2026年04月04日 ダービー卿ChT G3
優勝馬:スズハローム
プロフィール
- 生年月日
- 2020年03月11日 06歳
- 性別/毛色
- 牡/鹿毛
- 戦績
- 国内:21戦6勝
- 総収得賞金
- 154,850,000円
- 馬主
- 森 達郎
- 生産者
- アラキフアーム (新冠)
- 調教師
- 牧田 和弥
- 騎手
- 藤懸 貴志
京王杯スプリングC(G2)、もしくは安田記念(G1)を目指すマイラーたちによるハンデ重賞「第58回ダービー卿ChT(G3)」が4月4日、中山競馬場芝1,600mコースで行われ、最終コーナーを14番手でまわった藤懸貴志騎手騎乗の10番人気スズハロームが大外から力強く脚を伸ばし、鮮やかな追い込み勝ち。7度目のJRA重賞挑戦で重賞初勝利を記録した。管理トレーナーの牧田和弥調教師のJRA重賞勝利は2024年中山グランドジャンプ(JG1)(優勝馬イロゴトシ)以来で通算6勝目。藤懸貴志騎手にとっては2021年マーメイドS(G3)(優勝馬シャムロックヒル)以来、通算2つめの重賞タイトルとなった。
スズハロームの生まれ故郷は新冠町のアラキファーム。本格的な創業は1963年(昭和38年)からだそうだが、その20年ほど前にもアラブ種の生産をしていたという。その後、1度は馬から離れたが、先代の荒木正博さんを中心に軽種馬の生産を行いながら、水田で米づくりをする兼業農家として再スタートを切ったそうだ。その歴史の中で1978年のJRA賞最優秀2歳牡馬で、翌年の皐月賞馬ビンゴガルーや、1988年の桜花賞馬アラホウトク、1983年の菊花賞2着、日本ダービー3着ビンゴカンタなどを送り出している。生産馬の重賞勝利は2017年のアイビスサマーダッシュ(G3)以来となる。現在は、梶川憲一代表のもと家族とスタッフ1日で繁殖牝馬9頭を管理しており、スズハロームの母アイラインは、アラホウトクのひ孫で、アラホウトクの母ビンゴモレロはビンゴガルーの全妹という血統だ。今年はリアルスティールの牝馬が生まれているという。
牧場時代のスズハロームは「アラキファームで大切にしている牝系(フラワースウイース系)で牧場時代は良い意味で印象に残らないような賢い馬。優等生でした。育成場に移動してからはやんちゃなところを見せ始めたようですが、私自身は手を焼いた記憶はありません」と仔馬時代を振り返った。
この日、梶川憲一代表は中山競馬場で愛馬に声援を送っていたそうだ。「スワンS(G2)でのアクシデント(ゲート内突進)のあと、なかなか調子が戻らなかったですが、前走の洛陽Sが良い勝ち方だったので、内心は期待していました。生産者のひいき目かもしれませんが、パドックの雰囲気もすごく良かったように感じました」とレース当日を振り返り「ゴールした瞬間は勝ったのか、負けたのか分からなかったです。周囲の人たちは勝った、勝ったと言ってくれましたが、その時は半信半疑。スローVTRで勝利を確信しました」と笑顔を広げた。
梶川憲一代表としては初めての表彰台は「無我夢中。まわりを見る余裕なんてまったくありませんでした。ここに立たせてくれた関係者の方々と馬に感謝です」と喜びを噛み締め「今回は、幸いにも勝つことができましたが、わずかの差で負けることもあるのが競馬。実際、スズハロームでは何度も悔しい思いをしてきました。次走は安田記念(G1)と聞きました。これまで以上に強い馬たちとの競馬になりますが、まずは無事に。そして悔いのないレースをして欲しい」と願っている。
















