重賞ウィナーレポート

2025年03月02日 中山記念 G2

2025年03月02日 中山競馬場 晴 良 芝 1800m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:シックスペンス

プロフィール

生年月日
2021年04月17日 04歳
性別/毛色
牡/鹿毛
戦績
国内:6戦5勝
総収得賞金
209,001,000円
キズナ
母 (母父)
フィンレイズラッキーチャーム(USA)  by  Twirling Candy(USA)
馬主
(有) キャロットファーム
生産者
ノーザンファーム (安平)
調教師
国枝 栄
騎手
C.ルメール

 タイムトライアルではない競馬だが、それでもスピードは能力を測るには絶対的な要素となる。G2で3勝目となる中山記念(G2)を、中山競馬場1,800mのコースレコードで制したシックスペンス。毎日王冠(G2)以来、約5か月ぶりとなるレースとなる中山記念(G2)ながらも、スピードと能力の違いをまざまざと見せつけた。

 シックスペンスを調教主任の立場から見てきた、ノーザンファーム早来の横手裕二氏は、管理をする国枝栄調教師とレース前から頻繁に連絡を取り合ってきた。

 「先生とはレース1週前にも電話をする機会があったのですが、その時は馬体にかなり余裕が残っていると話していました。追切後も先生からは『まだ、気持ち余裕がある』とコメントしていましたが、本番ではプラス10kgでの出走となっていただけに、力を出し切れる状態に戻してくれたのだなと思いました」(横手裕二調教主任)

 毎日王冠(G2)を制した後、予定されていたマイルChS(G1)を右前脚の爪の不安で回避。2月4日にノーザンファーム天栄から戻ってきた後も、脚元を考えた坂路を中心とした調整となったものの、最終追い切りをきっかけとしたかのように、コンディションを上げていく。

 「中間を任されたノーザンファーム天栄のスタッフも、しっかりとケアに務めてくれたことが、この結果に繋がったと思います。その意味でも天栄と厩舎が一体となった成果が、中山記念(G2)の走りに現れたのでしょう」

 最内枠からスムーズなスタートを切ったシックスペンスは、先行勢を前に行かせて、道中は最内から中団を追走。残り1ハロンでは先に抜け出したエコロヴァルツを捉えにかかり、最後はハナ差だけきっちりと交わしてみせた。

 「道中はいい感じで走れていると見ていました。勝ち負けはともかくとして、ゴールまでいいレースができそうだと思っていましたが、直線に入ってからは強いレースを見せてくれました」

 しかも、勝ち時計の1分44秒8と共に掲示されたのは「レコード」の文字。この瞬間から中山競馬場の芝1,800mを最も速く走ったのは、シックスペンスとなった。

 これで6戦5勝かつ、重賞は3勝。次に挑むのは日本ダービー(G1)以来のG1の舞台となる大阪杯(G1)となる。

 「スピードの絶対値が高いことも示せただけでなく、距離も芝の中距離がベストパフォーマンスを残せる条件ではないかと思います。まずは無事に本番を迎えるだけですが、一度このレースを使えたことで、更に状態は上がってくるだけに、G1でも好勝負が期待できそうです」

 全5勝の内、これで右回りは4勝。大阪杯(G1)は初の関西遠征となるが、大阪杯(G1)は同じ右回りの阪神競馬場での開催だけに、ここでもスピードの違いで、ゴール前では他馬を置き去りにしていきそうだ。