重賞ウィナーレポート

2026年02月10日 東京新聞杯 G3

2026年02月10日 東京競馬場 曇 良 芝 1600m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:トロヴァトーレ

プロフィール

生年月日
2021年04月30日 05歳
性別/毛色
牡/青鹿毛
戦績
国内:15戦7勝
総収得賞金
193,673,000円
レイデオロ
母 (母父)
シャルマント  by  エンパイアメーカー(USA)
馬主
(有) サンデーレーシング
生産者
ノーザンファーム (安平)
調教師
鹿戸 雄一
騎手
C.ルメール

 レイデオロは中山金杯(G3)のカラマティアノスに続き、東京新聞杯(G3)をトロヴァトーレが優勝。1か月弱の間に2頭の重賞馬を送り出している。

 2月15日現在における、JBISリーディングサイアーランキングでも第5位となっている。昨年末のリーディングサイアーランキングでは第12位だったが、今年はトップ10入りも視野に入ってきた感がある。

 これからの更なるランクアップに一役も二役も貢献していきそうなのが、芝のマイラーとして確固たる位置を築きつつあるトロヴァトーレと言えよう。これでマイル重賞は昨年のダービー卿ChT(G3)に続いて2勝目。全7勝のうち5勝が芝のマイル戦であり、改めて適性の高さを示す勝利となった。

 「昨年はダートでも好走を見せていましたが、やはり芝のマイルがあっているのでしょう」と話すのは、騎乗育成を手掛けてきた、ノーザンファーム空港の高見優也厩舎長。エルムS(G3)後の牧場での調整だけでなく、ノーザンファーム天栄へ研修に出かけた時も、高見優也厩舎長はトロヴァトーレの背中に跨り、成長の様を感じ取ってきた。

 「乗る度に安定感が増してきた印象がありました。今回のレースを見ていても、折り合い面もついていたように、心身ともに成長を遂げていると改めて思いました」

 高見優也厩舎長は同じレイデオロ産駒の重賞勝馬(目黒記念(G2))でもある、アドマイヤテラの騎乗育成も行っている。トロヴァトーレは芝のマイラーであり、アドマイヤテラは芝のクラシックディスタンスを得意としているが、その違いについても話を聞かせてもらった。

 「一番違っていたのは性格ですね。アドマイヤテラはおっとりとしていて、走らせてもふわふわするようなところがあったにも関わらず、トロヴァトーレは自分からハミを取って、ガツガツいくような馬でした」

 前走の京都金杯(G3)では、メンバー中最速の末脚を使う競馬で4着となり、改めて芝のマイル適性の高さを示す形となった。東京新聞杯(G3)は2番人気でのレースとなったが、まずまずのスタートを切ると、道中は中団を追走。最後の直線では不利を受けるも、進路をこじ開けてくると、そこから一気に末脚を伸ばしていく。インコースでは先に抜け出したラヴァンダが粘り込みを図るも、クビ差交わしての優勝となった。

 2月11日、サンデーサラブレッドクラブのホームページで次走はマイラーズC(G2)になるとの発表があった。阪神の芝1,600mは初めてのレースとなるが、ここで芝のマイル重賞連勝となれば、昨年、17着に敗れた安田記念(G1)のリベンジも見えてくる。

 「レース内容にも表れている今の充実ぶりならば、メンバーが強くなっても好走できると思います。アドマイヤテラもそうですが、トロヴァトーレにも大きなタイトルを取って欲しいと思います」

 2頭のG1での活躍は、レイデオロの総合サイアーランキングを更に高めることとなる。まずはマイラーズC(G2)での走りに注目したい。