重賞ウィナーレポート

2025年07月13日 七夕賞 G3

2025年07月13日 福島競馬場 晴 良 芝 2000m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:コスモフリーゲン

プロフィール

生年月日
2020年03月31日 05歳
性別/毛色
牡/栗毛
戦績
国内:9戦5勝
総収得賞金
113,185,000円
スクリーンヒーロー
母 (母父)
フライングメリッサ  by  ダンスインザダーク
馬主
(有) ビッグレッドファーム
生産者
ビッグレッドファーム (新冠)
調教師
畠山 吉宏
騎手
柴田 大知

 サマー2000シリーズ第2戦「第61回七夕賞(G3)」が7月13日、福島競馬場芝2,000mで行われ、好スタートから積極的にレースを引っ張った柴田大知騎手騎乗の2番人気コスモフリーゲンが最後まで脚色衰えることなく後続馬を封じ込め、重賞初挑戦で初勝利。通算成績を9戦5勝2着2回3着1回とした。管理した畠山吉宏調教師の重賞勝利は2023年のスワンS (G2)(優勝馬ウイングレイテスト)以来のJRA重賞勝利で通算11勝目。手綱を取った柴田大知騎手にとっては20年ターコイズS(G3) (優勝馬スマイルカナ)以来のJRA重賞勝利で通算16勝目となった。

 コスモフリーゲンは新冠町のビッグレッドファーム生産馬。ここは1982年創業の総合牧場で現在は北海道と茨城県に計7つの牧場を構え、年間の生産頭数は約80頭。過去にはオークス馬ユーバーレーベンや天皇賞馬マイネルキッツ、最優秀障害馬のマイネルグロンなどを送りだしており、生産馬のJRA重賞勝利は今春の日経賞(G2)(優勝馬マイネルエンペラー)に続くもので通算40勝となった。

 レースを終えて開口一番に蛯名聡ゼネラルマネージャーは「長い休み明けからの復帰初戦が強い馬相手に頑張ってくれましたし、前走のサンシャインSも内容が良かったとはいえ、道中で手が動きながらも、最後まで本当によく頑張ってくれたと思います。高い能力を認められながらも、決して順調に来ていた馬ではありませんでしたので、本当に頭が下がります」と愛馬を称えた。

 「(アイビーSに勝って、プリンシパルS2着) マイネルラフレシアの半弟という血統ですから生まれたときから期待の大きな馬でした」。加えてデビュー直前には半兄マイネルニコラスが新馬戦に勝利するなど期待は膨らんだが、2歳の春頃からDDSP(軟口蓋背方変位)の症状を見せ始め、夏に手術。デビューは3歳3月にずれ込んだものの、出走経験馬相手に自分のリズムを崩さずに堂々と初勝利を記録している。「何とかなるだろうと思っていましたけれども、無事にデビューできた事にまずはほっとし、その初戦で勝利してくれたことで改めて高い能力を確信できました。嬉しかったです」。

 しかし、今度は蹄不安を発症。約9か月の休養を余儀なくされる。「休んでいる間はスタッフ全員が1戦1戦を大切にしていかなければならない馬だという思いを共有しながらの調整でしたが、この馬を信じて本当によく頑張ってくれました」。そうした思いに応えるように休み明け、格上げ初戦を楽勝し、続く2勝クラス平場戦も快勝。デビューからの連勝を「3」としたが、昨年5月、再び脚部不安に襲われ、今度は11か月を棒に振る事となった。

 「この馬に関しては、とにかく無事でいてくれることが1番。七夕賞(G3)は勝っても不思議ないとは思っていましたが実際に勝ってくれて『よくぞ、ここまで』という思いの方が強かったかもしれません。このあとも無事であることが1番ですが、もう1クラス、2クラス上のレースを目指して欲しいと思いますし、目指せる馬だと思います」と期待に胸を膨らませ「同じスクリーンヒーロー産駒で、長く頑張ってくれたマイネルウィルトスが亡くなってしまいましたので、あの馬がやり残した分まで」と言葉を選びながら〝思い〟を口にした。