重賞ウィナーレポート

2024年02月17日 ダイヤモンドS G3

2024年02月17日 東京競馬場 曇 良 芝 3400m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:テーオーロイヤル

プロフィール

生年月日
2018年03月06日 06歳
性別/毛色
牡/鹿毛
戦績
国内:16戦6勝
総収得賞金
518,266,000円
リオンディーズ
母 (母父)
メイショウオウヒ  by  マンハッタンカフェ
馬主
小笹 公也
生産者
三嶋牧場 (浦河)
調教師
岡田 稲男
騎手
菱田 裕二

 2024年2月17日、JRAでは2番目に距離の長い芝の平地重賞競走、第74回ダイヤモンドステークス(G3)は東京競馬場芝3400m(良)10頭立てで行われた。優勝馬は6歳牡馬テーオーロイヤル(父リオンディーズ、母メイショウオウヒ)。生産者は浦河町の三嶋牧場。単勝3.1倍のテーオーロイヤルは、2番人気に支持され、最後の直線では前を進む1番人気馬に馬体を併せにいってクビ差せり落としてみごと優勝。2022年に次いでダイヤモンドステークス(G3)2勝目を遂げた。手綱を取ったのは菱田裕二騎手で、テーオーロイヤルのキャリア全6勝はすべて同騎手によるもの。管理するのは栗東所属の岡田稲男調教師。同馬の1歳上の兄で、昨年には帝王賞(Jpn1)を連覇したダート王者メイショウハリオ(父パイロ)も岡田厩舎に所属する。

 同馬は2021年4月、阪神競馬場芝2400m未勝利戦において4戦目で初勝利を遂げ、青葉賞(G2)4着。春のクラシック戦線に乗ることなく5か月の休養を経て、3歳秋には芝2200mの1勝クラス平場戦、2勝クラスの兵庫特別(芝2400m)、3勝クラスの尼崎ステークス(芝2400m)と破竹の3連勝を遂げている。その勢いのままダイヤモンドステークス(G3)に向かい、4連勝で重賞初制覇を達成した。その後、天皇賞(春)(G1)ではタイトルホルダーに8馬身差の3着と敗れ、やや低迷する時期もあったが、昨年暮れのステイヤーズステークス(G2)2着で復活。ここダイヤモンドステークス(G3)に臨み2年ぶりに勝利した。

 生産牧場の三嶋牧場の三嶋健一郎氏はテーオーロイヤルの勝利についてこう語った。

 「当日は私が東京競馬場に行って応援していました。馬は飛節の骨折という大怪我から復帰しての3戦目、今年2戦目という舞台でしたので、期待よりも無事に走ってくれれば良いという気持ちでした。パドックでは馬体も見栄え良く、体重もしっかり増えていたのですが、トップハンデというのはやはり気になりました」とレース前の心境を明かしてくれた。

 「この馬のことを熟知している菱田騎手の好騎乗もあって、久しぶりの勝利を重賞という舞台で飾ってくれました。ジョッキーはじめ、厩舎関係者の方々に感謝はもちろんですが、今回は馬もほめてあげたいと思います。予定している阪神大賞典(G2)も私が行くつもりです。もちろん大目標は天皇賞(春)(G1)です。牧場にとっても、自分にとっても、4歳以上の馬にとっては夢の舞台です」と目標を明らかにしてくれた。

 「レース後も順調だと聞いています。実は母馬メイショウオウヒにリオンディーズをかけようと考えたのは私自身です。メイショウオウヒの父マンハッタンカフェ(父サンデーサイレンス)の牝馬にキングカメハメハ系を配合するのは実はうちではよくやります。もちろん長距離馬を意識した配合です。私の好みでもあります」とそっと耳打ち。「兄メイショウハリオとの比較を聞かれます。幼少時の体つきはまったく別でした。ダート向きとステイヤー向きといった感じですかね。ただ二頭の性格はよく似ていました。“用心深い”タイプ。で、ときに大胆なところを見せる”というものでした」と教えてくれた。

 祖母アルペンローズはキーンランド社セール取引馬。「大柄な仔を出すクリスエス産駒ながらも小ぶりな馬で、また怪我をしたのか脚にはボルトが埋められていました。初仔のトレースイスラは小さな馬だったので。売らずに自家所有馬としましたが、初仔で小柄な牝馬(トレースイスラ)以外はすべて松本オーナーの所有馬で、メイショウオウヒは船橋競馬のダートで3勝し、その2番仔がメイショウハリオで、3番仔がテーオーロイヤルです。テーオーロイヤルが産まれたとき、兄のメイショウハリオはまだ放牧場で草を食べ遊んでいました。あの兄弟が揃ってこんなに活躍してくれるとは嬉しい。生産者冥利に尽きます」と喜びを表現してくれた。