重賞ウィナーレポート

2025年11月24日 東スポ杯2歳S G2

2025年11月24日 東京競馬場 晴 良 芝 1800m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:パントルナイーフ

プロフィール

生年月日
2023年04月09日 02歳
性別/毛色
牡/黒鹿毛
戦績
国内:3戦2勝
総収得賞金
47,041,000円
キズナ
母 (母父)
アールブリュット  by  マクフィ(GB)
馬主
(有) キャロットファーム
生産者
新冠橋本牧場 (新冠)
調教師
木村 哲也
騎手
C.ルメール

 過去の勝馬にはイクイノックスはじめクロワデュノール、コントレイル、ワグネリアンなど、のちのG1勝馬がズラリと並ぶ出世レース「東スポ杯2歳S(G2)」を勝ったのはC.ルメール騎手騎乗の3番人気パントルナイーフだった。ダッシュ良くゲートを飛び出すと、レース序盤は先行グループを見るような位置でじっと我慢。勝負どころでポジションを押し上げると、最後は力強く伸びて内外離れた2着馬との追い比べを頭差抑え込んだ。通算成績は3戦2勝。

 パントルナイーフの生まれ故郷は新冠町の新冠橋本牧場。昭和23年創業という歴史ある牧場で、その歴史の中で東海S(G2)や平安S(G3)、エルムS(Jpn3)などダートグレード重賞5勝でジャパンCダート(G1)(現在のチャンピオンズC(G1))2着メイショウトウコンや京都金杯(G3)など重賞2勝のザダル、フラワーC(G3)に勝ったタイムフェアレディなどを送りだしている。現在は繁殖牝馬約40頭。橋本英之社長以下、10人ほどのスタッフで強い馬づくりに励んでいる。

 今回、東京競馬場で愛馬優勝の瞬間に立ち会うことが出来たという橋本英之社長は「新馬戦、未勝利戦はテレビ観戦でしたので、実際にパントルナイーフのレースを見たのは初めてです。シルエットには牧場時代の面影みたいなものは感じましたが、ずいぶんと立派になって、レースでも強い競馬をしてくれたなぁというのが正直な感想です」と喜びを表現した。

 「母のアールブリュットは空胎の状態でノーザンファームからお預かりさせてもらった馬ですが、JRA4勝馬。初仔のパラレルヴィジョン(父キズナ)がデビュー戦で強い勝ち方をした直後のタイミングでキズナとの配合でしたので、受胎が確認されたときはほっとしました」と笑顔を広げた。

 牧場時代のパントルナイーフは「全兄パラレルヴィジョンはノーザンファームの生産馬なので、あの馬との比較はできませんが、当牧場では離乳までお預かりさせていただきました。当時からがっしりと幅があり、キズナ産駒らしくパワフル。放牧地では元気はつらつで、気の強い母親と一緒に動き回っていた印象があります」との事。ただ、当時から背腰に疲れが出やすい体質だったそうで「大きなタイトルを獲ることが出来たのは、中期育成を担当された白老ファームイヤリングの方々と、それを受けたノーザンファーム空港牧場の方々。そしてノーザンファーム天栄、木村厩舎の方々が、しっかりとケアしていただいたおかげだと思っております。今回のレースを見て、能力の高さを感じましたので、無事に大きな舞台へと進んで欲しいと思います」とエールを送っている。