重賞ウィナーレポート

2025年12月20日 ターコイズS G3

2025年12月20日 中山競馬場 曇 良 芝 1600m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:ドロップオブライト

プロフィール

生年月日
2019年03月14日 06歳
性別/毛色
牝/黒鹿毛
戦績
国内:29戦6勝
総収得賞金
187,851,000円
トーセンラー
母 (母父)
プレシャスドロップ  by  フレンチデピュティ(USA)
馬主
岡田 牧雄
生産者
岡田スタツド (静内)
調教師
福永 祐一
騎手
松若 風馬

 3歳以上の牝馬によるハンデ重賞「第11回ターコイズS(G3)」が12月20日、中山競馬場芝1,600m、16頭立で行われ、道中は逃げ、先行馬を見るような位置でレースを進めた松若風馬騎手騎乗の5番人気ドロップオブライトが最後の直線で早めに先頭に立って、後続の追撃を封じ込めた。通算成績29戦6勝2着4回3着3回。

 管理する福永祐一調教師のJRA重賞勝利は2025年京王杯2歳S(G2)(優勝馬ダイヤモンドノット)に続くもので2025年2勝目、通算4勝目。松若風馬騎手にとっては2025年小倉記念(G3)(優勝馬イングランドアイズ)に続くもので2025年2勝目、通算13勝目。生産者岡田スタッドにとっては2025年シリウスS(G3)(優勝馬ホウオウルーレット)に続くもので2025年3勝目、通算38勝目のJRAタイトルとなった。

 岡田スタッドは1984年に法人化された総合牧場。本場のある新ひだか町静内ほか、日高町やえりも町など7つの牧場で、生産から育成まで一貫して管理している。この日、同スタッド代表で、またドロップオブライトのオーナーでもある岡田牧雄氏は牧場テレビで応援していたという。

 「当日発表された馬体重は、12kg減でした。テレビの画面越しではありますが、ここ数戦はずっとプラス体重での出走でしたので、細いというよりもすっきりしたなという印象でした。京成杯オータムH(G3)のレース内容からも、これなら好勝負になると、思いました」と話してくれた。

 そんなドロップオブライトは、牧場時代から〝優等生〟だったそうだ。「広大なえりも分場での中期育成時代、他の馬より俊敏で、反応も素早く、人間が近づく気配にも真っ先にも気が付く鋭い観察力も持っていましたので、私なりに期待していた1頭でした」と振り返ってくれた。

 母プレシャスドロップも、岡田スタッドの生産馬だ。2歳秋に芝1,200mの新馬戦に勝っている。「もとはと言えば、社台ファームが導入し、ダイワメジャーやダイワスカーレットなどを送り出したスカーレツトインクの血を引く繁殖牝馬です。ドロップオブライトの曾祖母にあたるカーペディエムは、当牧場の生産馬で2002年の桜花賞(G1)2着ブルーリッジリバーの半姉。ずっと大切にしているファミリーです」と話し「トーセンラーを配合したのは、長い距離にも対応しつつ、マイルChS(G1)を勝ったスピードに注目していたからです。私が代表を務めるレックススタッドと日高町のブリーダーズ・スタリオン・ステーションを行き来する国内シャトル種牡馬に繋養していたこともあって、思い入れのある種牡馬ですから、こうして活躍馬を送り出してくれた事は嬉しいです」と、2024年CBC賞(G3)に続く重賞勝利に白い歯を見せた。

 「年が明けて7歳となりましたが、馬は元気でむしろ充実期のような印象です。福永祐一調教師からは、馬の調子次第と前置きしたうえでヴィクトリアマイル(G1)への挑戦という提案をいただきました。左回りにも実績のある馬。楽しみが広がります」と満足そうに話してくれた。