重賞ウィナーレポート

2024年01月14日 京成杯 G3

2024年01月14日 中山競馬場 晴 良 芝 2000m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:ダノンデサイル

プロフィール

生年月日
2021年04月06日 03歳
性別/毛色
牡/栗毛
戦績
国内:4戦2勝
総収得賞金
382,000,000円
エピファネイア
母 (母父)
トップデサイル(USA)  by  Congrats(USA)
馬主
(株) ダノックス
生産者
社台ファーム (千歳)
調教師
安田 翔伍
騎手
横山 典弘

 京成杯(G3)の勝ち馬となったダノンデサイルは、父エピファネイア、母トップデサイル(母の父Congrats)の産駒となる。

 母トップデサイルは2014年のアルシバイアディズS(G1)、そして、BCジュヴェナイルフィリーズ(G1)で共に2着の成績を残している。母の4番仔となるダノンデサイルは、2022年のセレクトセール1歳セッションに上場されており、1億4,850万円で(株)ダノックスが落札した。

 「本馬と基礎馴致からの付き合いになりますが、キャンター調教を開始した直後から、同世代の育成馬の中でも運動センスの高さはひと際目につきました」とは社台ファームの後藤夕輝調教厩舎長。ダノンデサイルはこの頃から抜群と言える脚力に強さを有しており、設定した調教タイムを常に簡単にクリアしていく。また勝負根性にも秀でており、併せ馬ではまず負けることがなかった。

 デビュー初戦となった昨年10月のメイクデビュー東京では敗れはしたものの、10月に京都競馬場で行われた2歳未勝利戦を勝利。続くR-NIKKEI杯京都2歳S(G3)は初めての重賞挑戦ながらも、勝ったシンエンペラーとは0秒1差の4着に入着してみせる。

 京成杯(G3)は大外の8枠14番からの出走となったが、デビューから手綱を取ってきた鞍上の横山典弘騎手は、巧みにポジションを上げていくと、好位の5番手をキープ。最後の直線では馬場の真ん中に進路を取ると、図ったかのように見事な差し切りを見せた。

 「安田(翔伍)厩舎の皆さんと、横山(典)騎手の教育でレースにおける礼儀作法を叩きこまれた成果がここで現れてくれました。1戦ごとの進化が頼もしく、さらに成長が伴えばどこまで強くなるのか楽しみは尽きません」(後藤厩舎長)

 半弟(トップデサイルの22(牡、父イスラボニータ)も2023年のセレクトセール1歳セッションの取引馬(2,750万円)であり、1歳馬(トップデサイルの23、牡、父モーリス)と重賞馬となった兄に続く活躍も期待される。また、母トップデサイルはホットロッドチャーリーの産駒を受胎しており、4月に出産を予定している。

 今後は皐月賞(G1)に出走を予定。55歳10か月23日での重賞勝利となった横山典弘騎手は、これで自身の持つJRA重賞最年長勝利記録を更新したが、その向こうにはクラシック制覇も見えてきている。

 その横山騎手とは対照的に、若くして厩舎を任せられた後藤厩舎長にとってこの重賞勝利は、自分たちが行ってきた管理に関して、自信を深められたに違いない。そして、ダノンデサイルの活躍が、今後も更なる自信だけでなく、喜びももたらしてくれるのだろう。