重賞ウィナーレポート

2026年03月15日 金鯱賞 G2

2026年03月15日 中京競馬場 晴 良 芝 2000m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:シェイクユアハート

プロフィール

生年月日
2020年03月30日 06歳
性別/毛色
牡/栗毛
戦績
国内:29戦6勝
総収得賞金
277,062,000円
ハーツクライ
母 (母父)
ルンバロッカ(IRE)  by  Sri Pekan(USA)
馬主
吉田 千津
生産者
社台ファーム (千歳)
調教師
宮 徹
騎手
古川 吉洋

 近年の社台ファーム生産馬の活躍については、2024年に三重県鈴鹿市伊船町に開場した社台ファーム鈴鹿の功績も大きいのは間違いない。昨年の中日新聞杯(G3)に続き、今年の金鯱賞(G2)を勝ったシェイクユアハートも社台ファーム鈴鹿で頻繁に調整が行われてきた。

 「デビュー前に千歳(社台ファーム)にいた頃から見ていますが、あの当時の頼りない歩様からは見違えるほど、現在の姿は逞しくなっています」と話すのは社台ファーム鈴鹿の斎藤孝調教総括主任。社台ファームでは長きに渡って騎乗育成の現場に携わり、その経験を現在は社台ファーム鈴鹿の管理馬に反映させている。

 「シェイクユアハートは、社台ファーム鈴鹿の開業直後からの入場馬となります。その後も幾度となく調整を行ってきていますが、入場当初から我が家のようにのんびり過ごしてくれています。こうした環境への順応の早さ、そして、賢さも本馬のストロングポイントなのでしょう」

 デビューから金鯱賞(G2)まで実に29戦を戦い抜いてきたシェイクユアハートとなるが、そのローテーションを可能としたのが社台ファーム鈴鹿での調整だったと言える。常にリフレッシュな状態でレースに臨めているだけでなく、その中で成長を重ねながら確実にクラスを上げていき、昨年は中日新聞杯(G3)で重賞初制覇。そして、更にメンバーが強化された金鯱賞(G2)でも更に成長した姿を証明した。

 今年の金鯱賞(G2)には連覇を目指すクイーンズウォークが1番人気となり、重賞で好走を続けるドゥラドーレスが2番人気の支持を集めた。シェイクユアハートは8番人気の評価とはなったものの、後方で脚を溜めていくと、後方一気の末脚で先に抜け出したジョバンニを交わしていく。

 「最後の直線は強い向かい風が吹いていた中で、メンバー中最速となる上がり3F 33秒5の脚を使ってくれました。先行馬が残る展開となっただけに、着差以上の強さだったと思います」

 レース後、優先出走権を得た大阪杯(G1)には出走せず、札幌記念(G2)からの始動も予定されていたが、先日、管理をする宮徹調教師から、「状態が良ければ宝塚記念(G1)に使います」との発表があった。これも社台ファーム鈴鹿での調整が上手くいっている証でもあるのだろう。G3、G2と駆け上ってきたからには、残るのはG1タイトルだけ。もし、宝塚記念(G1)への出走が叶った時には、惑星馬の評価にとどまらない走りも期待したくなる。