重賞ウィナーレポート

2025年01月26日 AJCC G2

2025年01月26日 中山競馬場 晴 良 芝 2200m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:ダノンデサイル

プロフィール

生年月日
2021年04月06日 04歳
性別/毛色
牡/栗毛
戦績
国内:8戦4勝
総収得賞金
575,774,000円
エピファネイア
母 (母父)
トップデサイル(USA)  by  Congrats(USA)
馬主
(株) ダノックス
生産者
社台ファーム (千歳)
調教師
安田 翔伍
騎手
戸崎 圭太

 2024年の日本ダービー馬が、2025年のアメリカジョッキークラブC(G2)で復活を果たした。ちなみに日本ダービー馬のアメリカジョッキークラブC(G2)制覇は、1999年のスペシャルウィーク以来、26年ぶりとなる。

 「有馬記念(G1)の出走後は在厩のまま、このレースを目指してきました。外厩での管理が多くなった近年では異例のローテとなりましたが、厩舎陣営にかかるプレッシャーは相当なものだったと思います」と社台ファームの東礼治郎場長。ダノンデサイルは前々走の菊花賞(G1)から有馬記念(G1)までは、山元トレーニングセンターで管理をされてきた。その有馬記念(G1)から約一か月後のレースとなるアメリカジョッキークラブC(G2)では、管理をする安田翔伍調教師からの進言もあり、厩舎での管理を選択した。

 「このローテションを選択したのは安田翔伍氏ご自身でしたが、傍から見ているよりも、むしろチャレンジという意味もあったのか、前向きな気持ちでレースに向けての調整を行っていたように思えました」(東礼治郎場長)

 有馬記念(G1)からは中4週と、間隔を詰めてのレースは2歳時以来となったが、ファンは昨年の3歳王者を1番人気に支持していく。そのレース内容もまさに力で他馬をねじ伏せたような内容だった。ハナを切っていった有馬記念(G1)とは一変して、道中は中団からレースを進めていくと、最後は図ったかのように先に抜け出したマテンロウレオとコスモキュランダを交わし切っての勝利をあげる。

 「いい雰囲気でレースに臨んでいましたが、それにしても強いレースでした。今後の活躍が更に楽しみになるレースともなりました」

 レース後、陣営からは4月5日に行われる、ドバイ国際競走への参戦が発表。ダノンデサイルはドバイシーマクラシック(G1)への出走を表明しており、3月24日に行われた国内での最終追い切りでも、好気配を見せていた。

 日本ダービー馬がドバイシーマクラシック(G1)を制するとなれば、2022年のシャフリヤール以来、2頭目の快挙ともなる。世界にその名を轟かせるべく、ダノンデサイルはドバイへと旅立つ。