重賞ウィナーレポート

2024年03月17日 阪神大賞典 G2

2024年03月17日 阪神競馬場 曇 稍重 芝 3000m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:テーオーロイヤル

プロフィール

生年月日
2018年03月06日 06歳
性別/毛色
牡/鹿毛
戦績
国内:17戦7勝
総収得賞金
518,266,000円
リオンディーズ
母 (母父)
メイショウオウヒ  by  マンハッタンカフェ
馬主
小笹 公也
生産者
三嶋牧場 (浦河)
調教師
岡田 稲男
騎手
菱田 裕二

 天皇賞(春)(G1)の前哨戦、第72回阪神大賞典(G2)は3月17日、阪神競馬場芝3000m(稍重)15頭立てで行われた。優勝馬は6歳牡馬テーオーロイヤル(父リオンディーズ母メイショウオウヒ)。生産者は浦河町の三嶋牧場。単勝3.3倍の2番人気に支持されたテーオーロイヤルは、道中好位3番手をすすみ、2周目の最終コーナーでは他馬がみな手綱をしごく中、ただ1頭馬なりのまま残り300mで先頭に立つと、あとは雨に湿ったぬかるんだ馬場を独走し、唯一34秒台の末脚で5馬身差の圧勝。前走のダイヤモンドS(G3)に続く重賞勝利で通算成績は17戦7勝2着1回3着2回。

 同馬はこれで3000m以上の重賞レースでは5戦3勝2着1回3着1回。すべて3着以内と長距離王者の地位を着実に固めつつあり、ついに天皇賞(春)(G1)の盾に王手をかけた。コンビを組んだ菱田裕二騎手は通算7回目の重賞勝利で、テーオーロイヤルのキャリア全7勝はすべて同騎手によるもの。同馬を管理する栗東所属の岡田稲男調教師にとっては、今年2勝目、通算8勝目の重賞タイトルとなった。

 同馬の生まれ故郷は浦河町の三嶋牧場。昨年のブリーダーズランキングは総合(JRA+NAR)6位。6年連続ベストテン入りを果たしている牧場で、この勝利で24年も重賞3勝目となった。

 同牧場の三嶋牧場の三嶋健一郎氏は「当日は私が阪神競馬場に行って応援していました。前回は飛節の骨折という大怪我から明けて2戦目のレースでしたので、期待よりも無事に走ってくれればという気持ちで観ていました。今回は嬉しいことにうちの牧場の生産馬を3頭(4歳牝馬ゴールデンスナップ、5歳牡馬メイショウブレゲ)出走させることができました。重賞競走に3頭も生産馬を出走させるなんて、生産者冥利につきますね」と笑顔を広げ「前走は少し冷や冷やしながらでしたが、今回はこの馬の得意の渋った馬場でしたし、菱田騎手も前走以上に自信をもってレースを進めてくれたように見えましたので、安心して観ることができました。4コーナーを回って、後ろの馬たちとの差がどんどん離れていくのを観て、よくあの大怪我を乗り越えてここまで強くなったものだなあと、感慨深いものがこみあげてきました」と感想を述べた。

 牧場時代のテーオーロイヤルは「半兄のメイショウハリオと比べると、こちらは幼少時の頃から、体つきはすでにステイヤー向きといった感じでしたが、“用心深い”タイプのところはハリオと同じでした。牧場でも、まさか兄弟揃ってこんなに活躍するとは思ってもいませんでした」とニコリ。

 そして、次走はいよいよ大目標となる春の天皇賞。「G1となるとメンバーも強くなってくるし、ある程度の運を必要だと思いますが、生産者にとっては夢のタイトル。テーオーロイヤルは、うちの牧場で考えて長距離を意識した配合の馬ですから、なおさら頑張って欲しい気持が強いですね」とエールを送り、「4月の京都競馬場行きは楽しみですね。しかし最近はインバウンド客の旅行先として京都は異常なほど人気が高く、ホテル料金も値上がって予約するのも大変だと聞いています。飛行機の席も宿もしっかりと抑えておかないといけませんね」と笑わせてくれた。