2026年03月07日 中山牝馬S G3
優勝馬:エセルフリーダ
プロフィール
- 生年月日
- 2021年02月16日 05歳
- 性別/毛色
- 牝/鹿毛
- 戦績
- 国内:14戦5勝
- 総収得賞金
- 115,157,000円
- 父
- キタサンブラック
- 母 (母父)
- デルマオギン by ハービンジャー(GB)
- 馬主
- 高橋 文男
- 生産者
- 社台ファーム (千歳)
- 調教師
- 武藤 善則
- 騎手
- 武藤 雅
2017年に美浦の水野貴広厩舎から騎手デビューを果たした武藤雅騎手は、今年で28歳。デビュー年には24勝をあげる活躍で民放競馬記者クラブ賞に輝く。
2019年には、父である武藤善則調教師の管理馬ラインカリーナで関東オークス(Jpn2)を優勝。その一方で中央重賞制覇にはなかなか手が届かないでいたものの、エセルフリーダに騎乗して臨んだ中山牝馬S(G3)では、6番人気の評価を覆す走りで人馬共に初めての中央重賞制覇を果たした。
その武藤雅騎手に初の重賞タイトルをもたらしたエセルフリーダは、社台ファームの生産馬となる。牝馬のイヤリング厩舎を管理する鶴岡彬厩舎長は、繁殖厩舎から来た頃の印象について、「初仔ですが、その割には骨量があってしっかりとしていました。何よりも精神面で全く波がなく、とても扱いやすいタイプでした」と当時を振り返る。母のデルマオギンは4代母に重賞5勝馬のダイナアクトレス、そして近親にスクリーンヒーローの名前も見つけられる、社台ファームの基礎牝系の出身ともなる。
「武藤善則調教師も頻繁に来場されては、当時のエセルフリーダを見る度に、馬体や佇まいを常に褒めてくださっていました」そう話す鶴岡彬厩舎長は、エセルフリーダと武藤善則調教師を会わせた時に、特に印象に残っているエピソードがあった。
「エセルフリーダが1歳の5月を迎えた時にも来場されたのですが、その際には『オークス(G1)を目指す』と言われていました。それだけ、その時点における馬の出来も良かったのでしょう」
有言実行とばかりに、エセルフリーダは明くる年のオークス(G1)に出走する。そのオークス(G1)では8着に敗れたものの、自己条件に戻ってからは安定したレースを続けていき、今年の初富士S(3勝クラス)を勝利してオープン入り。オープン入り初戦となる中山牝馬S(G3)に臨んでいった。
ハンデ戦で行われる中山牝馬S(G3)だが、エセルフリーダの斤量は53kg。その軽量を生かすかのように、2番手からレースを進めていくと、最後の直線では早めに先頭に立っただけでなく、そのままゴールまで押し切ってしまう。
「ハンデ差があったにしても、このレースは強気な競馬でしたし、それを引き出してくれた武藤雅騎手のエスコートは完璧でしたね」
2着にはビヨンドザヴァレーが入り、社台ファーム生産馬のワンツーフィニッシュとなった。これで全5勝のうち4勝が中山コースという相性の良さはあったにしても、エセルフリーダが本格化を迎えつつあるのは間違いない。
「念願の重賞勝ちを果たせただけに、秋からの更なる飛躍に期待しています」と鶴岡彬厩舎長が話しているように、レース後のエセルフリーダは休養へと入っており、秋初戦はオールカマー(G2)、もしくはエリザベス女王杯(G1)を予定している。成長力の高さはキタサンブラック産駒の成績や、古馬となってからも重賞を沸かせた牝系の活躍にも証明されているだけに、秋初戦のレースが楽しみになってくる。
















