重賞ウィナーレポート

2026年02月14日 クイーンC G3

2026年02月14日 東京競馬場 晴 良 芝 1600m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:ドリームコア

プロフィール

生年月日
2023年02月05日 03歳
性別/毛色
牝/鹿毛
戦績
国内:4戦3勝
総収得賞金
60,189,000円
キズナ
母 (母父)
ノームコア  by  ハービンジャー(GB)
馬主
吉田 勝己
生産者
ノーザンファーム (安平)
調教師
萩原 清
騎手
C.ルメール

 2019年のヴィクトリアマイル(G1)、そして、2020年には香港カップ(G1)を優勝したノームコア。ラストランを飾った香港カップ(G1)の後、2021年シーズンから繁殖入りする。

 1番仔となるシルバーレインは、デビュー2戦目に勝ち上がって母に初勝利を授けると、2番仔となるドリームコアが、クイーンC(G3)を優勝し、繁殖牝馬としての優秀さを証明することにもなった。

 「生産、イヤリングと各セクションで常に高い評価を得てきた馬となります。自分自身、ノームコアに接してきたことは無かったのですが、育成スタッフとしてその活躍は目にしていましたし、母の管理をしていた厩舎長とは、その頃にどんな馬だったかと話をしたこともありました」と話すのはノーザンファーム早来の大谷渡厩舎長。厩舎長となってからは、毎年のように重賞馬や牝馬クラシックにおける活躍馬を送りだしてきたが、今年の牝馬クラシック戦線にもドリームコアが名乗りをあげた。

 「こちらに来た頃から、体力面を含めた総合力の高い馬だと感じていました。その後の調教も順調に進められただけでなく、動きの良さもまた、この世代では抜けた存在となっていました」

 完成度の高さもあって、6月14日のメイクデビュー東京に出走したドリームコアは、1番人気の期待に応えて見事に勝利をあげる。

 「完成度の高さだけでなく、競走馬としての奥深さも感じていましたが、新馬戦の勝ち方を見て、改めてクラシックを狙えるとの期待感が膨らんでいきました」

 デビュー2戦目のサフラン賞こそ3着に敗れるも、続くベゴニア賞で2勝目をあげる。ただ、アタマ差での勝利となったことで、大谷渡厩舎長はクラシックでの活躍に、疑問をいだくようになる。

 「新馬戦やサフラン賞も、そこまで速い時計では無かったですし、ベゴニア賞にしても、今後重賞で戦っていくにはまだ速い脚が無いと戦えないと思いました。ただ、クイーンC(G3)の追い切りでは、終いで切れる脚を使っていたので、それがレースでも生かせるのなら、勝ち負けの競馬になるのではと期待も膨らみました」

 ドリームコアの成長を証明するとするなら、レースの度に馬体重が増えているという事実だろう。レース間隔が空いたとは言えども、調教内容を強めた今回でさえ、前走よりもプラス8 kgでの出走となった。

 充実した馬体、そして内容の濃い調教でレースに臨んだドリームコアは、道中は逃げたヒズマスターピースの後ろに付けると、直線では目の覚めるような末脚を使っていく。上がり3ハロンのタイムは、メンバー中第2位タイの33秒8であり、2着のジッピーチューンとは1馬身半の着差を付ける完勝となった。

 「クラシックはまだまだ強い馬が出てくるとは思いますが、それでもこれからの更なる成長が楽しみになる結果となりました。距離もマイルから伸ばしていっても対応できると思います」

 母のノームコアは牝馬三冠クラシックへの出走こそ叶わなかったが、ドリームコアがクラシックロードをどう歩んでいくのか楽しみになってくる。