重賞ウィナーレポート

2026年02月22日 小倉大賞典 G3

2026年02月22日 小倉競馬場 晴 良 芝 1800m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:タガノデュード

プロフィール

生年月日
2021年04月18日 05歳
性別/毛色
牡/鹿毛
戦績
国内:26戦5勝
総収得賞金
149,453,000円
ヤマカツエース
母 (母父)
タガノミューチャン  by  ハーツクライ
馬主
八木 良司
生産者
有限会社新冠タガノファーム (新冠)
調教師
宮 徹
騎手
古川 吉洋

 冬の小倉開催を代表する重賞競走「第60回小倉大賞典(G3)」が2月22日に小倉競馬場芝1,800mを舞台に行われ、道中は後方を進んでいた古川吉洋騎手騎乗の4番人気タガノデュードが最後の直線で大外から脚を伸ばし、逃げ込みを図った1番人気馬を交わして先頭ゴールイン。6度目の重賞挑戦で嬉しい初勝利。管理調教師の宮徹調教師にとっては2025年の中日新聞杯(G3)(優勝馬シェイクユアハート)以来のJRA重賞勝利で通算14勝目。古川吉洋騎手にとっても同年の同レース以来で、JRA通算14勝目。なお、今回の勝利は、1996年3月にデビューした古川吉洋騎手にとっては、史上88人目のJRA通算600勝という区切りの勝利となった。

 タガノデュードの生まれ故郷は、新冠町の新冠タガノファーム。「タガノ」でお馴染みの八木良司氏が2003年に立ち上げた牧場で、その歴史の中で、2024年のJBCスプリント(Jpn1)優勝タガノビューティーや、2014年デイリー杯2歳S(G2)に勝ったタガノエスプレッソ、2016年の武蔵野S(G3)をレコードタイム勝ちしたタガノトネールなどを送り出している。生産馬によるJRA重賞勝利は2022年の京都ハイジャンプ(JG2)(優勝馬タガノエスプレッソ)以来となり、牧場創設以来、通算10勝目となった。

 「前走(寿S)が良い内容だったので、期待はしていましたが、今回は小倉競馬場の16番枠。格上げ初戦でもあり、この馬らしい競馬で5着以内に入ってくれたら、これからも楽しめる馬になるのではないか」と期待と不安が入り混じった思いでレースを見守ったのは田沼場長。かつて、荻伏牧場で育成責任者として、そして浦河中央育成牧場でも場長を務めるなど、八木良司オーナーが全幅の信頼を置くベテランホースマンだ。

 この日は、忙しい牧場仕事の合間に、一緒に働くスタッフとともどもテレビの前から応援していたそうだ。「ちょうどレースが始まろうかという時間にみんなが集まってきましたが、驚いたのは想像していた以上に人気になっていたこと。そして、馬は、自分たちが思っていた以上の競馬をしてくれました。嬉しかったですし、驚かされました」と声を弾ませた。

 牧場時代の事を尋ねると「元気な馬でした」とひと言。「新冠タガノファームで生まれた馬は、全部八木良司オーナーの所有馬となりますので、健康で丈夫な馬づくりを念頭に置いています。これからも少しでも長く、そして1回でも多くレースを使ってもらえるような馬を育てていきたい」という。

 「タガノデュードの祖母エイシンミューは繁殖馬セールで買い求めた馬ですが、母タガノミューチャンもJRA 4勝で、半妹のタガノアスワドはJRA 5勝。高いレベルで堅実に走ってくれるファミリーです。ヤマカツエースとの配合は八木良司オーナーによるもの。今回の結果は、宮徹調教師はじめ厩舎スタッフや古川吉洋騎手が頑張ってくれたおかげと感謝しています。今年は30頭ほどが生まれる予定ですので、事故のないようにしっかりと管理したい」と気を引き締めている。