2025年12月13日 中日新聞杯 G3
優勝馬:シェイクユアハート
プロフィール
- 生年月日
- 2020年03月30日 05歳
- 性別/毛色
- 牡/栗毛
- 戦績
- 国内:27戦5勝
- 総収得賞金
- 199,782,000円
- 父
- ハーツクライ
- 母 (母父)
- ルンバロッカ(IRE) by Sri Pekan(USA)
- 馬主
- 吉田 千津
- 生産者
- 社台ファーム (千歳)
- 調教師
- 宮 徹
- 騎手
- 古川 吉洋
シェイクユアハートは初の重賞勝利となった中日新聞杯(G3)まで、27戦5勝の成績を残してきた。驚くべきは重賞を制するまでの安定感であり、2着は9回、3着は5回を数える。2025年の小倉記念(G3)でも2着に入っており、総賞金は中日新聞杯(G3)のレース前で1億円を超えていた。
「ハーツクライ産駒よく見られる、肢勢面での不安があり、その辺りを考慮に入れながら調教を続けてきました」と育成時を振り返るのは、社台ファームの東礼治郎場長。そこにハーツクライ産駒特有の成長力を考慮する形で、レースを使いながら、馬を強くしていける管理ができる調教師として、白羽の矢が立ったのが、幾多の名馬に携わってきた宮徹調教師だった。
2022年10月のメイクデビュー阪神で初戦を迎えたシェイクユアハートは、2戦目となる中京競馬場の2歳未勝利で初勝利をあげる。その後はコンスタントにレースを使われていき、そして、その背には現在の主戦である古川吉洋騎手が騎乗するようになっていた。
古川吉洋騎手の2度目の騎乗となった、2023年の3歳1勝クラスを勝利したシェイクユアハートは、続く清滝特別(2勝クラス)も連勝。3勝クラスでの15戦では掲示板を外したのは僅か1回だけであり、その中には5戦続けて2着となっている。
勝ち味に遅いのも事実ではあったが、コンスタントにレースを使ってこれたのは、宮徹調教師の管理の賜物でもあり、シェイクユアハート自身も、レースを使われながら確実に力を付けていった。
2025年、3勝クラスの垂水Sを勝って、待望のオープン入りを果たすと、続く小倉記念(G3)でも2着に入着。11月のアンドロメダSでも勝馬にこそ交わされたものの、末脚を延ばして2着となり、オープンの壁どころか、重賞の壁も一気に乗り越えるところまで来ていた。
「牧場時代の印象からすると、こちらが希望していた以上の成果を、毎レースごとに出してくれるような走りには、頭が下がりました」(東礼治郎場長)
3番人気で臨んだ中日新聞杯(G3)。ホウオウプロサンゲがハナを切ったレースは、縦長ながらも1,000m通過は60秒3という、重賞としてはゆったりとしたペースになる。
シェイクユアハートは持ち前の末脚を発揮すべく、中団の外目からレースを進めていくと、最後の直線では馬場の真ん中に進路を取る。中京競馬場の長い直線を仲間に付けるかのように加速を続けると、最後は図ったかのようにゴール板を先頭で駆け抜けた。
「幼少期から期待と不安が共存していましたが、重賞を勝つまでになってくれた姿には、我々としても自信を得られました。そのレースぶりもあるのでしょうがファンの多い馬で、その後押しにも感謝しています」
シェイクユアハートの馬名の意味は「心を揺さぶる」。まさにこの勝利は、応援してきたファンの心を揺さぶったとも言える。初重賞制覇を果たしてもまだまだ5歳、次走は京都記念(G2)を予定しているが、ハーツクライ産駒らしい成長力をここでも示せれば、勝ち負けのレースも十分に見せてくれそうだ。
















