重賞ウィナーレポート

2025年11月19日 ラブミーチャン記念(GDJ)

2025年11月19日 笠松競馬場 晴 良 ダ 1600m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:ココキュンキュン

プロフィール

生年月日
2023年03月06日 02歳
性別/毛色
牝/鹿毛
戦績
国内:8戦6勝
総収得賞金
21,965,000円
エポカドーロ
母 (母父)
フロイデンベルク  by  ダイワメジャー
馬主
大道 一徳
生産者
丸幸小林牧場 (浦河)
調教師
長南 和宏
騎手
山本 咲希到
  • 丸幸小林牧場昭和分場の放牧地
    丸幸小林牧場昭和分場の放牧地
  • 丸幸小林牧場本場の厩舎
    丸幸小林牧場本場の厩舎
  • 丸幸小林牧場の看板
    丸幸小林牧場の看板

 『グランダム・ジャパン(GDJ)2025』2歳シーズン開幕戦の「園田プリンセスC(園田)」、2戦目の「金沢シンデレラC(金沢)」、そして6戦目の「ラブミーチャン記念(笠松)」を、兵庫所属のココキュンキュンが優勝。いずれのレースも先行馬を楽に追走しながら直線に向き、外を豪快に伸びて差し切る強い勝ち方。第6戦までに30ポイントを積み重ね、GDJ2歳シーズンのトップタイに立っている。

 ココキュンキュンの生まれ故郷は、浦河町の丸幸小林牧場。1991年3月に創業し、現在は25頭の繁殖牝馬を管理。近隣のBTCを活用して育成も手掛けており、ココキュンキュンも生産から育成まで手掛けた1頭である。他に、南関東競馬で現役活躍中のローリエフレイバー(牝4歳、大井・月岡健二厩舎)なども生産している。

 「予定日から1か月近く遅れて生まれたのですが、大きくてとてもしっかりとした馬体をしていました。人懐っこく、厩舎に行くといつもお尻をこちらに向けて『掻いて〜!』と甘えてきました」とココキュンキュンの幼少期について話すのは、丸幸小林牧場の代表小林泰子さん。

 その後、健やかに成長したココキュンキュンは1歳夏に北海道市場サマーセールに上場。「せりの時点で体高157cm、体重470kgとバランス良く成長してくれました。落札していただいたオーナーからも『予算オーバーだったけど、どうしても買いたかった』と嬉しいお言葉を頂戴しました。エポカドーロ産駒の牝馬としては、とても高く評価していただいたと思っています」と、せり当日のことを思いだす。

 「育成も任せていただいたのですが、馬体重が落ちることもなく、逞しく成長してくれました。当時から力強くタフな走りをしていましたね」と、育成時代から能力の片鱗を見せていたことを明かす。

 「レースをするごとに成長しており、我々の想像以上の結果を出してくれています。このまま怪我なく進み、大晦日に最高のレースをしてくれることを願っています」とココキュンキュンにエールを送る小林泰子さん。2025年を締めくくる重賞・東京2歳優駿牝馬で、兵庫所属馬が2歳女王の称号を手に入れることができるか注目だ。