2026年01月04日 中山金杯 G3
優勝馬:カラマティアノス
プロフィール
- 生年月日
- 2022年02月25日 04歳
- 性別/毛色
- 牡/鹿毛
- 戦績
- 国内:10戦3勝
- 総収得賞金
- 79,166,000円
- 馬主
- (有) サンデーレーシング
- 生産者
- ノーザンファーム (安平)
- 調教師
- 奥村 武
- 騎手
- 津村 明秀
昨年、育成馬がG1で5勝(フェブラリーS(G1)のコスタノヴァ、天皇賞(春)(G1)のへデントール、日本ダービー(G1)のクロワデュノール、菊花賞(G1)のエネルジコ、朝日杯フューチュリティS(G1)のカヴァレリッツォ)をあげた、ノーザンファーム空港のB5厩舎。
今年の中山金杯(G3)も育成馬のカラマティアノスが勝利して、幸先のいいスタートを切ったが、実は昨年の中山金杯(G3)も育成を手掛けたアルナシームが勝利していた。
「アルナシームが勝った時にも、幸先のいいスタートを切れたと話させてもらいましたが、今年もいい流れで2026年を迎えられることができました」と笑顔を見せるのは、B5厩舎の佐々木淳史厩舎長。日本ダービー馬となったクロワデュノールとは同世代となるカラマティアノスは、共同通信杯(G3)で2着となり、皐月賞(G1)と日本ダービー(G1)にも出走。そして日本ダービー(G1)には同じく育成馬のエムズも名を連ねていた。
また、同じ世代には菊花賞馬のエネルジコの名前もある。2022年世代はB5厩舎の黄金世代とも言えるが、育成時のカラマティアノスは、気性面で佐々木淳史厩舎長やスタッフの手を焼かせることがあった。
「育成時はバンテージを巻くのにも一苦労したほどに、何事においても敏感な馬でした。また、レイデオロの産駒はどの条件が合っているのだろうかと、自分たちとしても手探りで調教を行ってきましたが、この馬は馬体も薄くて、動かしても手先に軽さがあったので、マイルから中距離があっているのではないかと思いました」
その後は気性面も成長していっただけでなく、調教も順調に進められたこともあり、早い時期に本州へと移動していく。メイクデビュー新潟、2戦目の2歳未勝利戦と勝利を上げられなかったが、3戦目の2歳未勝利戦を優勝。その年の暮れにはこうやまき賞にも勝利する。
「初戦、2戦目としまいの脚をしっかりと使えていたので、そう遠くない時期に勝ちあがれると思っていました。共同通信杯(G3)も内容のあるレースで2着となっただけに、クラシックでも楽しみだなと思っていましたが、その後に停滞してしまいました」
皐月賞(G1)は10着、日本ダービー(G1)でも12着となったカラマティアノスは、秋初戦に芝のマイル重賞でもある京成杯オータムH(G3)に出走するも、ここでも10着に敗れてしまう。陣営は次走として初のダート戦なるペルセウスSを選択するも、ダートの経験馬たちの壁は厚く、12着に敗退する。
「奥村武先生やオーナーサイドも、色々と試行錯誤してくれたと思います。その中で再び芝の中距離を選んでくれただけでなく、これまでとは違ったレース内容もまた、カラマティアノスに合っていたのでしょう」
鞍上を務めたのはこれが初騎乗となる津村明秀騎手だったが、近走は中団からのレースを見せていたカラマティアノスを、果敢に先行させていく。
「これまでのレースではふわふわするところもあるなど、集中しきれていない面もありました。それを津村明秀騎手は上手く導いてくれただけでなく、道中では力んでいながらも、4コーナーを過ぎてからの手応えも抜群だったので、これは勝ち負けになるのではと思いました」
直線でのたたき合いを制して、速めに先頭になったカラマティアノスであるが、そこに襲い掛かってきたのが、一番人気の支持を集めていたアンゴラブラック。だが、写真判定で2cm差だけ前に出ていたのはカラマティアノスだった。
「テレビの映像が前から斜め気味だったのですが、スローで平行の映像が出た時には交わされたかなとも思いました。確定が出た時には、昨年からの運をまだ残していたのではと思いました(笑)」
レースの次の日には、正月休みを終えた厩舎スタッフが出勤してきたが、その時の挨拶は「あけましておめでとう」と共に、「重賞勝ちおめでとう!」も付け加えられていたという。
「今年最初の重賞勝ちとなっただけに、厩舎の雰囲気も良かったです。今年もスタッフと一丸になって、いい雰囲気の中で仕事をしていきたいですし、出来過ぎだったかもしれませんが、昨年と同じような育成馬の活躍を期待しています」と話す佐々木淳史厩舎長。昨年、育成馬であげたG1勝利は全て異なっていたが、今年のG1勝馬にはカラマティアノスも含まれているのかもしれない。
















