重賞ウィナーレポート

2026年04月26日 フローラS G2

2026年04月26日 東京競馬場 晴 良 芝 2000m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:ラフターラインズ

プロフィール

生年月日
2023年02月06日 03歳
性別/毛色
牝/黒鹿毛
戦績
国内:5戦2勝
総収得賞金
74,425,000円
アルアイン
母 (母父)
バンゴール  by  キングカメハメハ
馬主
(有) サンデーレーシング
生産者
ノーザンファーム (安平)
調教師
小笠 倫弘
騎手
D.レーン

 フローラS(G2)を制し、オークス(G1)の切符を掴んだのはノーザンファーム生産馬であるラフターラインズ。育成を手掛けたノーザンファーム空港の佐野颯太厩舎長にとっては、初めて厩舎から送り出した重賞馬となった。

 「イヤリングから入場してきた頃から、重賞で勝てるとの期待をしてきた育成馬でした。それだけに条件戦で勝ちきれないレースが続いていた時は悔しい思いもありましたが、重賞で最高の結果を出してくれたことにホッとしています」(佐野颯太厩舎長)

 錚々たる名馬を送りだしてきた、「バラ一族」の出身となるラフターラインズは、馴致の頃から大人しくて、スタッフの誰が接しても扱いやすい性格をしていた。

 「一言で言うのなら優等生でした。調教も順調に進められており、早期の移動が叶ったのが、早い時期のデビューにも繋がっていきました」

 8月17日のメイクデビュー新潟では2着に敗れたものの、そのレースでは上がり最速の末脚(33秒2)を披露。そこから初重賞制覇となったフローラS(G2)まで、5戦続けて上がり3ハロンのタイムは最速を記録している。

 「育成時から反応の良さを感じていただけでなく、乗っている人間のアクションに際しても、物凄くいいリアクションを返してくれただけでなく、長くいい脚を使えると思えるような安定感も感じられました」

 その時から厩舎スタッフの中では、「いつか重賞を勝てる馬」との期待が膨らんでいた。

 初の重賞挑戦となった今年のきさらぎ賞(G3)では3着となったものの、勝ったゾロアストロとは同タイムかつ、アタマ差+ハナ差の3着に入着。牝馬限定の重賞であるフローラS(G2)では一番人気を集めると、最後の直線では馬場の真ん中から抜け出すと、上がり32秒8の末脚を使い、2着となったエンネの追撃も振り切った。

 レース後、鞍上を任されたD.レーン騎手からは、「今日の距離は全く問題はなく、もうちょっと距離があっても大丈夫だと思います」とオークス(G1)に向けてのプラス材料も聞かれていた。

 佐野颯太厩舎長もまた、「育成時代から乗りやすかった馬なだけに、距離の融通は利くと思います。むしろ、オークス(G1)はコース的にもこの馬向きだと思っています」とオークス(G1)への期待を口にする。そう話す佐野颯太厩舎長は、これまでに2頭育成馬がG1に挑戦しているが、その2頭ともまだ、勝利を上げてはいない。

 「3度目の正直といきたいところですが、今回はげんを担ぐ意味で行かないほうがいいと思っています」と苦笑いを浮かべる佐野颯太厩舎長。能力を高く評価してきただけに、是非とも応援に行ってもらいたいとも思うが、今回もラフターラインズが素晴らしい末脚を使ってくれるはずであり、その先にあるのは厩舎の育成馬では初めてとなるG1制覇になるのかもしれない。