無事であれば結果は付いてきてくれると思いますので、悔いのないような競走生活を送って欲しい」と静かに期待している。
















