2024年03月31日 大阪杯 G1
優勝馬:ベラジオオペラ
プロフィール
- 生年月日
- 2020年04月07日 04歳
- 性別/毛色
- 牡/鹿毛
- 戦績
- 国内:8戦5勝
- 総収得賞金
- 445,468,000円
- 父
- ロードカナロア
- 母 (母父)
- エアルーティーン by ハービンジャー(GB)
- 馬主
- 林田 祥来
- 生産者
- 社台ファーム (千歳)
- 調教師
- 上村 洋行
- 騎手
- 横山 和生
3歳秋から始まる古馬との混合戦。結果によって、世代間のレベル差が話題となるが、その中で、3歳秋のチャレンジC(G3)で古馬を打ち破っていたのがベラジオオペラだった。
4歳初戦となる京都記念(G2)では、勝ったプラダリアとのマッチレースの結果、2着に敗れたものの、大阪杯(G1)に向けての前哨戦としては、内容のあるレースとなった。だが、ベラジオオペラ陣営は目標とするレースに向けて、更に万全を喫していく。当初は水曜日に予定されていた追い切りを、雨による馬場状態の悪化を見越して翌日の木曜日へと変更。管理をする上村調教師自らが騎乗して感覚を確かめた。
「上村先生の采配だけでなく、出走馬や馬場も考慮した上での、横山和生騎手の完璧なリード。そして林田(祥来)オーナーといった関係者の皆さんのベラジオオペラに対する信頼も含めて、全てが完璧でした」と語るのは社台ファームの近藤哲也調教厩舎長。それまでは中団に待機しながら、終いの切れを生かすレースをしてきたべラジオオペラであったが、大阪杯(G1)では好スタートを決めると、2番手でレースを進めていく。
1,000m通過も60秒2というゆったりとした流れとなった中、後方勢も詰め寄ってきた第4コーナーでは一気に馬群が凝縮していく。最後の直線で逃げていたスタニングローズが先頭に立つも、ベラジオオペラはそれを目標とするかのように追撃を開始。残り1ハロンで先頭に躍り出ると、外から迫ってきたローシャムパークをクビ差競り落とした場所がゴールとなった。
「デビュー前に上村調教師から、『この馬は古馬になってから更に強くなる』と言われていました。3歳からの活躍も嬉しかったですが、年齢を重ねて更に強くなってくれるのだろうと期待も膨らんでいただけに、それを証明するかのような勝利となりました」と近藤厩舎長。レース後はベラジオオペラの林田オーナーや、ベラジオコーポレーション株式会社の森川幸平代表取締役と喜びを分かちあったという。
「本当に嬉しかったですし、感動的なレースともなりました。ベラジオオペラには今後も4歳世代を引っ張っていくような活躍で、競馬を大いに盛り上げてもらいたいです」